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【マーケ入門】Googleアナリティクス中級編(運用方法とデータの見方)

 

▽前回の記事はこちら

【マーケ入門】Googleアナリティクス初級編(設定と基本的な使い方)

 

マーケティング入門記事まとめ
【マーケ入門シリーズ】Googleアナリティクス、アドワーズ、サーチコンソール活用記事まとめ

 

 

Googleアナリティクスの中級編です。
こちらでは、日常的な運用方法と、レポートの出し方、データの見方などをご紹介していきます。

 

毎日チェックするデータ

 

基本的に毎日ウォッチしたいのは、ユーザーに関する数字、流入元、ランディングページ、そして目標設定を行っている方は、コンバージョン数です。
これらを追うことで、今サイトにどれくらいのユーザーが来ていて、彼らはどこのサイトからやってきて、自社サイトのどのページにランディングして、どれくらいのコンバージョンが出ているかが把握できます。
つまるところ、集客、導線(入口)、売上という3つの重要な情報が分かるわけですね。閲覧自体は5分もかかりませんから、時間の無い方でも運用にかかる負担はほとんどありません。

ではデータの見方をそれぞれご紹介します。

 

ユーザー

 

-閲覧方法
左メニュー
ユーザー>概要

ここではユーザー数、新規ユーザー数、ページビュー数などのサマリー情報が時間別、日、週、月別に閲覧できます。
それだけではなく、ユーザーの言語、国、市区町村、利用しているブラウザ、OSなども、どれくらいのユーザーがアクセスしたのかを把握できます。
そんなユーザー情報ですが、ここではとくにセッション数とブラウザ、そしてオペレーティングシステムに注目してみてください。
セッション数は、サイトにきた人の訪問回数を指しています。1日にセッションか1,000だとすると1,000回の訪問があったということです。
ブラウザはインターネットを閲覧するためのシステムですが、これと合わせてオペレーティングシステムを確認すると、どんなデバイスを使ってサイトを閲覧しているかがわかります。
ブラウザでPCに特化しているInternet Explolerの割合が少なく、オペレーティングシステムでAndroid、iOSなどが多くければ、スマートフォンやタブレットを利用して閲覧しているユーザーが多く、サイトのスマホ化が進んでいないのであれば、スマホに特化したウェブサイト仕様にする必要もあるかもしれません。
こういった形でユーザーの動向を追うと良いでしょう。

 

流入元

 

-閲覧方法
左メニュー
集客>すべてのトラフィック>チャネル
リファラー(Referral)、オーガニックサーチ(Organic Search)、ペイドサーチ(Paid Search)、ダイレクト(Direct)、ソーシャル(Social)といった形でDefault Channel Groupingの一覧が表示されているかと思います。
これはユーザーがどのサイトから来たのかがわかる、流入元を集計したデータです。
ではリファラーをクリックみてください。参照元が表示されたページが表示されますよね。
ご覧になればわかるかと思いますが、参照元のページに張られたリンクから訪れた数です。
オーガニックサーチをクリックすれば、GoogleやYahoo!などの検索サイトから、どんなキーワードを入力して訪問してきたか分かります。

そのほかペイドサーチはリスティング広告、ソーシャルはフェイスブックやツイッターなどに張られたリンクから飛んできています。
これらのデータからまず把握すべきは、どこからの流入が最も多いのか、どうやってあなたのサイトに来ている人が多いかのチェックです。
例えば口コミで売っていきたいと考えている商品なのに、ソーシャルからの流入が少ないのは問題です。アナリティクスでデータを集め、その裏付けが取れれば、フェイスブックやインスタグラムなどを積極的に活用し、流入者を増やすなどの施策を計画しなければなりません。また施策を打った後に継続的に数字を追い、施策効果について吟味し、改善につなげることができます。
流入元をウォッチして、集客の改善をおこないましょう。

ランディングページ

 

-閲覧方法
左メニュー
行動>サイトコンテンツ>ランディングページ
ランディングページとは降り立ったページ、ユーザーが来た最初のページと言う意味です。
ランディングページの下にURLがたくさん並んでいると思いますが、ページだけでなく、パラメーターの付与されたバナーや画像なども一覧で表示されます。
ここで注目したいのがセッション数と直帰率です。
セッション数が多いページは、最初にユーザーがもっとも良く見るページですから、この直帰率が高いのは少々問題です。
平均して直帰率が高いページは、ユーザーが目的を達成したか、あるいは目的が達成できない(欲しい情報が手に入らない)とあきらめたかでしょう。トップページなのに直帰率が高いとユーザーが悪い印象を持っている可能性が高く、改善の余地があります。

 

コンバージョン

 

-閲覧方法
左メニュー
コンバージョン>目標>概要
ウェブサイトで商品を販売している、資料を配布しているなど目に見える成果を集計する際に役立つのがコンバージョン集計です。
アナリティクスで集計するには、初期設定の段階で目標設定を行います。
バナー広告などのキャンペーンを行った場合などと通常時の比較、あるいはキャンペーンごとのコンバージョン数の違いなどを把握し、キャンペーンの効果を比較、改善施策などにつなげることができます。

 

目標設定を行う

 

アナリティクスを利用してアクセスデータを解析する際。必要となるのが指標です。目標設定を行い目指すべき指標を日単位、週単位、月単位、年度単位などにわけて設定しておきます。
それをエクセルなどの表計算ソフトを使って、アナリティクスからレポートをエクスポートし、目標達成率を数字化していきます。
もしも目標達成率が90%、80%などといったように下ブレすれば、目標数値との間にマイナスのかい離が生まれているわけですから、何らかの対策を取る必要もでてきます。目標として定めた数字がシビア過ぎたと考えるなら、目標の下方修正を行うべきです。
長期的には、1か月ごとに複数の指標を集計し、年度別にそれらの数字をまとめておく、そしてそれを毎年繰り返していきます。そうすれば季節ごとの変動傾向もつかめてくるので、閑散期には広告やキャンペーンなどを強化すべき時期として、施策の準備もスムーズに行うことができるでしょう。
目標の設定→データの蓄積→全体の把握→改善施策の実行といったように、アナリティクスからのデータ集計を軸として、サイト運営を効率的かつ効果的に行うことが可能になります。

 

▽次の記事はこちら

【マーケ入門】Googleアナリティクス上級編(カスタムレポートの作成)

 

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