今更聞けない~Amazonの有料会員サービスPrimeとは?本家とはひと味違うJapan品質に迫る~
今や日本でも知らない人は珍しくなったのが、オンライン通販大手Amazon.co.jp。
米国から始まったこの会社も、今や世界中に展開し、AppleやGoogleなどと並ぶ巨大IT企業として多くの事業を行っています。
今回は、そんなAmazonの有料会員サービス「Amazon Prime」について、そのサービス内容や日本と米国の違いについてご紹介していきましょう。
【この記事では次の3つの事がわかります】
・Amazonってどんなサービスなの?
・Amazon Primeはこんなにお得
・日本と米国のPrime会員の違い
はじめに:Amazonってどんなサービスをやっているの?
本題に入る前に、まずはAmazonという会社やその提供するサービスについて、簡単におさらいしておきましょう。
Amazonがサービスを開始したのは、今から20年以上前の1995年。丁度、MicrosoftがWindows95を発売したのと同じ年です。
当時のAmazonは今のように何でも扱っている総合通販サイトではなく、書籍専門のオンライン通販サイトとなっていました。
5年後の2000年に日本に上陸した際も、当初は書籍の販売からスタートしていることから、Amazonあるいは創業者のジェフ・ベゾスにとって、書籍という商品が特別な物であったことが窺えます。
その後は皆さんご存じの通り、順次取り扱い商品を拡大。
現在では、食品から自動車までを扱う「インターネットの何でも屋さん」となっています。
Amazonの有料会員サービス「Prime」とは?
Amazonはオンライン通販サイトなので、サービスを利用するには会員登録が必要です。
この会員は大きく分けて2種類。無料で登録できる無料会員と、一定の会費を支払うことでなれるPrime会員に分かれています。
無料の会員でも通販に関わる基本的なサービスは問題なく利用出来るのですが、Prime会員には有料な分だけ特典が盛り沢山。
そのいくつかをご紹介しましょう。
Prime会員特典その1:お急ぎ便・当日お急ぎ便が無料
Amazon.co.jpでは、Amazonが自社倉庫で在庫管理を行っている商品の多くが、お急ぎ便または当日お急ぎ便に対応しています。
これは、注文した当日または翌日以降(注文から3日以内)に商品を届けてくれるサービスで、Prime会員であれば何度でも無料で利用することが可能。
逆に無料会員の場合は、このサービスを利用する為にその都度所定の手数料(数百円程度)を支払う必要があります。
離島など元々配送に時間が掛かるエリアの方は別ですが、そうでない方の場合、お急ぎ便を何度も使うならPrime会員になった方がお得になることも多いでしょう。
Prime会員特典その2:日時指定便が無料
Amazonが発送する商品の場合、一部を除いて購入時に配送日時を指定する事が可能です。
こちらも無料会員は毎回数百円の手数料を追加で支払う必要があるのですが、Prime会員なら追加料金なしで使い放題。
お急ぎ便はあまり使わなくても、日時指定便は使うという方も多いはず。
年に何度もこうしたサービスを使うということであれば、Prime会員に登録してしまうのも1つの方法でしょう。
Prime会員特典その3:Prime会員限定商品を購入出来る
Amazonが取り扱う商品の中には、Prime会員でないと購入出来ない「Prime会員限定商品」もあります。
安価な日用品などにもプライム会員限定が設定されている事があるので、上手く使えばよりお得に買い物をすることが出来るでしょう。
Prime会員特典その4:高速配送サービス「Prime Now」を利用できる
Amazonは、現在一部の配送エリア限定で、高速配送サービス「Prime Now」を展開しています。
これは、専用アプリ経由で受けたユーザーの注文を、専用配送網を利用して最短1時間以内に配送するというもの。
時間指定の場合も午前8時から深夜0時まで2時間ずつの時間帯を選べるので、朝や深夜に急に何か必要になったり、仕事柄日中に在宅できないという方には特にオススメ。
現状はPrime会員限定かつ最低注文料金の制約があるほか、最短の1時間便を使うには追加手数料が必要になりますが、取り扱い商品も幅広く何かと便利なので、対象エリアでPrime会員になっている方は是非試してみてくださいね。
Prime会員特典その5:Prime Musicを無料で利用できる
Amazonが提供するストリーミング音楽配信サービスが、「Prime Music」。
このサービスもPrime会員なら追加料金なしで使い放題になります。
Prime Musicはスマートフォン・タブレットのアプリやPCからだけでなく、Amazonのスマートスピーカー「Echo」シリーズからも簡単に利用可能。
Echoに向かって「アレクサ、〇〇を掛けて」といった具合にお願いすると、簡単にBGMを掛ける事ができます。
ただ、無料の付帯サービスということもあり、特に邦楽の曲数はライバルのSpotifyやApple Musicに劣るというのが個人的な印象。
がっつり楽しむというよりは、寝る前に環境音を流すといった使い方の方が良いかもしれませんね。
Prime会員特典その6:Prime Videoでさまざまな番組が見放題!
Prime会員特典その6は、Prime Video。
これはAmazonが行っている動画ストリーミングサービスで、Prime会員はその中の「見放題」に登録された作品を追加料金なしで何度も楽しむことが出来ます。
その5でご紹介したPrime Musicはいかにも「無料のオマケサービス」といった感じの扱いでしたが、Videoの方はビックリするほどラインナップが濃く、「これだけの為にPrime会員になっても良いのでは?」と思えるほど。
作品は現在放送中の人気アニメやドラマ、映画作品など盛り沢山。
また、Amazonオリジナルのドラマやバラエティ作品もあり、こちらも良い出来の作品が多い印象です。
通常、この手の動画配信サービスだけでも月額数百円は掛かることを考えると、Prime Videoの見放題作品特典は非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
なお、同じPrime Videoでも別途有料レンタルとなる作品もあるので、その点は注意が必要。
また、同じ作品でも時期により見放題になったり、有料になったりすることがあるので、視聴前に必ず確認しておくようにしましょう。
Prime会員特典その7:Amazon Photosが無料で使い放題
AmazonPrime会員特典その7は、Amazon Photosの無制限利用です。
最近はスマートフォンのカメラも高画質化が進み、撮影が楽しくなる反面、調子に乗って撮りすぎると内部のストレージ容量を圧迫するようになってきました。
スマートフォンでもこの状況なのですから、一眼レフを使っている方にとってストレージ容量の確保は死活問題。
でも、Prime会員の方ならそんな心配は無用です。
Amazonでは「Amazon Photos」という写真向けクラウドストレージサービスを用意しているのですが、なんとPrime会員なら追加料金なしで無制限にこのサービスを利用できてしまいます。
通常、大容量のクラウドストレージサービスを契約しようとすると、毎月数千円レベルの出費になる事も珍しくありませんから、Amazon PhotosのPrime会員特典は非常にお買い得といえるでしょう。
場合によっては、これだけの為にPrime会員になっても良いくらいです。
気になる会費は?〜米国と日本の違いはここにあり〜
ここまで日本のAmazon Prime特典についてご紹介してきましたが、Amazon発祥の地アメリカのPrime会員とは、何か違いがあるのでしょうか?
実は細かい違いこそありますが、基本的なサービス内容は日本もアメリカも大きくは変わりません。
あえて違いを挙げるとすれば、一番差があるのはその料金。
日本のAmazonPrime会員は、年額3,900円または月額400円(2019年2月時点)ですが、アメリカのPrime会員は年額119ドルまたは月額12.99ドル(2018年10月時点)で、この記事を書いている時点の為替レート(1ドル=110円)に換算すると、年額で実に9,000円もの差が出ます。
この安い価格がいつまで維持されるかはわかりませんが、少なくとも現時点では、非常にコストパフォーマンスの高いサービスと言えるでしょう。
まとめ
わずか年間4,000円弱の会費を払うだけで、さまざまな特典を受けられるAmazon Prime会員。
今回はそんなPrime会員の特典や、米国と日本の違いについてご紹介しました。
かつては年額一括払いのみだった会費の支払い方法も、現在は多少割高なものの月額制も利用できるので、好みに合わせて選ぶ事が出来ます。
もちろん、これまで利用したことがない方なら一定期間の無料体験も出来るので、気になる方はこの機会に是非試してみてくださいね。
出典
https://www.businessinsider.jp/post-178361
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