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YouTubeの広告フォーマット True Viewとは

最近ではfacebookのタイムラインでも動画を目にすることが多くなって来ました。スマホの機能が充実し、通信スピードがアップするのに伴い、文字から静止画、静止画から動画へとより魅力的な表現方法へシフトしています。より効果的なCVを上げるためには、動画への取り組みがもはや不可欠という時代に突入して来ました。今回は動画配信の代表例であるYoutubeでの広告フォーマット「True Vie」についてまとめてみます。

 

 

動画広告の重要性が急増中

 

サイバーエージェントとデジタルインファクトの調査によると、動画広告の市場規模は2015年では506億円だったものが2017年には1093億円へと成長し、2020年には2000億円を突破すると予測されています。わずか5年で4倍の急成長ということになりますね。現在はスマホなどのモバイル端末とPCでの視聴が半々ですが、将来的にはモバイルでの利用割合が増加すると見られています。

 

動画再生に各種メディアも対応

 

世界最大の動画再生・共有プラットフォームはYoutubeですが、facebookなどのSNSやショートムービーを中心とした独自の領域でシェアを伸ばすユニークなサービスなども増えており、日常的に動画を楽しむ機会が増えて来ました。通信環境の整備や動画再生機器としてのモバイル端末の高機能化によって、以前とは全く違った映像体験ができるようになって来ました。今後、ビジネスにおけるCV戦略にとっても動画広告への取り組みは欠かせないものとなりつつあります。

 

 

True View広告の種類と特徴

 

Youtubeは2018年にそれまでの強制視聴型のインストリーム広告を廃止すると発表しました。現在Youtubeで利用できる動画広告のフォーマットとその特徴についてまとめて見ましょう。

 

1 インストリーム広告

 

Youtubeでの動画再生時において、前・途中・最後の各段階で配信されるタイプの広告フォーマットです。これまでは、30秒間以上強制的に視聴させられるタイプの広告がありましたが、これについては2018年に廃止予定です。やはり自分にとって関心の薄い広告動画を延々と見る人は少なく、途中で離脱する率が高いため広告効果が薄いことがその理由あり、今後はスキッパブル広告と呼ばるタイプの広告に統一することになりました。最初の5秒間視聴すればスキップすることができるというものです。

 

スキッパブル広告の場合、広告の課金システムは?

 

このような広告の場合、スキップされた場合には課金されません。視聴者が広告に対して何らかのアクションをとった場合か、最後まで再生された場合に限って広告料がチャージされる「CPV」を採用しています。広告主にとっては無駄な費用をかけずに済みますので費用対効果の向上が期待できます。

 

2 ディスカバリー広告

 

もう一つのフォーマットはディスカバリー広告と呼ばれているものです。Youtube内で動画検索をした場合にリストの上部に表示される広告や、Googleと提携している(ディスプレイネットワーク)外部サイトや、アプリ内で再生されるタイプの動画広告です。検索ワードに連動して関連した動画を広告として流しますので、関心を持つ視聴者のアクションが期待できるため、CVに結びつきやすいという特徴があります。

 

3 バンパー広告

 

スキッパブル広告以外にも2016年に登場したバンパー広告というものがあります。これは6秒間だけの広告でスキップすることはできません。30秒ずっと関心のない動画を見ることはできなくても、6秒間なら離脱せずに視聴する人が多いはずです。現在はサービスを停止していますが、女子高生に一時期流行ったVINEという動画配信型のSNSでも6秒間が採用されていました。6秒間と言うショートムービーにすることで、より印象的で効果的な広告を配信することができます。

 

バンパー広告の課金制度は?

 

バンパー広告ではインプレッション課金を採用しています。1000回単位で再生回数に応じて課金する仕組みで「CPM」と呼ばれます。短い時間に効果的で印象的な動画を数多く配信するこの仕組みは一般視聴者の目につきやすく、記憶に残りやすいという特徴があります。テレビの15秒CMのような役割を果たす、インターネット時代の動画広告フォーマットとして重要性が増しそうです。

 

 

CVまでの導線設計が重要

 

実際にこのような動画広告に取り組む際には、どのルートでCVを得るかの導線設計が重要となります。動画をクリックすることで目的のサイトへ導く、オーバーレイ広告(Call-to-Action)やGoogle AdWordsと連携したリマーケティングなどの手法を組み合わせるなど、コストを抑えながら効果をあげるための的確な戦略が求められます。

月間5,000万人を超える視聴者を有するYoutubeは、これからのインターネット広告に必要不可欠な存在となっています。Googleの傘下にあるYoutubeだからこそ、Google AdWordsとの連携をうまく活用することができれば最強の組み合わせと言えるでしょう。広告全体に占めるインターネット広告の割合は増加の一途であり、その中でも最もホットな分野が動画広告であると言えます。ぜひ企業のCVアップをはかるためにもチャレンジすべき分野ではないでしょうか。

 

 

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