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VRでGoogleとyoutubeが手を結んだ!?「youtubeVR」はどこまで行くのか

2015年以降、IT企業やメディア企業の各社がVRサービスを多数取り扱っていますが、あの「youtube」もこの流れに参入してきました。しかも、Googleと手を結び、「YouTube VR」をSteamでリリースしてきたのです。youtubeは、2015年3月に360度動画のアップロードや再生に対応していました。その後、多数の360度画像が投稿された結果、他のプラットフォームと比べて圧倒的な数を誇るようになっています。果たして、youtubeとGoogleが手を結んだ、「youtubeVR」とはどのような機能があるのでしょうか。

 

 

googleとyoutubeが開発した、「youtubeVR」とは?

 

様々な大手IT企業がこぞってVR市場に参入していますが、とりわけ、Googleの力の入れ方はかなり大きいものです。これは、Googleが提供しているAndroidスマートフォンの成功が後押ししているのは間違いありません。そのGoogleが2016年11月に配信をスタートさせたのが「youtube VR」です。Youtubeに投稿されている「360度VR動画」を、Googleが提供するヘッドセットやスマートフォンを介することで、より快適て高品質なVR映像を楽しむことが出来ます。Youtubeに投稿されている「360度VR画像」は多くの場合、残念ながら他の企業やその道のプロが提供しているコンテンツと比べて、品質が下がりますが、それでも、専用のデバイスやOS機能などを駆使することで、品質を底上げすることが出来るのです。

 

 

「youtubeVR」に必要なデバイスや環境

 

「youtubeVR」に必要なデバイスは、基本的に「DaydreamReady」に登録されているAndroidスマートフォンであれば、全く問題なく動きます。例えば、Googleから出ているPixelやPixel XLなどがこれに当たります。詳しくは「VRで何が出来る?GoogleのVR「Daydream」はスマホにも対応!」の記事を参考にしてください。実際のところは、CardboardなどのVR機器でも利用可能ですが、公式であるDaydream対応のデバイスならば、付属のコントローラーを手元で操作できるため便利です。ぜひ、活用しましょう。
スマートフォンの他にもう1つ、ヘッドセットが必要です。ここはやはり、Google公式の製品である「Daydream View」がお勧めでしょう。眼鏡を付けたままでも使用でき、スマートフォンをヘッドセットに装着して連動させます。値段は12,000円〜とそこそこですが、それでも高品質なVR体験は、大人だけでなく子供も大満足です。

 

 

GoogleとVR戦略

 

GoogleのVR戦略はかなり順調に来ているといえるでしょう。2014年に発表された「Cardboard」は2000円前後で購入できる自作キットであり、多くのスマートフォンで使用可能なものでした。この商品を皮切りに様々なアプリケーションを開発しています。また、最近では、スタンドアローン型のヘッドセットの開発を進めており、スマートフォンなしでもVR画像を楽しめるようになる世界は、もうそこまで来ているといえるでしょう。スマートフォン向けのDaydream、Tango、スタンドアローン型Daydream、そしてyoutubeVRと、消費者から見ると選択肢が多すぎて困ってしまうかもしれません。そして、驚くべきことに、これらのサービスは全てGoogleが提供しているのです。もしかしたら、5年後10年後には、Googleは「最も人気のある検索エンジンを開発した企業」ではなく「VR開発で最も期待できる企業」とブランドイメージを刷新してくる可能性も十分考えられます。

Youtubeと組んで取り進めているGoogleのVR戦略。今後、VR市場での競争は活発なものとなり、より高品質でより安価な仕組みが出来上がっていくことでしょう。Googleの戦略から見ると、こうした未来は出来上がっているといえるかもしれません。スマートフォンで見る動画からVR動画へ。また新しい未来への扉が開こうとしています。

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