Android autoに次ぐ最新コネクテッドカーを徹底比較
『デバイス』という括りも今では、携帯に始まりスマートウォッチなど生活の随所に登場し始めています。特に注目を集めたいのは、インターネット機能を搭載した「コネクテッドカー」です。車自体が外部とのつながりを持つこのコネクテッドカーの価値は今後高まることはもちろん、すでにコネクテッドカーに着目し研究や技術に身を乗り出す企業も増えています。また、コネクテッドカーに対応するシステムや機能も登場し、ユーザーの使用目的にあった形で部分的に取り入れることも可能なのです。今回は、そんなコネクテッドカーの機能点を徹底比較していきます。
車そのものがデバイス化?コネクテッドカーとは?
コネクテッドカーは、車自体がデバイスとなってインターネットを通した環境を持つ車のことを指します。
このコネクテッドカーはただインターネットと繋がるだけでなく万が一、車が事故にあったなどの緊急自体時には、車に搭載されたセンサーがエアーバックを使用し非常事態を察知。自動的に、警察や消防へ連絡が行くという『eCall』システムも搭載されています。このシステムは、『ECUシステム』とも言われ渋滞状況や、車両点検などを共有するシステムも含まれており、外部から車の状況を診断したマネジメントが可能になります。
その他にも、スマートフォンともコネクトが可能なハンズフリーで操作が可能な『スマートフォンリンク』機能で、音楽の再生はもとより行き先マップを転送なども行えます。そのシステムには外部のアプリケーションを使うことも優先させることから必要に応じて入れるアプリケーションもカスタムできる点も魅力的です。
しかも現在販売を行っている車の30%はコネクテッドカーとして登場しており、その勢いは収まることなく今後10年ではそのシェア数は50%までに伸びるとも言われているコネクテッドカーが今後当たり前になる時代です。
コネクテッドカーでのAndroid auto活用法とは?
では、外部アプリケーションも持てば普通の車でもコネクテッドカーが可能なのではないか?と思われる方も多いかと思います。最近では、Android autoで知られるナビゲーションアプリも人気を集め、コネクテッドカー化が進みつつある現在、耳にする方も多いのではないでしょうか。
Android auto自体のシステムは、Android autoに対応する車種を所有している必要があります。そして、スマートフォンにアプリをダウンロードしておくことがシステムを利用する条件でもあります。
Android autoで利用可能になる機能といえば、マップからルート案内を行うナビの役割から、Googleが提供するGoogleplaymusicも利用が可能。メッセージや電話、ハンズフリーなどを行う通信機能もあり、音声での操作が可能です。また、外部のアプリにもAndroid autoを通じて接続することも可能になっています。
Android autoに類似したCarPlay 何が違う?
Appleが発表するコネクテッドカーシステム『CarPlay』は、Appleの代名詞デバイスであるiPhoneを車で使うことを目的として作られた自動車用のシステムです。このシステムの特徴は、画面でのタッチパネルで他企業のナビゲーションアプリを利用でき、ダッシュボードにそのアプリを集約することができる点です。その操作は、Siriを使った操作が可能で音声認識も向上したシステムなっています。
利用者の選択肢をくれたアプリ選択で使いやすいという点は嬉しいポイントではないでしょうか。
日本のカーナビはコネクテッドカーの先駆け?
日本では、車に備え付けのナビシステムの発展が先進国に比べて早く“コネクテッドカー”という概念自体馴染みのあるもので目新しいシステムとは言いがたいという点があります。また、日本が今後10年かけて50%までシェアを伸ばすという点においても、世界的に比べてスローペースである部分も否定できません。事実、先進国やヨーロッパ圏ではまだ車にナビが搭載されている車自体が珍しく、外付けで操作することでセルフでナビシステムを導入するということが一般的でした。そうしたカスタム性のあるシステムの便利さをとるとコネクテッドカーが支持される理由もお分かりいただけるかと思います。また、コネクテッドカーのシステム自体が自身のスマホと連動するデバイス化は、ナビを超える便利性に富んだ機能であることから、日本でもコネクテッドカーが一般化する日ももうそこまで来ていると言ってもいいでしょう。試験的に導入されている車種も増えており、今後コネクテッドカーの波にも注目です。
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