Amazon AlexaのスキルとGoogle Homeどちらが使えるAIか

AmazonのAIアシスタントを搭載した、AmazonEchoがとうとう一般への販売が開始されました。
日本ではAppleHomePodはまだ発売されていませんので、AIアシスタント搭載のスピーカーはAmazonのEchoとGoogleのGoogleHomeの一騎打ちという状態です。CMでもAmazonとGoogleが火花を散らしていて、一般消費者としてはどちらを購入するべきが悩んでしまいますね。

AmazonEchoとGoogleHomeは一体どちらが優れたAIアシスタントだと言えるのでしょうか。
HomePodが日本に上陸すると一気に勢力図が変わるかもしれませんが、現時点でどちらが優れているかくらべて見たいと思います。

日本語認識力はGoogleの勝ち

日本語の認識能力ではやはり、日本語対応のAIアシスタント歴の長いGoogleに一日の長があるという意見が多いようです。

AIアシスタントを起動するための「ウェイクワード」と呼ばれるものについては、Amazonが「Alexa（アレクサ）」「Amazon（アマゾン）」「Echo（エコー）」から選択できるのに対して、GoogleHomeは「OK,Google」と「ねぇ、Google」のどちらかとなります。
ウェイクワードは１ワード（単語）起動OKのAmazonに対して、２ワード必要なのGoogleの方が面倒であるという評価をする人もいる様です。
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逆にウェイクワードの認識に関してはAmazonEchoシリーズでは、マイクの精度関係なのか音楽の再生中に呼びかけると再生中の音楽に邪魔されてウェイクワードを聞き逃すことがあり、逆にGoogleHomeはその点については問題がないようです。

機能面ではどちらが有利？

AmaznoEchoに搭載されるAlexaがAIアシスタントとしてユーザに提供できる機能は「スキル」と呼ばれていて、その数はGoogleHomeの２倍以上の400を超えるスキルを持っています。

スキルの数に関して言えば、Alexaの方が有利です。しかし、Alexaのスキルを使うには、あらかじめどのスキルを使うのかを選択するという準備が必要です。

一方のGoogleアシスタントは機能の選択をする必要はありません。しかし、どんな機能があるのかを確認しにくいので、新しい機能が追加されたかどうか常に調べておかないと追加に気が付かないことも十分考えられます。

そのほか、スマートホームのコントロール機能についてはAmazonEchoもGoogleHomeも同様にもっていますが、どちらも一長一短で、どちらか一方が有利になるような大きく違いがないようです。

Alexaの次の目標は自動車でGoogleと激突？

AmazonのAlexaは、ホームスピーカーとしてはアメリカではNo.1の座を占めています。そして、リビングでの居場所を確保した次は、自動車への搭載を目指しているようです。

実際にトヨタとアメリカのフォードはAlexaを車載器に搭載することを決定しているということです。一方のGoogleはといえば、スマートフォンを自動車の車載器に接続する「AndroidAuto」を展開していますので、GoogleHomeを車で使うことは考えていないのかもしれません。

リビングで覇権を握っているAmazonAlexaが自動車の車載器の分野でGoogleを圧倒できるかについても注目されるところです。

結局のところどちらが使えるのか？

GoogleHomeとAmazonEchoですが、その評価については人によって評価が分かれるところです。
一般的に言われることは、日本語の認識能力と機能面に関してはGoogleHomeが有利たということ、それに対してAmazonEchoに搭載されるAlexaは音声認識に関してはGoogleに劣りますが、アシスタントの受け答えについてはAlexaの方が人間味があって好みだという意見もあるようです。

性能に関してはどちらも一長一短なので、結局はどちらの方が好みかが選択のポイントになるでしょう。