Google pixelのfeature dropsが更新
Google製のスマートフォンであるPixelを使用している方に朗報です。
2020年の6月1日に、Pixelの新機能であるfeature dropsの第3弾が発表*1されました。
配信は既にはじまっており、アップデートがされたという方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなGoogle Pixelのfeature dropsについて紹介していきます。
この記事を読むと以下の3つのことがわかります
①2020年6月に提供されたfeature dropsの機能とは
②日本で対応している機能・現状非対応の機能
③それぞれの機能の対応機種
2020年6月にfeature dropsで追加された新機能
早速、feature dropsで追加された機能を紹介12していきます。
大きく3点の追加がありましたので、参考にしてみてください。
おやすみモードのアップデート
出典:Google
まずは、おやすみモードのアップデートです。
時計アプリの中に「おやすみ時間(画像上ではBedtime)」が追加されました。
タップすると、Pixelがあなたの睡眠を助けてくれる機能が追加されています。
大きく3つの機能があるので参考にしてください。
利用者の就寝時間に合わせて、Pixel自体もスリープモードになる
画面上部にあるのが、スケジュールです。
就寝時間と起床時間を設定しておくことで、何時間睡眠ができるかを表示してくれます。
また、これから紹介する機能もこのスケジュールをもとにしています。
そのため、おやすみモードを利用する際にはスケジュール設定をしておくのがおすすめです。
就寝時間以降の操作を記録
次の項目は、睡眠習慣を目で見てわかるように示しています。
就寝時間から朝までの間に、どれくらいスマートフォンの操作をしたのかがわかるようになっているのが特徴です。
スケジュールに設定した就寝時間から以降にPixelを操作すると、どんなアプリを利用したかの記録がされます。
画面では、就寝時間以降に28分間Pixelを操作していたことが示されています。
Googleドライブ、Google Chrome、YouTubeを使用していたことがアイコンで示されているのがわかるでしょう。
このように、どんなアプリをどれくらい利用したかが記録されるようになりました。
睡眠時の音楽再生
出典:Google
画面を下にスクロールすると、睡眠時の音楽や直近の予定が表示されます。
睡眠時の曲は、環境音を含め好みのものを選べるようになっているそうです。
そして、眠りを妨げない長さで音楽が停止します。
ちなみに、アラーム機能では少しずつ明るくなる画面で起床することも可能です。
おやすみモードが時計画面に加わったことで、就寝から起床までをPixelがサポートしてくれるようになりました。
緊急通報機能の追加
これまでPixel4限定だった「Personal Safety」機能が全てのPixelに追加されました。
そのほか、Pixel4から搭載された自動車衝突検知機能は、Pixel3にのみ追加されるようです。
ただし、記事執筆時点(2020/06/18)では日本未対応*3の機能なので注意して下さい。
出典:Google
加えて、「安全チェック機能」も追加されるそうです。
この機能は、事前にスケジュールをこのアプリ上に入力することで、もしもの際に緊急連絡先に通知を送信できます。
たとえば、夜道を1人で散歩をする際にこの機能を利用したとしましょう。
まずはPixel上で、何時間後にあなたが無事かどうかを確認するか設定します。
30分後だとした場合には、その時間に画像のような画面になります。
そこで一番上の項目をタップすると、安全が確認されたため緊急連絡先に通知はいきません。
もしもスマホを見られる状態ではあるものの危険な状況にいるときには、2番目か3番目の項目をタップしましょう。
2番目の項目を押すと、緊急連絡先に位置情報と緊急の通知がいきます。
3番目は日本では119番に通報できるボタンとなるでしょう。
指定時間内に操作がされない場合には、自動で緊急連絡先に通知がいくので安心です。
レコーダー・Googleアシスタント・Docsの連携強化
音声入力もアップデートされました。
レコーダーアプリがGoogleアシスタントに対応することにより、音声操作のみで録音の開始や停止ができるようになったのです。
英語版では、音声をもとにしたデータの検索やその音声データを直接Googleドキュメントで文字起こしすることも可能になりました。
現状では日本語に対応していません*4が、英語の文字起こし等に使える便利な機能といえるでしょう。[SY2]
バッテリー最適化機能のアップデート
バッテリーの最適化機能も改善されました。
この機能は、アプリの使用状況をPixelが学習して電力消費をおさえてくれるものです。
バッテリーが少なくなった場合には、必要に応じてバックグラウンドのアプリを停止してくれます。
設定画面の「バッテリー」画面からオンオフを切り替えられるので、必要に応じて利用するとよいでしょう。
Pixel 2 | Pixel 3 | Pixel 3a | Pixel 4 | |
安全チェック機能 ※1,2 | ○ | ○ | ○ | ○ |
自動車衝突検知機能
(日本は対応未定) |
○ | ○ | ||
おやすみモード | ○ | ○ | ○ | ○ |
バッテリー最適化機能のアップデート | ○ | ○ | ○ | ○ |
レコーダーアプリとアシスタント、ドキュメントの連携 | ○
※3,4 |
※3,4
※1:自動車追突検知機能は、全ての事故を検知できるわけではありません。
※2:安全チェック機能はPixel(2016年モデル)でも利用可能です。
※3:文字起こし、録音内検索は英語のみとなっています。
※4:Googleドキュメントへの文字起こしはGoogleアカウントが必要です。
出典:Google(筆者が翻訳・注は内容を一部抜粋して記載)
今回のアップデートは、Pixelのシリーズによって提供されるものが変わります。
最新機種であるPixel4は全ての機能に対応していますが、そのほかの機種では対応していない機能もあります。
とはいえ、日本で利用する分には自動車衝突検知やレコーダーアプリが不要という方も多いでしょう。
そう考えると、今回のfeature dropsはPixel2以降の全てのユーザーに便利な機能が追加されたともいえます。
◆まとめ
今回は、Google Pixelのfeature dropsについて紹介しました。
Google純正のスマートフォンということもあり、先進的な機能が追加されたことがわかるでしょう。
まだアップデートをしていない方は、ぜひアップデートしてみてください。
◆参考URL
1) New features for better sleep, personal safety for Pixel
2) New Pixel features to help you – Pixel Phone Community
3) Get help in an emergency using your Pixel phone – Pixel Phone Help
4) Record audio on your Pixel phone – Pixel Phone Help
建設・土木業界向け 5分でわかるCAD・BIM・CIMの ホワイトペーパー配布中!
CAD・BIM・CIMの
❶データ活用方法
❷主要ソフトウェア
❸カスタマイズ
❹プログラミング
についてまとめたホワイトペーパーを配布中
デジタルツインと i-Constructionについての ホワイトペーパー配布中!
❶デジタルツインの定義
❷デジタルツインが建設業界にもたらすもの
❸i-Constructionの概要
❹i-Constructionのトップランナー施策
▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!