プログラミングでやりたいことが思いつかない?そんなあなたに「競技プログラミング」
「プログラミングを勉強したのはいいけど、次にやるべきこと、やりたいことが分からない」という悩みをお持ちの方におすすめなのが、「競技プログラミング」です。
競技プログラミングでは、与えられた問題をプログラミングを用いて解決していきます。つまり、自分でやりたいことを思いつく必要がないのです。
それでいて、
・パズルを解くようにプログラミングを楽しめる
・プログラミングに慣れつつ考える力が鍛えられる
・対戦型ゲームのように世界中の人と競い合える
といった魅力があります。さらには、就職に繋がる可能性もあるのです。
そこで本記事では、競技プログラミングの概要と魅力を紹介します。
競技プログラミングとは
競技プログラミングでは、複数の問題が制限時間付きで出題される「コンテスト」において、問題を解決するためのプログラムを書く正確さとスピードを競います。
出題される問題は、例えば以下のようなものがあります。
「りんごがx個、みかんがy個あります。りんごとみかんを合わせた個数を求めてください。」
ごく簡単な例ですが、算数や数学の授業で見たことがある問題ですよね。
コンテストには、世界中の人が同時に参加します。コンテストの結果によって「レート」というスコアが与えられるため、自分の実力を目に見える形で知ることができます。
また、コンテストはレベル別で開催されます。初心者向けのコンテストもあるため、初心者でも気負うことなく参加できます。
会場に出向いて問題を解くコンテストもありますが、自宅からインターネットを通じて参加できるコンテストも開催されています。また、コンテストは1回数時間で終わるものが多く、気軽に参加しやすいです。
いきなりコンテストに参加するのが不安だったり、コンテストが開催されていない期間に問題を解きたかったりする場合は、過去問に挑戦して腕を磨くことも可能です。
競技プログラミングをおすすめする4つの理由
次に、競技プログラミングをおすすめする理由を4つ紹介します。
1.パズルを解くような楽しさ
なにより、与えられた問題をプログラミングで解決することは楽しいです。学習してきたプログラムがきちんと使えている、という嬉しさがあります。パズルを解くような充実感と爽快感もあります。
2.プログラミングに慣れ、考える力が身につく
問題に取り組み、自分で考えながらプログラミングを行うなかで、プログラミングに慣れることができます。
与えられた課題の解決策を論理的に考え、プログラムに反映する力も培われます。
3.ゲームとしても面白い
コンテストに参加していると、どんどん良い結果を残したいという気持ちが膨らんできます。そして、問題をできるだけ多く速く解くために自分を鍛え、試行錯誤するようになってくるものです。その努力の結果がレートという形で自分の成長が可視化されるため、やる気も楽しさもうなぎ登りです。
また、コンテストでは世界中の人たちと問題を解く速さを競い合うため、対戦ゲームのようにエキサイティングです。
4.就職にも繋がる
競技プログラミングのレートを元に就職活動ができるサービスが登場しています(「AtCoderJobs」)。
レートという客観的な指標で自分の実力を示すことができること、競技プログラミング参加者に価値を見出している企業が求人を出しているということから、各企業の採用担当者と説得力のあるやり取りが可能です。
楽しみながらプログラミングの実力が付き、さらに就職にも繋がるなんて、一石三鳥で素敵ですよね。
解くべき問題が与えられる競技プログラミングは、プログラミングを学んだものの、やりたいことが思いつかない人にピッタリです。
日本語で参加可能なプログラミングコンテストとしては「AtCoder」があります。プログラミング学習の次の一歩として、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
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