海外Webデザインに学べ!これからのトレンドデザイン
今や、PCやスマホでインターネットに接続しない日はないと言ってもいいほど、毎日Web上で色々なサイトを閲覧し、多様なサービスを使っていますよね。そんなWebサイトに欠かせないのがデザイン。Web制作における技術の進歩により、他のサイトやサービスと差別化を図るべく、デザイナーの需要が急速に高まりつつあります。
そんなWebサイトの思考を海外サイトから学んでいきたいと思います。
これまでのWebデザインの遍歴
イギリスの計算機科学者のティム・バーナーズ=リー氏が1991年8月6日に、世界で最初のWebサイトを公開してから約27年。
目まぐるしいスピードで進化しているWebサイトの移り変わりですが、90年代はCGIが誕生し掲示板やチャット、ブログなどが実用化。これがSNSの根源とも言えるでしょう。Flashを使った動きがあるサイトや、スマホが普及してからはレスポンシブサイトの需要が高まり、マイクロソフト社が作り出したモダンUI。それがベースとも言えるシンプルなフラットデザインが流行となり、最近は背景に動画を流すWebサイトも多く見かけるようになりました。
その背景には、Webサイト構築における言語多様化、ネットワーク速度向上、SNSや動画配信サイトによるコミュニケーションツールの活用化などが、挙げられます。
海外デザイナーの状況
大まかなWebサイトの遍歴は、日本も海外も大きな違いはないと思いますが、昨今のWeb制作の関わるデザイナーの報酬には、大きな違いがあります。
海外のWebデザイナーは日本より高い給与水準で、特にアメリカでは地域特性にもよりますが、日本より平均年収は2倍近く高い傾向があります。それは一言にWebデザイナーといっても海外では、「Webデベロッパー」「シニアWebデベロッパー」「UIデザイナー」「UXデザイナー」など、用途に分かれた役職や階級があり、非常に高いレベルとデザイン以外のスキルや知識も要求されているためとも言えます。
日本と海外の具体的な違い
具体的なデザインの違いも確認してみましょう。
選べるフォントの種類
日本語だと、ひらがな・カタカナ・漢字を使えるフォントに限られてしまいますが、英語圏であれば、英数字のみ使えるフォントでも選ぶことができるため、選択幅が段違いとなります。
イラストより写真を多用する
日本のサイトでは、動物やキャラクター等のイラストを多用しているサイトが多いですが、海外ではイラストより写真を用いる傾向があります。
これは一概にも日本のデザインが劣っている訳ではなく、日本が世界に誇れるサブカルチャーであるアニメや漫画からの影響もあると思います。
日本サイトは文字が多い
最大級のポータルサイトであるYahooサイト1つとっても、日本サイトと海外サイトを見比べると一目瞭然です。日本サイトは文字が多く伝えたい情報やコンテンツが詰め込まれていますが、海外サイトは写真が大きく字が少なく、コンテンツ移動は上部のナビにまとまっています。
文化と考え方の違い
日本は「安心」「安全」を第一に考えリスクを避ける傾向があります。そのため、Webサイトにおいても、大きなチャレンジがなく、既存サイトを参考にして、マニュアル通りのデザイン等、保守的なデザインになる傾向があります。
Googleの検索サイトは、検索枠と上にちょっとしたバナー画像のみの、Theシンプルといったサイトですよね。こういう考えを実現できるかどうかの差があると思います。
海外Webデザインに学ぶ、今後のトレンド
2018年のトレンドを、いくつか紹介したいと思います。
・ファーストビュー等にグラデーションを用いる色鮮やかなデザイン
・70年代・80年代テイストを取り入れたレトロデザイン
・文字と画像・写真をズラして配置するレイアウト
・画面を複数に分割して、別々のコンテンツを表示するレイアウト
・インパクトが強いフォントを用いた、見せる文字デザイン
・サイト読込中のローディングアニメーションの活用
・シンプルでスッキリしたミニマルデザイン
・PCよりモバイルファーストを意識したデザイン
昔に流行ったレイアウトが、一周回って再度トレンドになったり、PCよりモバイルの表現を重要と考えたり、昔と今を上手く統合したレイアウトなど、アイデアが生まれてきています。
枠に囚われず新しい発想を取り入れて、マンネリ化のWebサイトを一新するのも悪くないですよね。
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