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【比較考察】Amazon Echo SpotとGoogleアシスタント搭載スマートディスプレイの違いとは

Amazon EchoやGoogle Homeで一世を風靡したスマートスピーカーですが、その進化版ともいえる「スマートディスプレイ」なるものが発売され、注目を集めています。2018年9月現在では、Amazon Alexaを搭載する製品と、Googleアシスタントを搭載する製品の2種類が市販される予定です。

この記事では、Amazon Echo SpotとGoogleアシスタント搭載スマートディスプレイの各製品の特徴と違いについて見ていきます。

 

 

スマートディスプレイの各社ラインナップ

 

2018年8月現在、スマートディスプレイは下記5つの製品が発売されています。※丸カッコ内は販売価格。Amazon製品はAlexa、その他はGoogleアシスタント搭載。

・Amazon Echo Spot(129.99ドル/約14,500円)
・Amazon Echo Show(229.99ドル/約25,600円)
・Lenovo Smart Display 8”(199.99ドル/約22,300円)
・Lenovo Smart Display 10”(249.99ドル/約27,900円)
・JBL LINK VIEW(249.95ドル/約27,900円)

このうち日本国内のショップで買うことのできるのは「Amazon Echo Spot」の1製品のみで、Amazon.co.jpでは14,980円にて販売されています。

他製品についても、そう遠くないうちに日本でも買えるようになるかもしれません。現状、国内ユーザーの選択肢としてはAmazon Echo Spotに限られるものの、今後の検討材料としてぜひご参考にしてください。

 

Amazon Echo Spotの特徴とできること

 

Amazon Echo Spotは手のひらサイズで重量が419gしかない、最も小型のスマートディスプレイです。ディスプレイは2.5インチで、丸い形をしているのが特徴です。

タッチスクリーンではあるものの、画面がかなり小さいためサブ的な位置づけです。「スクリーン付きのスマートスピーカー」と呼んだほうが正確でしょう。実際にAmazonの方でもEcho Spotはスマートスピーカーとして販売しています。

機能としてはスマートスピーカー+αといったところで、映像付きニュースを視聴したり、Amazon Prime Photoの写真や動画を閲覧したり、ビデオ通話をしたりといったことができます(ビデオ通話は現時点では国内未対応)。ネットワークカメラと繋いで簡易的な監視カメラとして使うことも可能です。

液晶があることで操作の利便性が格段に高まりますので、スマートスピーカーをより便利に使いたいという方にAmazon Echo Spotはおすすめできます。

▽Amazon Echo Spotに関する記事はこちら

購入前におさらい!Amazon Echo Spotできること 4つ

 

 

Echo SpotとEcho Showの違い

 

Amazon Echo Showは、7インチ液晶ディスプレイを搭載したスマートディスプレイです。後に紹介するLenovo Smart Display(8型・10.1型インチ液晶)やJBL LINK VIEW(8型液晶)と同じく、通常の四角いディスプレイを採用しています。

LenovoやJBLの製品と比べると一回り小型ですが、7インチ液晶なのでスマートディスプレイとしては十分活用できます。

主な活用方法としては、

・カレンダーを表示する(声でスケジュールを追加・確認する)
・ビデオ通話をする
・料理のレシピを表示し、読み上げる
・Amazon Instant Videoをストリーム再生する
・フォトフレームとして使う
・ニュース番組を見る

などさまざまあります。

同じような機能はLenovoやJBLのスマートディスプレイにも搭載されています。Alexaが使えるEcho Showならではのメリットとしては、Kindle本の読み上げ機能が使える点が大きいです。

 

 

Lenovo Smart Displayの特徴とできること

 

Lenovo Smart Displayは8型モデルと10.1型モデルがリリースされています。いずれもAmazon Echo Showよりも一回り大きく、タブレットパソコンを立てかけたようなサイズ感があります。

側面部のスピーカーが大きく三角形に出っ張っており、ディスプレイを縦にも横にも置ける点が本製品のユニークなポイントであると言えます。

機能としては、Google関連サービス(Google Photo、Google Play、YouTube、Google Maps、Google Calendar、Chromecast)を使える点が最大の売りとなります。音楽聴き放題サービスとして人気の高いSpotifyにも対応しています。

AmazonとGoogleは競合関係にあり、Amazon Echo Showの方ではYouTube視聴ができなくなった経緯があります。したがって、もしYouTube動画を見る目的で使うのであればこちらを選ぶことになります。

 

 

JBL LINK VIEWの特徴とできること

 

こちらもGoogleアシスタントのスマートディスプレイで、機能としてできることはLenovo Smart Displayとほぼ同じです。楕円形の独特なデザインが特徴的です。

JBLは世界屈指のスピーカーメーカーであり、音響機器に強みを持っています。高音質スピーカーとして名高いHarmanもここのブランドです。

したがってJBL LINK VIEWのひとつの強みには、音質の良さが挙げられます。スマートディスプレイと聞くと、ともすれば音質は過小評価されがちですが、音楽を聴くことが目的であれば絶対に外せない項目です。

Spotifyのプレミアムプランに加入していて、スマートスピーカーで存分に音楽を聴き浴びたいという方には、本製品が最も用途にかなうことでしょう。

 

 

Amazon AlexaとGoogleアシスタント、迷ったらどちらを選ぶべき?

 

Amazonのプライム会員に加入していて、Prime MusicやPrime Photo、Prime Videoを使える環境でしたら、それに対応しているAmazon Echo Showがスマートディスプレイの最有力候補となります。

逆にAmazonプライム未加入で、音楽はSpotifyやGoogle Playで聴いて動画はYouTubeで観ている、写真はGoogle Photoで管理しているといった場合には、選択肢はGoogleアシスタント搭載のスマートディスプレイ一択となります。

もし迷った場合には「Amazonのサービスを普段からどれだけ使っているか」で、Alexa搭載製品を買うかGoogleアシスタント搭載製品を買うか判断すると、失敗しないでしょう。

Amazon Echo VS Google Home~家庭用音声AIアシスタントの比較

 

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