最近話題のAPIとは事例を用いて分かりやすく解説
最近テクノロジー系のメディアなどを中心に、「API」というワードをよく聞くようになったと感じています。
APIの公開が増加
企業によるAPIの公開が増加しているのがその背景にあるのでしょう。
先日、モバイル決済企業であるSquare株式会社が決済プラットフォームのAPIを日本でも公開すると発表しました。
当ブログでも以前に、APIをビジネスとして活用する「APIエコノミー」について、解説をしてきました。
市場規模は260兆円!?APIエコノミーでビジネスチャンスを掴もう
このように世の中に浸透してきた「API」ですが、APIとは具体的にどのようなものなのか、皆さんはご存知でしょうか?
APIに関して、いまいちわからない方もいらっしゃると思うので解説したいと思います。
APIの概要
APIを理解していくために、まずは概要を見てみましょう。
APIとはApplication Programming Interfaceの略で、プラットフォーム側の汎用性の高い機能を外部から手軽に利用できるように提供する仕組みのこと。
(引用:IDCフロンティア、APIとは )
APIを活用したサービスが増加
最近はこのAPIを活用したアプリやWebサービスが続々とリリースされているのです。
APIをもっと分かりやすく理解するために、APIを活用したサービスを例にして説明しましょう。
例えばですが、写真を共有できるスマートフォン向けアプリ「Instagram」のAPIを活用したサービスとは、Instagramの写真を共有するという機能を外部のアプリで使用できるということです。
実際にInstagramの公式APIを活用したグルメサービス「Tastime」が最近話題となっていましたので、実際に見ていただけるとさらに分かりやすいかと思います。
参考:TechCrunch Japan、Instagramで人気の飲食店を探せるグルメサービス「Tastime」、AnyPay木村氏やFablic堀井氏が出資
APIを公開するメリット
APIを活用することで、自社サービスをよりスピーディーに拡大することが可能となります。
ですが、APIを公開する側は他社にサービスを真似されてしまうのでは?公開するメリットはあるの?と思われた方もいるでしょう。
当ブログでも以前に取り上げたように、APIを公開し、それをさまざまなサービスで利用してもらうことで、既存の枠にとらわれない新たなビジネスを創出することにつながるというメリットがあるのです。
日本企業がAPI活用している割合は、世界と比較すると低いのが現状ですが、APIの活用には公開側と活用側の強烈なシナジー効果が発生するので、今後は日本でもAPIを活用したサービスは増加していくでしょう。