【2018年】スマートスピーカー最新トレンド5選
昨年遂に日本でもスマートスピーカーが発売開始となり、大きな話題を呼びました。そこで今回は、2018年の最新スマートスピーカー情報をお届けしたいと思います。
Statistaの統計によれば、Amazon Echoの2017年における販売台数は第三四半期だけで500万台であったとと推測しています。 また、Google Homeのスマートスピーカー各種の販売台数は、昨年の10月発売開始から既に673万台にのぼったと発表がありました。このように、スマートスピーカーの需要はさらに増え続けていくことが考えられます。
1.スマートスピーカーの市場規模は2022年には48億ドルに
米国リサーチ会社Ariztonのレポートによると、スマートスピーカーの市場規模は以下のように拡大していくと予測されます。
2016年: 9.9億USドル
2019年: 26億USドル
2022年: 48億USドル
今後はユーザーの数が増えることでAIの性能がより上がっていくと考えられます。また、家庭だけではなくビジネスシーンにも浸透し、音声認識による新しいビジネスも生まれていくのではないでしょうか。
2.法人向けスマートスピーカーの参入
現在スマートスピーカーのメインターゲットは一般消費者ですが、今後はビジネスシーンでの使用も拡大すると予想されます。 例えば、Amazonは米国で「Alexa for Business」を発表しており、スケジュールの管理や会議のマネジメントなど、ビジネスにおいて必要不可欠な作業を音声認識で可能とします。
関連記事:職場をよりスマートにする「Alexa for Business」とは?
なお、本サービスは世界中で展開しているコワーキングスペース企業、WeWorkが導入を決めており、今後のビジネス展開に注目が集まっています。
3.AlexaやGoogle Assistantを搭載したスマートスピーカーの登場
実はAlexaやGoogle Assistantを搭載したスピーカーは他にもあります。
例えば、Amazonは同社の日本語ウェブサイトにAlexa搭載製品のページを設け、連携先のデバイスの招待販売も受け付けています。そちらで販売している製品は以下の3種類ですが、今後はさらに増えてゆくでしょう。
1. Eufy Genie (モバイルバッテリーで有名なAnkerが製造・販売)
2. Harman Kardon ALLURE アルーア (高品質なスピーカーの製造・販売を行う、Harman Kardonの製品)
3. ONKYO スマートスピーカー P3 (高品質なスピーカーの製造・販売を行う、ONKYOの製品)
また、2017年にベルリンで行われたIFA(国際コンシューマー・エレクトロニクス展)にて、Google Assistant搭載のサードパーティ製スマートスピーカーが発表されています。 今後、Google Assistant搭載のスピーカーも日本で発売されてゆくことでしょう。
1. GA10 (Panasonicが製造・販売)
2. LF-S50G (Sonyが製造・販売)
3. Mojo (モバイルバッテリーで有名なAnkerが製造・販売)
4. LINK 10、20、300 (JBL by HARMANが製造・販売)
4.サードパーティーの増加
その他に忘れてはならないのは、AmazonやGoogle、Appleだけでなく、サードパーティーのスマートスピーカーも急増していることです。
Samsungスマートスピーカー
Bloombergによれば、Samsungが自社AI音声アシスタント「Bixby」搭載のスマートスピーカーを開発中であり、2018年前半にAmazon EchoやGoogle Homeのライバルとなるスマートスピーカーをローンチする予定です。
Cortana搭載Harman Kardon
昨年、Harman KardonからマイクロソフトのAI音声アシスタント Cortanaを搭載した「Harman Kardon Invoke」がローンチされ、注目を浴びました。
5.スマートスピーカー x 車
2018年1月9日-12日に米国ラスベガスで開催されたCESで、Alexaの新しい活用方法が幾つか発表されました。発表の中では、Alexaを車に導入する事例が多く挙げられ、Toyotaは今年から車にAlexaを搭載すると発表しました。
また、モバイルバッテリーで有名なAnkerは、シガーソケットタイプの車載Alexaデバイスを発表。 このデバイスを使えば、社内でスマホの充電から、行き先や音楽の再生までAlexaを通して行うことができるようになります。
まとめ
以上、今後の市場が拡大することが見込まれるスマートスピーカーの最新トレンドでした。 私達の生活だけでなくビジネスにも大きな影響を与える可能性を秘めたスマートスピーカーの動向に今後も目が離せません!
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