2018年に注目なハイエンドVRゲームハード3選
VRといえばゲームなどでの積極的な活用が目につき、様々なハードウェアがリリースされていますが、2018年はどのような展開を見せるのでしょうか。今回は、2018年注目のハイエンドVRゲームハード3選について紹介します。
ゲーミング向けVRヘッドセットの分類とは
VRでゲームを楽しむためにはVRヘッドセットが必要となります。今では、大手を含む日本、海外の多くのメーカーがヘッドセットを販売しています。目的のVRゲームをプレイするためには、VRヘッドギアはどれでも良いということではなく、互換性があったり、任意のサービスに対応してなければ利用できません。2018年現在のVRヘッドセットには、専用コンソールで利用できるものと、オンラインゲームのプラットフォームに対応しているもの、汎用性が高くパソコンであれば幅広い用途で使えるものに大まかに分類できます。以下で、その3つの例を挙げて紹介したいと思います。
人気ゲームコンソールで利用できるPlayStation VR
PlayStation VRは、ソニーの人気ゲームコンソール、PlayStation4専用のVRヘッドセットとして有名です。現在、任天堂やマイクロソフトなども、市場で主要なゲームコンソールをリリースしていますが、専用のVRヘッドセットを販売しているのはソニーだけです。PlayStation VRは、2016年にリリースされて以来、VR対応のゲームタイトルを次々と発表しており、ゲーム業界ではVRの先駆者として認識されています。価格も性能もハイエンドハードとして位置付けされており、他のハードウェアでは再現できないようなグラフィックとサウンドでゲームにのめり込むための臨場感を生み出します。
PlayStation VRは、ハードウェアのスペックとしても素晴らしいものを持っていますが、その強みは人気コンテンツとVRゲームをユーザーに提供するエコシステムが整備されていることです。VRゲームは、VRというところばかりスポットライトがあたりがちですが、ストーリーやシステム、操作性などゲームとしての面白さが重要です。その点、ソニーは初代PlayStationの時代から作り上げてきた人気タイトルをVRコンテンツとして配信することができるので、コアなゲームユーザーの心をがっちり掴んでいます。例えば、カプコンの人気ホラーゲーム、バイオハザードもVR対応ゲームとして2017年にリリースされましたが、そのゲームとしての完成度の高さとVRを利用したギミックの数々で大きな話題となりました。2018年は、ゲームだけではなく映像コンテンツにも力を入れるとして、専用プラットフォームのコンテンツの拡充を図っています。
主にオンラインゲームで幅広く使われるHTC Vive
HTC Viveは、台湾の電子機器メーカーHTCとアメリカのコンピューターゲーム会社、Valveコーポレーションの共同開発で生まれたVRヘッドギアです。Valveコーポレーションは、Steamという6700万人のアクティブユーザーを抱えるオンラインゲームングプラットフォームを運営しており、HTC ViveはそのSteam上でのVR対応ゲームで利用されることを想定して開発されました。Steamは、上記のPlayStationのように広い層に人気のゲームからオンラインでしかできないようなコアなゲームコンテンツまで配信しています。プレイには、WindowsやMac OSのコンピューターが必要です。実際の空間でゲームが遊べる、ルームスケールVRなど、既存のゲームプラットフォーマーにはないコンテンツを展開しています。
汎用性の高いシステムのOdyssey
マイクロソフトが基礎システムを提供するWindows MRを搭載したヘッドセットで、韓国のサムスンが2017年11月にOdysseyをリリースしました。Windows MRは、Windowsパソコンとの互換性があり、ゲーミング専用というわけではないので汎用的に利用できることが想定されます。マイクロソフトは、ご存知の通り、Xboxシリーズを展開しており、近々このWindows MR搭載のヘッドセットに対応するのではないかと噂がされています。どちらにせよ、ライバルたちのVR展開を追う形で、遅かれ早かれ本格的なVR対応に動くことが予測されます。
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