GeneXusをサーバサイドで開発する上での利点・欠点とは?
社内システムなどで
「データが多すぎる、影響範囲が広するのでDBはそのままのものを使用したい」
「だけどUIは今よりももっと使用しやすものに変更したい」
「そして工数をかけたくない」
などという悩みを抱えている方は少なからずいると思います。
そんなときにGeneXusを使用して開発を行った場合どのような利点・欠点があるのか?
今回はそんなところにスポットを当てて話をしたいと思います。
(GeneXusについてあまりわからないよ!という方は以下のリンクを参考にしてみてください)
GeneXusを使用した開発
まず、上記のような問題が発生し、GeneXusで解決しようとすると以下の方法があると考えます
・GeneXusを使用してサーバサイドを開発し、画面は別のツールや言語を使用する
なぜ画面側とサーバサイドでツールをわける必要性があるのか?
それはGeneXusを使用して画面を作成した場合、定型的なものしか用意されていなくUIにあまりこだわることができないという原因があります。
正確には「WorkWithPanel」などを使用しUIにこだわるものを作成することも可能ですが、
こだわる分だけ工数が増してしまいGeneXus本来の利点である「超高速開発」の意味が薄れてしまう可能性があります。
そのため、UIをこだわりたい、しかし工数をかけたくないという要望には、上記の開発の形を実することが需要と供給を満たせるのではないかと思います。
(あくまでも個人的見解ですが)
サーバサイドをGeneXusで開発する利点とは
では、上記の形を採用した場合の利点を挙げたいと思います。
①画面側のツールをデザインに強いものを採用することで、好きなデザインで開発を行うことが可能
→何度も説明していますが、GeneXusの欠点を補う形をとることができます。
たとえば社内システムなどで、「モチベーションにかかわることなのでデザインはかっこいいものがいい!」
という意見が出てきたときなど、この案が採用されやすいのかな?なんて思います。
②新規作成の場合には感覚的にDBを作成、実装が可能で、工数を短くできる&改修などの場合には既存DBを使用することが可能で、影響範囲のリスクを小さくすることが可能
→GeneXusの強みがそのまま利点になったような形です。
UIに強いがDB操作はあまり・・・というツールと組み合わせたら最強になるのではないでしょうか。
④画面先行開発を行うことができるので、データを用意しなくてもユーザにイメージをつかんでもらいやすい
→GeneXus単体だと少なからずデータを用意し、その状態でユーザに確認してもらうという流れになると思います。
しかし画面単体だとDBのことを気にせずに(は言い過ぎかもしれませんが)、
開発を進めることができるのでいち早くユーザにシステムの全体概要をわかりやすくつかんでいただけるのではないでしょうか。
サーバサイドをGeneXusで開発する欠点とは
では逆に、欠点を挙げていきたいと思います。
①開発時、インターフェースなどあわせる工数が余分にかかる
→GeneXusにかぎらず、複数のツールを組み合わせて開発を行う場合に発生してしまうものだと思います。
②バグが発生したときに画面とサーバ、どちら側なのかの切り分けがしにくい場合がある
→画面側と切り分けしていると、デバックを行えないこともあるかとおもいます。
バグが発生した場合「どちら側なのか?」という切り分けからはじめなければなりません。
③GeneXus単体よりもプログラミング量が増えることがある
→GeneXusは作成されるDBにあわせて画面が作成されるようなイメージのため、その分プログラミングが少なくなりそうですが
DB種類によってはコード量が増える可能性も否めません。
GeneXusをサーバサイド側で開発したときの利点・欠点を挙げてみました。
使いかたによっては無限の可能性を秘めているGeneXus、ぜひ使用を検討してみてはいかがでしょうか!
株式会社キャパでは、GeneXusを用いた超高速開発についてご相談を承っています。
短納期、予算が合わないなどお気軽にご相談ください。
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