【GeneXus未経験者向け】GeneXus歴2ヶ月の私が感じたメリット、デメリット
こんにちは、RADサービス部の佐々木です。今回はGeneXus歴2ヶ月の私がGeneXusを使用して感じたことをご紹介したいと思います。まず始めにほんの少しだけ私のご紹介をさせて頂くと、これまで約4年間主にC#やAccessのVBAなどの言語で開発を行い、今年の5月よりキャパに入社し私のGeneXusライフがスタートしました。
なので、ここではこれまでの開発経験とGeneXusでの開発を比較しながら大きく分けてメリット、デメリットの2つの観点からお話できればと考えています。
GeneXusのメリットと感じた点
それでは最初にメリットの部分からお話したいと思います。下記に一通りまとめてみました。
開発工数の短縮
GeneXusは標準的な機能や、フォーム、データベースを自動で生成してくれるためそこにかかる開発時間を短縮することができ、バグの発生も抑えられるため開発全体の工数短縮につながります。
開発コストの削減
上記の「開発工数の短縮」でも述べたように、様々な部分で自動化が行えていることで作業時間を大幅に短縮できるため結果的には開発コストを抑えることにつながります。
仕様変更に対して柔軟に対応できる
仕様変更が発生した際、これまではデータベースのテーブル構成などを見直す必要がありましたが、GeneXusの場合トランザクションというオブジェクトの内容を変更すればその内容をもとにテーブルもフォームもGeneXusが自動で再生成してくれます。
マルチプラットフォーム対応
ジェネレーターを切り替えるだけで様々な機種や、異なるOSに対応することが可能です。
要件定義から利用できる
プロトタイプを早い段階で作成することができるため、要件定義から試作品を使いながら話を進めることができます。
データの取得が容易
これまでの開発ではSQL文をガリガリと書いていたイメージですが、GeneXusの場合「For Each」というコマンドを使えばテーブル名を指定しなくてもソースに書かれている項目属性の内容をもとに、GeneXusが自動でどのテーブルからデータを取得すべきか判断し、データの取得を行ってくれます。
データベースの接続部分を意識する必要がほとんどない
これまで接続先をソースコードに書いていたのとは違い、簡単な設定を行うだけでデータベースとの接続が行えるためほとんど接続に関して意識する必要がありません。
以上がGeneXusを使っていてこれまでの開発とは違い私が感じるメリットです。これだけ聞いてもGeneXusがいかに便利なものかがお分かり頂けたのではないでしょうか。
GeneXusのデメリットと感じた点
それではここからは逆にGeneXusで開発を行っていて不便だなと感じる部分をご紹介したいと思います。メリットと同様に下記にまとめてみました。
GeneXusに関する情報が少ない(機能の実装方法などに関する情報も含めて)
実装方法をネットなどを使って調べる際に、認知度もまだまだ低いことから圧倒的に他の言語と比べて情報量が少ないため、調べるということに作業時間をとられてしまいます。
情報が少ないから何が出来て、何が出来ないのかの線引きが難しい
上記でも述べたように情報が少ないため「出来る」、「出来ない」の判断がしづらいと実際の現場でも感じています。
日本語化されたサイトが少ない
GeneXusはウルグアイで開発された製品のため、なかなか日本語化されたサイトが少ないというのが現状です。
ビルドに時間がかかる
自動生成を行っている分ビルドにかかる時間もシステムによってはかなりかかってしまうという印象を受けます。
まとめ
以上、GeneXus歴2ヶ月の私が開発で感じたメリット、デメリットをご紹介させて頂きましたが、いかがだったでしょうか。まだまだGeneXusに関して勉強中ですが、私がこれまで行ってきた開発と比べても非常に効率の良い開発が行えていると感じています。この先さらにGeneXusというツールが開発者にとってより便利なツールとなることを願っています。この内容が少しでも読んでくださった方の参考になれば幸いです。
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