シンガポールのAI事情について
2019年6月にシンガポールで開催された、ConnecTechAsia2019に参加してきました。
今回はシンガポールのAI事情について書いていきたいと思います。
1.AIとは
人工知能(じんこうちのう(英: artificial intelligence、AI)とは、
「『計算(computation)』という概念と『コンピュータ(computer)』という道具を用いて『知能』を研究する計算機科学(computer science)の一分野」を指す語。
「言語の理解や推論、問題解決などの知的行動を人間に代わってコンピューターに行わせる技術」
または、「計算機(コンピュータ)による知的な情報処理システムの設計や実現に関する研究分野」ともされる。
引用元:wikipedia
2.AIの種類
人工知能の種類には、特化型人工知能と汎用人工知能の2つに分けられます。
特化型人工知能は、個別の領域に特化して能力を発揮する人工知能のことで、既に人間以上の能力を持つものが数多く実用化されています。
例えば、コンピュータ将棋(チェス)、Googleカー(自動運転自動車)、医療診断など、既に実用化されているものが多くあります。
汎用人工知能は異なる領域で多様で複雑な問題を解決する人工知能のことです。
この汎用人工知能は、人工知能(AI)自身による自己理解、自律的自己制御ができるもので、人間が設計した時の想定をも超える働きを期待することができます。
そして、この「汎用人工知能」を作ることこそ、人類が人工知能を作り始めた目的でもあります。鉄腕アトムも「汎用人工知能」の1つでしょう。
3.シンガポールのAI事情
シンガポールはAIに非常に力を入れている国のひとつです。AI SingaporeというAIを急成長させるための政府主導のプログラムが注目されています。内容としては以下のことを目指しているとのことです。
・今後3年間で約12000人にAIの知識をつけてもらう。
→シンガポールの人口は約570万人(日本の1/22)
・AI実習プログラムで200名の専門家を2020年までに育成する。
ヘルスケア・自動運転技術・データ分析にAI技術を活用して今後展開していくとのことです。
https://www.aisingapore.org/
4.シンガポールで気になったAI
チャンギ国際空港(シンガポール)に感情を集める端末がありました。
ユーザが今の感情などを選択し、選択されたデータを元に感情などを画面に表示していました。選択が完了するとThankYou画面が表示され、こちらのモニターに選択した人の顔が表示されるという仕組みでした。私はExcellentを選んだのですが、周りのひまわりがキラキラと光っており、私の顔が映ったモニターの後ろには、お花畑が映っていました。(笑)
VeryPoorを選択したときはどのような演出になったのか少し気になります。
5.まとめ
シンガポールでは国全体でITをサポートしている部分が多く、これからよりシンガポールのITは発展していくと思います。シンガポールでは配車サービス大手のGrabなどがAIを使って事業モデルを革新しています。監視カメラにAI機能を埋め込むのはとても良いアイデアだと感じました。例えばコンビニや居酒屋に導入して、未成年の判別が簡単に出来たら、コンビニではわざわざ未成年確認ボタンを押さなくてよくなるなと思いました。
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