RPA「SynchRoid」とは?
『SynchRoid(シンクロイド)』は、ソフトバンクが提供する法人顧客向けのRPAツールです。
SynchRoidを導入する事でホワイトカラー業務などをソフトウェアロボットに代行させる事が可能となるため、作業の効率化や生産性の向上を図る事ができます。
また、既に大手企業への導入実績も多く持っており、各所でしっかりと結果を出す事にも成功しているのです。この記事では、そんなSynchRoidのメリットやデメリットを徹底解説していきます。
SynchRoidのメリット
まずはSyncRoidのメリットについて、6つに分類してご紹介します。
1.難しい知識は不要で業務自動化が可能
いくら優れたRPAツールであったとしても、プログラミングの知識や開発の経験がないと動かせないのであれば生産性は中々向上しません。その点SynchRoidは、RPAテクノロジーズ株式会社でNo.1の販売数を誇る「BizRobo!(ビズロボ)」をベースに作成されており、開発画面をGUIで提供しているため、直観的な操作を行うだけで簡単に業務の自動化を行うことが可能となっています。専門的なスキルを要求される事なく、誰でもロボットを作る事ができるのです。
2.導入実績が豊富
SynchRoidは、既に多くの企業に導入された実績があります。初めてPRAツールを導入する上で、導入実績は大きな判断材料となります。ここでは、その中の一部の導入事例をご紹介するため見ていきましょう。
1.マルコメ株式会社(規模:501〜1,000人)
RPAの活用で、ルーティン業務の対応時間を『70%削減』する事に成功
2.株式会社不動産工房(規模:100人以下)
毎日発生する情報集約業務が、RPAによる自動化で約1時間から『3~5分』に短縮した
3.遠州鉄道株式会社(規模:1,001〜5,000人)
グループ各社でSynchRoidを活用し業務を自動化。すると、月間『約570時間』の業務時間削減を達成することに成功した
3.業務スピードや品質が向上する
SynchRoidを導入すれば、ロボットが24時間365日稼働します。今まで人の手でやっていた定型業務を、自動で休みなく行ってくれるのです。すると当然ですが、これまで以上に業務スピードが向上することとなります。また、ロボットが作業をするため単純なミスもなくなり、品質も良くなります。そして、これまでに行っていた入力ミスによるやり直しや、ミス防止の多重チェックもなくなるため、人件費などのコストを削減することも可能となるのです。このようにSynchRoidを利用することで、各所で作業の効率化や生産性の向上を図る事ができます。
4.柔軟性のある料金体系を準備
RPAツールの導入を検討している企業にとって、利用コストがどの程度かかってくるかは気になるポイントでしょう。ソフトバンクはSynchRoidを以下の2種類の料金体系で提供しています。
- ベーシックパック(1ライセンス、10人同時アクセス)
月額600,000円 -
ライトパック(1ライセンス)」
年間900,000円
ベーシックパックの場合は、複数のユーザーが同時に利用することも可能です。ただし、ライセンス価格はライトパックよりも高めです。その反面ライトパックは年間90万円とトータルコストは低めとなりますが、1ユーザーしか利用できません。特徴のことなる2つの料金体系が準備されているため、企業は柔軟な導入を検討する事ができます。
5.幅広い代行業務の範囲
ロボットが業務を代行すると聞くと、中には「簡単な単純作業しかできないのでは?」と感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。しかし、実際には以下のような幅広い範囲の業務を代行してくれます。
- 経理・財務
請求や支払いデータの入力、売掛金や買掛金、固定資産台帳管理など -
総務
決裁情報の集計や分析、資料等支払い処理、セキュリティカード設定など -
人事
残業日報や人事情報修正の修正、年末調整など -
営業事務
経費申請や申込書の入力、物販見積もりなど
6.トレーニングや開発支援などのサポートが付いてる
SynchRoidのライセンスを購入した場合、ただツールを提供されるだけでは終わりません。eラーニングや検定試験、ワークショップ形式の研修や開発支援などをソフトバンクが行ってくれるため、「RPAツールの知識も経験もない」という企業でも安心して導入する事が可能となっています。
SynchRoidのデメリット
SynchRoidには、別段大きなデメリットは見当たりません。しいて言えば、ライセンス料の高さでしょう。しかし、RPAツールの中には1千万円を超えるライセンス料のものもありますので、それと比較すると決して極端に高額というわけではありません。むしろ、複数のプランが準備されている分良心的であると言えるでしょう。「特別なデメリットがない」というのも、SynchRoidの評価できるポイントです。
まとめ
RPAの中でもSynchRoidはシンプルでいて、尚且つ非常に優秀なツールです。
誰でも簡単に自動化ロボットを作る事が可能であり、更には自動化できる業務の範囲も幅広くなっています。また、ライセンスの価格も別段高いというわけではないため、一般的な企業でも導入しやすいです。これから人口が減少していく中で、会社が生産性を維持していくために必要なRPAツールの需要はどんどん高まっていく事が予想されます。
そのような環境の中で、SynchRoidは今後も活躍が期待されるため、各企業は是非とも今のうちからチェックしておいて欲しいところです。
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