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アメリカAmazonでプライム会員料金が値上げ。日本でも実施が懸念

 

 

ネット通販大手のAmazonは、有料会員サービスであるアマゾンプライムの月額料金を値上げしました。値上げを実施したのはアメリカでのサービスのみで、日本での実施は未定です。日本のAmazonでは配送料金の改定がされたばかり。近い将来、日本でも同様の値上げがされれば、既存会員にとって懐事情に影響を与えそうです。

 

 

アメリカのAmazonはプライム会員の月額料金を20%値上げ

 

Amazonは2018年1月、アメリカ向けのサービスにおいてプライム会員の月額料金を改定しました。改定前の月額料金は10.99ドルでした。改定後は12.99ドルとなり、およそ20%の値上げです。学割料金も月額5.49ドルから6.49ドルと18%近い値上げとなり、学生にとって出費のかさむ料金改定といえそうです。

今回のプライム会員の料金改定は月額支払いのみで、年間払いの改定はありません。年間払いは99ドルで、学生は49ドルです。プライム会員の料金を支払うのであれば、月額払いよりも年間払いを選択するほうがこれまで以上に安上がりとなります。

Amazonプライムは、さまざまな特典を利用できる有料の会員サービスです。主な特典には、購入商品の通常配送が無料となるのに加えて追加料金で通常配送より早い配達を受けられるほか、Amazonで配信している映画や音楽コンテンツの無料視聴、写真を保存できるオンラインストレージの利用、電子書籍やマンガを制限なしで閲覧できるなどがあります。2018年4月に会員数は全世界で1億人に達しています。

参考:Amazonプライムについて

 

料金値上げの狙いは安定収益の確保か

 

アメリカにおけるプライム会員の月額料金値上げの理由は明確にされていません。

値上げの理由として、月額支払いよりも年額での支払いを促すことで安定した収益を確保したい狙いがあると考えられます。利用者にとって月額料金を選択すれば、会員特典を受けたいときだけ料金を支払えばよいため、短期的な利用には好都合です。しかし、Amazonにとっては月額で支払う会員が多いと収益が不安定です。できることなら年間で徴収して、安定した収益が得られるほうが望ましいでしょう。安定した収益を確保できれば、サービス向上のための投資がしやすくなり、経営戦略に好都合といえます。

会員向けコンテンツの充実や新たなサービス展開には莫大な資金が必要です。他社と競合する上でも、まとまった料金を徴収して顧客満足度を高めたい経営戦略があると考えれば、今回の会員料金値上げの意図が見えてきます。

 

 

気がかりは日本のアマゾンへの波及

 

Amazonプライムの料金値上げはアメリカ向けのサービスのみで、日本のサービスでは今のところ値上げの実施はなく、従来通りのままです。2018年5月現在、日本でのAmazonプライムの利用料金は月額400円、年額が3,900円です。学生は月額200円、年間1,900円です。

日本でもプライム会員の料金改定をするかは不明ですが、アメリカで実施した以上、他の国でもいずれ値上げに踏み切るのではないかという懸念はぬぐえません。

国内では人手不足による人件費確保や物流コストの上昇などを理由に、一部の食料品や雑貨の値上げが相次いでいます。日本のAmazonも、2018年4月に配送料金の改定を実施しました。これまで購入金額が2,000円未満の場合、一律350円の配送料がかかりました。改定後は、本州・四国向けは400円、北海道・九州・沖縄向けは440円に配送料が値上げされたのです。プライム会員は配送料無料の特典があるため影響はないものの、配送料値上げの実施はどことなく他人事に感じないところがあります。

日本でのAmazonプライムは料金据え置きのまま提供してくれることを願うばかりです。

 

 

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