Apple Pencil互換品でも十分? 創作/イラスト制作のお供に
2015年11月に発売された後、イラスト制作などの分野で圧倒的な支持を得ている”Apple Pencil”ですが、気になるのはその価格。
他メーカーのペンでも代用出来るのか?イラスト制作をする方必見の記事です。
▽Apple Pencilに関する記事はこちら
超高性能! Apple Pencilの基本機能をおさらい
Apple Pencilの定価は、Apple Online Storeで10,800円(税別)と一般的なスタイラスペンに比べ、高級な印象を受ける方も多いでしょう。
互換品との比較をする前に、Apple Pencilの基本機能をおさらいします。
スキャン精度が2倍に! 繊細な表現が可能
iPadはタッチして操作するデバイスですが、iPad Proが他のiPadと違うのは、”Apple Pencil”を使えるかどうかです。
指でタッチしている時に比べ、Apple Pencil使用時は2倍のスキャン精度を誇り、他のスタイラスペンでは味わえない書き心地、これまで感じていた”手描き”との違いを解消するイラスト制作ツールとして支持されています。
■POINT:従来のスタイラスペンより、より手描きに近い描き心地
高性能なセンサーが3つの要素を検知! 独自の使い心地
Apple Pencilの先端部には、2つの高性能センサーが内蔵されており、位置(X軸、Y軸)、筆圧(g)、傾きを検知します。
もちろん、Surface PenやワコムのIntuos4などは傾き検知に対応していますが、安価なスタイラスペンなどでは、傾き検知ナシというケースもありますので、Apple Pencilの代用にはならないのです。
■POINT:
・傾き検知機能により、線の細さに表情が付き、カリグラフィー的な表現も可能に
・指とペンの同時使用も可能
・実物のペン、絵筆並の使用感
電池交換不要! Lightningコネクタから急速充電できて便利!
ワコムのIntuos Creative Stylus2では、充電のためにUSBケーブルが必要なのですが、Apple Pencilは充電ケーブル不要なスマートさ。
もちろん、個々に良さもあるので一概に比較はできないのですが、キャップを外しただけでLightningコネクタが露出し、たった15秒の充電で30分も使用できるという点などで、Apple Pencilに優位性があるでしょう。
■POINT:フル充電では12時間も使えるので、長時間のクリエイティブ作業に最適
社外品も使用可? ただし、限定的な用途に限る
これから紹介するApple Pencil互換ペンは、同等の機能を有するというよりは、”用途を限定し、安くペンを購入したい”方におすすめのアイテムとなります。
定価販売が基本のApple製品は紛失リスクによる再購入のコストを考えると、用途をかなり限定した使い方(本来のiPad Proの性能は生かされない)なら、可能ですが、素直にApple Pencilを購入するのが良さそうです。
▽Apple Pencilと他スタイラスペンについて
電池不要のスタイラスペン
iPad Proをフル充電していても、1作品に10数時間も掛けて制作する場合、最大駆動時間の10時間(実際にはもう少し短くなる可能性あり)のiPad Proであっても、出先でバッテリー切れになることもあります。
Apple Pencileは高性能な描画用のペンですが、同時にBluetooth接続をするのでバッテリーの消耗を早めるという弱点もあるので、もし打ち合わせなど”必ずしもApple Pencilを使わないシーン”が多いなら、通常の電池不要タイプのスタイラスペンも選択肢に入れましょう。
■価格帯:100円以下〜数千円まで ※アマゾンだと低価格商品あり
■用途:イラスト制作以外の精度を求められない一部の筆記、タッチ用
▼iPad Pro用タッチペン(サンワダイレクト)
ペンタブ用のペン各種
Intuosをはじめ、ペンタブ用のペンでも代用できそうですが、残念ながら、iPad Proの性能をフルに活かすことはできません。
しかも、メーカーページを見ても、自社のペンタブかiPad AirなどPro以外のiPadシリーズ対応にとどめている事ばかりで、社外品で完全なリプレースをするのは難しい様子。
ペンタブ派からiPad Proに移行した人もいるほどのプロダクトなので、やはり、ペンも純正品を揃えるのが得策なようです。
■価格帯:数千円(1万円以下)だが、iPad Proでは使用できない
■用途:単純なタッチ操作、一部の筆記
本当にないの?社外品 日本未発売のプロダクトに懸ける
結論から言うと、やはり海外製品、日本未発売のプロダクトでもApple Pencilのリプレースは難しい様子ですが、面白い製品を見つけたのでご紹介しますね。
教育機関向け Logitech Crayon
こちらは海外のみの展開で、Logitech(日本では商標の関係でLogicoolとしてお馴染み)から発売されています。
49ドルと安価なので期待もされましたが、残念ながらiPad Proでは使えない様子。
ただ、Logitech(Logicool)製品はMac用のMagic Trackpadのリプレース可能な製品を販売したり、ラインナップの中にMac用アイテムを展開していることからも、今後に期待できる限られたメーカーの一つと言えるでしょう。
1.5分充電で30分使用可など、急速充電機能も備え、Apple Pencilの優秀さが際立つものの、教育機関での使用に最適なフォルム、価格などの点ではiPad Pro以外のiPadシリーズでの可能性を感じさせます。
■価格:49ドル
■今後の同社製品の発売に期待
より楽しい創作活動におすすめ Apple Pencil用アイテム
結果的にはやはり、Apple Pencilを買うのが一番ということになっていますが、せっかく純正を買うなら、アクセサリもAppleのオンラインショップで購入しましょう。
Apple Pencilケース
レザー製で税別3,200円、全部で8色展開のApple Pencil用ケースです。
Appleのプロダクトはシンプルさが魅力ですが、自分の色を出したい時にオススメ。
Apple Pencilを安く買う方法
Apple Pencilは他のApple社製品と同様に、ディスカウントされることがなく、ほぼ定価に近い形で購入する他ありません。
ただ、フリマアプリなどで以下の点に気をつけて購入すれば、若干(特にとても)安く入手できるでしょう。
■POINT:
・正規購入品かどうか(レシートの有無)
・購入時期や使用頻度
・出品者が早期に売りたいかどうか
この3点を確認しつつ、交渉で”購入時のレシートが付属していませんので、保証なしということで、◯◯円にお値下げは…”などと持ちかけると、若干安くなる可能性があります。
また、即断即決の購入者の好まれる傾向がありますので、”即購入、即日支払いしますので…”と値下げ交渉をしても良いでしょう。
現状ではApple Pencilの完全な互換品は存在しませんが、今後、iPhone等でもApple Pencilが使えるようになると、状況が変わる可能性があります。
それまでは、記事末尾のフリマサイトでの価格交渉テクニックなどを駆使して、少しでも安くApple Pencilを手に入れましょう。
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