Googleと、野村総研による「インターネット経済報告」が面白い
2月末に、Googleと、野村総研が共同で調査報告書を出していました。タイトルは、「インターネットの日本経済への 貢献に関する調査研究」
これを見ると、なかなか興味深い報告がなされています。
- インターネット産業のGDPは、自動車産業を超えた。
- 日本の実質GDPはマイナス成長だが、インターネット産業はプラス成長であり、日本を牽引している。
- 2020年には、インターネット産業は現在の3倍の規模になる
- スマホアプリの市場の成長は年率90%と驚異的
- 店舗における消費の22%がwebが関与している
など、インターネット経済の成長が非常にわかりやすく書かれています。
また、興味深いのはインターネット関連の市場規模と、その予測の表です。
(出典:http://innovation-nippon.jp/reports/NRI_Internet%20and%20Japan%20Economy_hi.pdf)
これをそのまま信じるわけには行きませんが、現在最も売上高のある「ゲーム」は横ばいであり、電子書籍や動画配信が成長、ウェアラブル端末やMVNOなども成長の上位に挙がっています。
この他にも、地域別の「クラウドサービス利用数平均」などが面白く、現在のところ東京が突出してwebの活用を行っていることがわかります。IT業が東京に集中するのもこのような状況あってのことなのでしょう。
というわけで、たまにはこういった統計情報や調査を眺めてみて、ビジネスチャンスを探るのも悪くないでしょう。
それでは。