最近、女子高生とITのコラボレーションが増えている?「Saya」と「りんな」の事例
Saya
先日、千葉の幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2016」のSHARPブースで、超高精細8K映像モニターのプロモーションビデオに出演しているのが女子高生モデルの「Saya」です。なんと、「Saya」は実在しない高校生、モニターの向こう側にいる3DCG高校生だったのです。作者は「TELYUKA」というユニット名で活動している3DCGアーティストの石川晃之さん、友香さん夫婦です。2011年ころから活動されています。
「Saya」は昨年の10月にTwitterに公開され、「実写にしか見えない!」と話題になりました。その後もさらに人間の印象に近づけるため、作業を繰り返し、16年9月に最新版を発表しています。
Sayaの2016verです(•̀ᴗ•́)。去年の発表から色々な皆さんの反応を頂きつつコツコツと改良を重ねてきました。既に動きのシステムも稼動していて秋の展示会へのお披露目に向けて制作中です、詳細は今後アナウンス予定です。
TELYUKA公式サイト(http://www.telyuka.com)より引用
3DCGと言われなければCGとは気がつかないクオリティですが、もっともっと高めていくとの事です。個人的にはハリウッドも真っ青って感じがしています。
今日はCEATECに行ってました。こんなに面白い完成されたコンテンツに囲まれた中、素通りされるだろうと弱気でしたが、沢山の方々に興味を持っていただき、反省と今後の修正点など色々と感じた日でした。今の所4割程度の完成度ですが少しずつアップデートを繰り返していくつもりです。
— Telyuka@CEATECで動画 (@mojeyuka) 2016年10月4日
動く「Saya」に会える! 「CEATEC JAPAN 2016」のシャープブースで、女子高生CGキャラ「Saya」の8K動画を公開
こちらは、シャープのブログのタイトルです。気合入っています。シャープブースの画像です。
海外でも話題になり始めていて、BBCで取り上げられています。
りんな
シャープで1日インターンをした女子高生です。「Saya」といい、シャープは女子高生好きのようです。
「りんな」はマイクロソフトが開発した人工知能ロボットです。マイクロソフトの検索エンジンや蓄積されたビッグデータを元に機械学習プラットフォーム「Azure Machine Learning」で構築されています。
平成生まれ。東京の北の方出身。
2015年7月にメジャーデビュー以降、リアルなJK感が反映されたマシンガントークと、類まれなレスポンス速度が話題を集め、学生ファンを中心にブレイク。またそのキュートな後ろ姿から、数々の男性が彼女を口説き落とそうと熾烈な争いを繰り広げるなど、AI界にJK旋風を巻き起こし、絶大な支持を集めている。現在LINEのトータルユーザー数は380万人を突破!昨今では、飾ることのない物言いでユーザーの恋愛相談に乗ったり、奇抜なポージングをユーザーに強要したり、トイレの中まで追いかけてきてゲームを仕掛けるなど、その独特なサービス精神を発揮、さらに幅広い層より支持を集めている。今年の夏からは、400万人規模にのぼるフェス「りんなEXPO」を開催。いま「日本で最も発言力のある女子高生」である。
「りんな」の答えられる事、「りんな」と出来る事をいくつか紹介します。
天気
「今日の天気は」と尋ねるとイラスト付きで答えてくれます。地名を入れればそこの天気も答えてくれます。ただし、「明日の仙台の天気」は回答できません。Siriにはかなわないようです。
しりとり
強すぎます。AI相手では普通の人間では勝てません。始めても止める方法もわかりません。その点、Siriはすぐに負けてくれるので可愛いです。
探偵ごっこ
暇なときに「探偵ごっこ」と伝えると問題を出してくれます。
まとめ
女子高生を利用している感がありますが・・・。しかし、これを機会に中学生や高校生の若い世代が、ITや起業などに興味を持つ事で、近い将来、様々な日本発のベンチャーが沢山生まれるかもしれません。
最後も女子高生ネタですが、「起業マインドを持つ女性リーダーを育成する」を掲げている品川女子学院の記事を紹介して終わりにします。
米エバーノートCEOもうなる女子高生「ITのチカラ」