DWG(AutoCAD)互換CADの比較、その違いとは
こんにちは。キャパの風間です。
今回はDWG互換CADについてご紹介したいと思います。
DWG(AutoCAD)互換CADとは
皆様はDWG互換CADをご存知でしょうか。
DWG互換CADとは、Autodesk社のAutoCADのデータ形式「DWG」と高い互換性を持ち、設計作業をそのまま行えるCADソフトウェアのことです。
AutoCAD互換の歴史についてはこちら
対応の製品は何があるのか
中でも、AutoCADの互換性に実績があり、カスタマイズしたプログラムやマクロも移植できる、以下の4製品はおすすめです。
Graebert社(ドイツ) の ARES(JDrafから名称変更)
Bricsys社(ベルギー)の BricsCAD
Dassult Systems社(フランス)の Draftsight
Zwsoft社(中国)のZWCAD
DWG互換CADソフトウェア -AutoCADデータと互換に優れたCAD-
実際に注目を集めており、採用している企業様も増えているようです。
体験版を入手
30日の体験版を入手して使うことができます。
(ユーザ登録が必要な場合があります)
BricsCAD
体験版
ZWCAD
体験版
ARES(旧JDraf)
体験版
IJCAD
体験版
価格
価格の参考値です。(2017/10/26時点)
BricsCAD V17 Pro
価格: 82,080円 (税込)
ZWCAD2017 Pro
価格: 102,600円(税込)
ARES Standard
価格: 51,840 円(税込)
IJCAD 2017 STD(スタンダード)
価格: 81,000(税込)
※上記は1ユーザ、スタンドアロン版、カスタマイズ可能なグレードの価格になります。
AutoCADとの機能比較
公式サイトより、それぞれ確認できます。
参考動画
BricsCAD
ZWCAD
ARES(旧JDraf)
IJCAD
所感
これらの製品は、私個人の考えとして、Autodesk製品というオリジナルに勝つ事を目的とした類似製品ではなく、あくまでDWGを扱える独自のオリジナルCADと感じました。
それぞれの製品は価格面で魅力的なことは言うまでもありませんが、さらにDWGというデファクトスタンダードな互換性を持ちつつ、独自の機能やサービスで展開されています。
私は実際にBricsCADとZWCADを動かしてみましたが、AutoCADライクで自然に操作できることや、パフォーマンス面などで差を感じることもできました。
この2製品とも、とても軽くて使いやすいCADと感じました。
Autodesk製品があまりに多機能で、価格面も比較的高めという事もあり、個人や企業様に合うことがあれば、検討することも1つの考えではないでしょうか。
検討中の皆様のご参考になれば幸いです。
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