Google WearOSのアップデート方法やトラブル対処法を紹介
Googleの開発しているスマートウォッチ向けのOSであるWearOS。
Apple Watchほど世間を賑わせているわけではありませんが、2020年の1月にはSKAGENから新作のスマートウォッチが発売*1されるなど新商品の開発がされています。
もちろん商品だけでなくOSの中身もアップデートされているので、現在使っている端末のアップデートをしたい方も多いでしょう。
今回は、WearOSのアップデートにまつわる疑問を解決していきます。
この記事を読むと以下の3つのことがわかります
①WearOSのアップデート方法
②アップデートができないときの対処法
③WearOSのアップデートで期待できること
GoogleのWearOSをアップデートする方法
まずは、WearOSのアップデートの方法を紹介していきます。
Googleでもスマートウォッチを最新バージョンにアップデートすることを推奨しています*2ので、下記を参考にアップデートしてみてください。
まずはバージョンを確認
まずは、あなたの使っているスマートウォッチのバージョンがいくつなのかを確認しましょう。
スマートウォッチの電源ボタンでアプリの一覧を表示し、設定をタップします。
その後、システム・端末情報・バージョンの順でタップをすると、現在のバーションが確認できます。
「Wear OS by Google」に表示されているものが、現在のバージョンです。
基本的には夜間に自動アップデートされる
最新バージョンにアップデートが必要な場合には、2種類の方法でアップデートできます。
• 自動アップデート(条件を満たしているとき)
• 手動アップデート
基本的には自動アップデートのほうが手間がないので、自動アップデートができる条件を満たすとよいでしょう。
自動アップデートが行われるためには、
• 夜間にスマートウォッチを充電する
• 電源はオンの状態にする
• Wi-FiやBluetoothに接続しておく
の3点が必須です。
そのため、寝る前に充電する習慣をつけておくと、WearOSが常に最新バージョンに保てるでしょう。
もしも夜間の充電が難しい場合には、次に紹介する手動の方法を利用してください。
手動でWearOSをアップデートする方法
手動でWearOSをアップデートする場合は、スマートウォッチからGooglePlayストアにアクセスする必要があります。
Playストアのアプリを開き、マイアプリアイコンをタップします。
その画面で「アップデート利用可能」の表示が出ている場合には、アップデートを開始しましょう。
表示がない場合には、最新バージョンにアップデートされています。
アップデートはWi-FiかBluetoothのどちらがよいか
WearOSのアップデートには、Wi-Fi経由かスマートフォンとのBluetooth経由のどちらかが選べます。
中にはBluetoothのみのスマートウォッチもありますが、ほとんどが両対応です。
どちらか選べる場合には、Wi-Fi経由のアップデートがよいでしょう。
Bluetoothの場合には、アップデートのダウンロードからインストールまで時間がかかることがあります。
WearOSがアップデートできないときに試すべきこと
手順通りにしてみたものの、WearOSのアップデートができないという場合には、これから紹介する4つの方法を確認してみてください。
充電器に接続されているか確認
まずはきちんと充電器に接続されているかを確認しましょう。
アップデートは充電が少ないとされない場合があります。
また、自動アップデートは充電中であることが条件のひとつです。
きちんとスマートウォッチに充電中の表示があるかを確認してみてください。
Wi-FiやBluetooth接続の確認
続いて、スマートウォッチの接続関係を確認しましょう。
Wi-FiやBluetoothが接続できていますか。
Wi-Fiの場合には、Wi-Fiルーターに異常がないかも調べてみるのがおすすめです。
ウォッチのキャッシュの削除
ここまで試しても解決しない場合には、キャッシュの削除をしてみましょう。
キャッシュの削除は、設定アプリから行えます。
設定から内部ストレージをタップすると、キャッシュデータの表示があります。
そちらをタップすると、キャッシュの削除ができます。
スマートウォッチの再起動
ここまで全てを試してもうまくいかない場合には、端末を再起動してみましょう。
再起動をすると、問題が解決できるかもしれません。
今後のWearOSアップデートで期待できる進化
最後に、これからWearOSがどのように進化していくのかをGoogleの動きから推測していきます。
確定情報ではないことを前提にお読みいただけると幸いです。
実はGoogleはユーザーに調査をしている
Googleは、WearOSのユーザーに対してある調査を行っているそうです。
Droid Lifeによれば*3、Googleがユーザーエクスペリエンスリサーチプログラムで、WearOSの改善案についてユーザーにフィードバックを依頼しています。
具体的には、下記に示すような機能がスマートウォッチに搭載されている場合・いない場合についての感想等を確認するものだそうです。
また、改善点の上位3つについてを挙げるようにも求めています。
• 血中酸素濃度の記録と警告
• 睡眠時の無呼吸状態の検出
• 睡眠の記録・分析
• 心拍数の記録と警告
• ストレスレベルの記録
• 食品やカロリーの記録
• 水分摂取量の記録
これ以外にも多数のリストが表示されています。
詳しく知りたい方は、下記サイト(英語)を参考にしてください。
>>Wear OS Might Finally Address It’s Biggest Weakness
調査結果やFitbitの技術を用いて、ヘルスケアに強くなる可能性が高い
Googleでは、2018年のFitbitとの連携や、2019年のFitbitの買収などを見る限りヘルスケア事業に力を入れようとしているのではないかと推測できます。
現状では、HUAWEIやGARMINなどがWearOSの普及に貢献していますが、それでもApple Watchほどの人気にはなっていません。
ここから巻き返しを図るために、Fitbitの買収やエクスペリエンスリサーチプログラムを用いて開発を進めていると考えられます。
もちろんアップデートの内容によっては現状のスマートウォッチで対応できないものも多いでしょう。
そのため、Fitbitの技術を用いながらGoogleオリジナルのスマートウォッチを開発し販売する可能性も高いといえます。
◆まとめ
今回は、GoogleのWearOSをアップデートする方法やトラブルの解決方法について紹介しました。
OSのアップデートはバグの修正による安定性の向上のほか、新機能が搭載されることもあります。
そのため、本記事を参考に最新バージョンにアップデートすることをおすすめします。
また、GoogleのFitbit買収によって更に機能の充実したスマートウォッチが発売される可能性についても触れました。
もしもGoogleオリジナルのスマートウォッチが発売されれば、Androidスマートフォンとの連携を含め魅力的な端末となるでしょう。
◆参考URL
1)SKAGENより、次世代タッチスクリーンスマートウォッチFalster 3を発表。“X by KYGO”とのコラボレーションも。|株式会社フォッシルジャパンのプレスリリース
2)アップデートを確認する – Wear OS by Google ヘルプ
3)Wear OS Might Finally Address It’s Biggest Weakness
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