ついに来た!MacbookAir2018のスペックを全て紹介 12インチMacbookやProとの違いは

今年最後のAppleのイベントであるApple Special Eventにおいて、これまでアップデートから置いていかれた感のあったMacbookAirの新型が発表されました。気になるスペックと上位機種であるProや廉価版12inch Macbookとの違いはどのようになったのでしょうか。今回は詳しいスペックの紹介とMacbookシリーズの位置づけについてご紹介します。
待望のRetina Displayを搭載し、最低限のスペックはクリア
2010年にiPhone4に採用されて以来、iPadやデスクトップ・Air以外のMacbookシリーズに順次搭載されて来たRetina Displayは、従来の解像度の2倍以上の画素数を持ち、人間の目が判別できる解像度を超える高精細を表現できるものとされています。今やApple標準となった解像度を2018版でやっとAirも手にすることができました。
画面サイズは13.3inchと従来と同じですが、227ppiの解像度でRetina化したことで2,560 x 1,600ピクセルが表示可能となっています。iPhoneでは有機EL搭載のXシリーズで458ppiの解像度を実現していますので、それに比べれば見劣りがしますが同じMacbookシリーズのProでも解像度自体は220ppiですので、ノート型としては標準レベルと言ってよいでしょう。ただし、15inchProでは広色域が表現できるP3が採用されていますので、Airとは表現力に差が出てきそうです。また従来のMacbookAirや12inchMacbookではsRGBだったのがフルsRGBに変更されたのも好感が持てます。
狭幅ベゼルへの変更でサイズは縮小
ベゼル幅が狭くなったため、本体サイズは従来のMacbookAirに比べて全体サイズが17%、最大部分の幅が10%縮小され、重量も約100gほど軽くなっています。しかし、モバイル向けのノートPCでは、今や1kgを切る軽量モデルでもそこそこのスペックを持つWin機があるのを考えると、MacbookAir登場時の衝撃は感じられないレベルの改良です。そもそもエントリーレベルのMacbookの方が軽量ですので、「最軽量」の座はすでに譲っています。
CPUスペックについては現時点での最低スペックはクリアか?
CPUはインテル製1.6GHzデュアルコアIntel Core i5が採用され、いよいよ第八世代が搭載されることになりました。Appleの発表前にはインテルのラインナップには掲載されていないモデルのようですので、詳しい性能についてはベンチマーク待ちの状態ですが、12inchMacbookをやや上回るものと予測されています。
第三世代バタフライキーボードが採用
バタフライキーボードについては賛否両論があるため、今回の進化について評価はまちまちのようです。登場時点でのバタフライキーボードは、ストロークの浅さや貧弱で壊れやすいという点が目立ってしまい、決して高評価とは言えませんでした。現時点でもその当時のイメージが付帯しているので、第三世代の採用が発表されても歓迎一色ではないというのが正直なところです。
日常的に大量の文章を入力する人にとって、キーボードは非常に繊細で重要な要素です。ある程度のストロークと跳ね返り感を求めるユーザーも多く、バタフライキーボードに慣れないという記事を多く見かけます。デスクトップと違って、自分好みのキーボードをつける訳にもいかず、その辺が悩ましいところと言えそうです。ただし、これについては「慣れ」の部分が強く、第三世代になって故障などの問題が少なくなったバタフライキーボードは、決して悪い選択肢とは思えません。実際、タイピングスピードについては従来のものと比べて遜色なく使えるというユーザーも多いので、これについては実際に自分で使ってみるのが一番はっきりとするでしょう。
よりセキュアになったT2とtouchIDの採用
T2チップはAppleが開発したカスタムチップでMacのコントローラーを統合し、よりセキュアな環境が実現できます。iMacProとMacbookProに採用されている第二世代であるT2チップが今回のMacbookAirに採用されることで、Macbookシリーズでは最高レベルのセキュリティが実現できるようです。指紋認証が可能となるtouchIDと合わせてモバイル端末としてはセキュリティ面での強化は格段に進歩しました。
2つのThunderbolt3(USB-C)をポートを採用
拡張性については、従来のMacbookAirではUSB-Aやイヤホンジャック、SDカードスロット、MagSafeなどMacbookシリーズでも比較的多くのポート類を持っていたため意外に便利だったものです。今回のリニューアルでポート類についてはMacbookProと同様のThunderbolt3を2ポート搭載に変更されました。時代の流れでもあり、Appleの基本方針でもある変更で予想の範囲ではありますが、残念に思うユーザーもいることでしょう。
デザインは従来のAirを踏襲
ジョブズが茶封筒から初代MacbookAirを取り出した時のプレゼンのイメージが今回の発表会でも再現されていました。Airは軽量であること、必要十分なスペックを有していること、拡張性を犠牲にする代わりに圧倒的に美しいデザインで、そのあとに続くモバイル機の見本としてその存在を確固たるものにしてきました。中でも美しい曲線で最薄部分が1cmを切るアルミニウム削り出しの筐体は、Airというブランドを一つのステイタスとして確立しました。
MacbookProや12inchMacbookでは筐体の厚さは一定であり、デザインの美しさという点ではやはりMacbookAirが特別です。ここまで見てきた各種の性能や機能については「現在のApple製品の中で標準的なスペックに追いついた」というのが正直なところで、決してフラッグシップとなるモデルではありません。しかし、MacbookAirを所有するという意味において、個人としての満足度は決してカタログスペックだけでは得られないと感じています。美しいデザインの筐体を所有し、日常的に触れること、その満足感はMacbookAirでしか得られないものが確かにあります。
誕生の瞬間に完璧なフォルムを持っていたMacbookAir
2008年の登場以来、10年が過ぎようとしているMacbookAirですが、2018年モデルでもそのフォルム自体に大きな変更はありません。日進月歩のコンピューター業界において10年変わらぬデザインというのは脅威的です。MacbookAirは誕生の瞬間に、すでに修正の必要のないほど完璧なフォルムを持っていたのかもしれません。
目新しい機能や最高水準のスペックは搭載しないものの、モバイル用途の現行モデルとして必要十分なスペックを備えた新型MacbookAirはまさにコンシューマー向きとして最適なポジションにあると言えます。Pro仕様として大幅に強化されたiPadが話題になっていますが、メールやSNS、ネットの閲覧と簡単な文章作成を中心としたキーボード操作が必要となる作業をそつなくこなすノートとして見ると、MacbookAirは十分すぎる能力を持っています。
定番で安心して使うことができるポジションを確保
事前予測の中にはAirという名称がなくなり、入門機としてのMacbookに統合されるのでは?という記事もありましたが、今回の発表でAppleがMacbookAirをどのように位置付けたのか少し見えてきたような気がします。決して最高性能・最先端とは言えないが、こなれて安定した技術を搭載することで、「定番」のラインナップとしてコンシューマー向けの安心して使え、かつ所有することに対する満足感が得られるモデルとしてMacbookAirを定義したのではないでしょうか。
まとめ
初めてApple製品を購入するコンシューマーに取って、価格や機能的には12inch Macbookで十分でしょうが、デザインに関してはMacbookAirに憧れを持つのではないでしょうか。喫茶店でカバンからサッと取り出し、プレゼン資料の修正や学校に提出するレポートの作成をコーヒーを飲みながら、、、という光景。その情景を想像した時に、MacbookAirがふさわしいと思うユーザーは多いはずです。長年Apple製品を使用する筆者としては、カタログスペックだけではないMacの魅力が、今回のMacbookAirにこそ体現されていると感じました。
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