新型iPadはFace ID搭載?いよいよベゼルレスか
新型のiPadはFace IDが搭載されるという噂がまことしやかに流れています。
iPhone Xに搭載され話題となったFace ID。iPadで採用されるとどうなるのでしょうか。
Face IDとは、いわゆる「顔認証」機能のことです。カメラを使って顔を読み取り、目や花の位置、口のパターンなどから本人であることを確認し、ロックを解除するというもの。
これによって、より精度の高い認証が可能になるとされます。また、同時にこれまでiPadが世の中に誕生して10年の間、存在していたホームボタンがなくなります。カメラで認証するため、もはやホームボタンを使う必要がなくなり、すべてカメラや内蔵のソフトウェアで動かすようになるのです。
つまり、画面も若干ですが広くなります。このように、さまざまなメリットが考えられるのが新型のiPadです。
Touch IDとFace IDの違い
従来のiPadはTouch IDでしたが、それが進化してFace IDになるとどうなるか予測していきます。まずTouch IDとの違いは、指紋認証であるか顔認証であるか、という点です。
Touch IDは登録した指でなければ指紋は解除できず、自分だけが操作することができます。
Face IDは顔認証です。よって、どの向きにiPadを向けていても表情を読み取れる高性能なカメラが搭載されており、センサーで顔を読み取って、ロックを解除することができます。これによってベゼルレスとなり、よりスマートになり、画面も広くなることが予想されます。
Face IDのメリット
iPadがFace IDになることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
まず画面が広くなり、よりスマートでエレガントなデザインになります。そして、指紋認証では寝ている間に持ち主の手を取ってロック解除することができましたが、そうしたことができなくなります。Face IDでは、目を閉じているとロック解除ができないため、寝ている間に勝手に解除することはできません。
そしてiPadに顔を差し出すだけでロック解除できるため、なんどもロックを解除する手間が省けるのです。さらには精度が高いことも挙げられます。他人では認証されないので、信頼性が非常に高いのです。
Face IDのデメリット
Face IDにはデメリットもあります。それらは、主にFace IDが搭載されたiPhone Xで困った事象として報告されています。
まず、寝起きのむくんだ顔では解除できないことがあります。これによって、iPhone XからiPhone 8 plusに機種変更したと人気Youtuberのヒカキンさんは言っています。さらに、マスクをしていたら解除できないので、外出時にマスクをしていると、外でロック解除するのが非常に面倒です。
これまであったホームボタンを押した感覚に慣れるのに少し時間がかかるという点や、暗がりでもロック解除できないので、寝る前に少しだけiPadを見てみようと思っても、暗いのでFace IDを認識しないことがあるのです。そんなときは結局パスコードになるので、Touch IDのほうが良かった、ということになりかねません。
iPadにFace IDが搭載されたらどうなる
iPadにFace IDが搭載されたらどうなるでしょうか。カメラだけは高性能でどの角度からでも認証できるようにしてくれないと、いちいちiPadを正しい向きにしなければならないのでそれは非常に不便なことと思います。iPhoneと違ってiPadは自由な向きで使えるのが特徴のひとつなので、Apple社もそこは考えているはずです。
また、Face IDは価格を高くするための戦略ではないかという考えもあります。しかしiPhone Xの売れ行きが思ったより好調ではないとのこともあり、Face IDのゆくえがどうなるかはわかりません。意外と使いづらいと感じる人も多いのではないでしょうか。
ただし、Apple社の美学としてよりボタンやジャックを少なくする方向性を目指していることは確かなので、iPadにFace IDが搭載される可能性は高そうです。
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