アプリ開発の適正費用と、その根拠について可視化する

アプリを開発する際にどのくらい費用が掛かるのか、どこにどんな費用が掛かるのか、イマイチわかっていない人が適性費用をはじきだすのはとても難しいタスクです。
アプリ開発を外注する際、見積もりの内容を細かく吟味できず、開発会社の「いいなり」という方も多いのではないでしょうか。

まずはアプリ開発にかかる費用相場と、価格変動要因を一つひとつ見ていきましょう。

だいたいの価格帯をまず把握

１．依頼先で価格が変わる

２．価格変動要因はこれだけある

３．チーム体制によって価格は大きく変わる

仮にディレクター1名、プログラマー2名、エンジニア(中)1名がフル稼働した場合、人件費だけで1か月350万円前後かかります。これにアプリの内容が複雑であれば開発期間が長くなるため、より高額になっていきます。

４．アプリ内容によっても価格は変わる

５．アプリ種別で価格が上乗せされる

６．対応OSが増えると価格は高くなる

７．機能追加で価格は高くなる

アプリ開発の費用は、上記の７つの要素を組みあわせることでだいたいの金額が割り出せます。
見積もりの際は対応するチーム体制と開発期間を聞いておくと良いでしょう。

アプリの内容で適性費用を見積もる方法

では具体的にどんなアプリがどれくらい費用がかかるか見ていきましょう。

たとえば物販系サイトのアプリ化の場合、ショッピングカート周りの機能が必要となります。目安とすれば300万円からといったところが適性費用です。

資料配布やカタログ掲載を目的としたアプリでは、決済機能は不要なため100万円からが相場となります。

音声や動画、メッセージなどの機能を実装しなければならない通話やメッセージアプリの場合、企画から任せるとなると500万円を超える費用となる場合もあります。

ログイン機能や複雑なプログラムなど、開発期間と工数がかかるゲーム系アプリの開発は少なくとも500万円以上を見積もっておきましょう。

新規のデータ取得機能を実装しなくてはならないSNS位置情報系アプリ（グルメサイトなど）はさらに費用が掛かります。ゲーム系アプリと同等の費用感が妥当です。

カメラ系、地図系、位置情報系、スケジュール系、タスク系などのツール系アプリは、データの活用や実装する機能次第では高額になります。少なくとも300万円からが相場です。

適性費用、もしくは想定費用に近い見積もりを引き出すには

理想的な費用に近い見積もりを引き出すには、まず求める機能や画面イメージ、参考となるアプリを開発会社に伝えることです。その際予算も伝えておきましょう。もっと言うと画面の一覧と各画面にどんな機能があるかを資料に落とし込めればOKです。
そうすることで適性費用がいくらぐらいなのかある程度見積もることができますし、開発会社の側でも見積もりがしやすくなるからです。

まとめ

アプリ開発の適性費用とその引き出し方をご紹介してきました。
見積もりを見る際は、開発費用だけでなく、開発中にかかる費用（開発中のサーバーランニング費用、ドメイン取得費用、SSL証明書費用）なども掛かってきますので、トータルの費用と開発費用は別ものと考えておくと良いかもしれませんね。

(2018年7月24日アップデート)

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