シェア電動スクーターを日本で普及させるためにはどうすればよいか
こんにちは。今回は、「シェア電動スクーター」を日本国内で普及させることはできるのか?日本国内で普及させるには、どのような取り組みをすることが必要なのか?について考えてみました。
私たちキャパ新人は、9月13日から9月20日まで海外研修にいきました。「最先端のITに触れる」ということで、アメリカはロサンゼルス(シリコンビーチ)とサンフランシスコ(シリコンバレー)へ視察にいきました。
ロサンゼルスのベニスビーチ周辺には、たくさんの「シェア電動スクーター」が街のいたるところにあります。
いわゆる「乗り捨て可能なスクーター」です。このシェア電動スクーターを実際に乗ってみて、非常に便利だと感じました。日本にもこれがあればなぁ・・・なんて思いますが、実際問題、このシェア電動スクーターを日本国内で普及させることは可能でしょうか?どうすれば日本国内で普及させることができるのでしょうか?
【結論】日本で普及させることはぶっちゃけ無理だと思います
個人的な希望として東京都内でこのような乗り捨て可能なシェア電動スクーターが普及してくれればちょっとした移動が便利になりそうだなぁ、なんて思ったりもしますが、結論から言うと、このシェア電動スクーターを日本国内で普及させることは難しいと思います。
電動自転車シェアリングは普及しているけれど・・・
現在、東京都内では電動自転車のシェアリングサービスは普及しており、キャパのある秋葉原周辺でもシェア自転車に乗っているサラリーマンや学生を多く見かけることができます。
私も利用した経験がありますが、秋葉原駅をはじめとする都内各所においてシェア自転車の「ポート」があり、そこで電動自転車を借りることが出来ます。
「電動自転車シェアリングがあるなら、電動シェアスクーターも実現可能なのでは?」とも考えられそうですが、様々な問題において、ロサンゼルスのようなシェア電動スクーターを日本国内で普及することは難しいです。
例えば、法律の問題。日本国内の公道でシェア電動スクーターのような完全自走式のスクーターを運転するためには、免許証が必要であるほか、登録された車両、ナンバープレートのついた車両である必要があります。
その他にも、安全性の担保の問題や、狭い道路の中での走行レーンの確保の問題など、日本で電動シェアスクーターを導入するのはまぁ無理でしょう。
公道では難しいけれど、範囲を限定して試験的に導入するのは良いかも
日本国内でのシェア電動スクーターの一般的な普及は難しいかもしれませんが、範囲を限定してのサービス展開であれば可能性はあるように感じます。
例えば、大学学内へのサービス展開。北海道大学をはじめとする土地面積の大きな大学内の移動手段としてシェア電動スクーターが普及されるとキャンパス内の移動に大変役に立ちそうです。
また、2020年には東京オリンピックが開催されます。選手村など、公道の含まれない広い敷地内にこのようなシェア電動スクーターを導入すれば、敷地内の移動が便利になるでしょう。
また、テーマパーク施設内にあれば、アトラクション間で快適に移動することができるでしょう。
このように、範囲を限定した目的においてのサービス展開であれば、日本国内においてもシェア電動スクーターが普及できる可能性はありそうです。
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