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オフィス自動レイアウトのシステム化アプローチ

弊社はCADの開発から、Unityエンジンを利用したシステム開発まで、幅広く開発案件を対応させていただいております。その際にCAD図面の取り扱いやCADシステム開発もできるという実績を買われ、オフィスの間仕切りや、机や椅子などの家具を自動で配置して、レイアウト案をシステムで出力できないかというご要望を依頼されることがあります。中にはオフィス空間内にどのくらい人が座れるのか、システムで計算してほしいというご要望もお聞きすることもあります。その際のキャパのアプローチについて、少しではありますがまとめさせていただきましたので、ここに記載いたします。

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ご要望をまとめてみると

1、オフィスの空間に対して部屋の分割をAIのような機能で仕切り、部屋のレイアウトを自動で決めたい
2、オフィス空間に椅子と机を可能な限りならべ、どのくらいの人数が座れるのか確認したい

解決する為のアプローチ

1、オフィスのレイアウトを、遺伝的アルゴリズムを利用して配置する
2、決まった空間に机又は椅子を並べて配置する

遺伝的アルゴリズムとは

遺伝的アルゴリズムとは、人口知能の一部である進化的アルゴリズムの中の1つの手法でして、選択と交叉、そして突然変異を組み合わせて問題を解決する手法です。アルゴリズムの詳細は複雑なのですが、組み合わせ最適化問題や、NP困難問題に適用が可能との事です。

遺伝的アルゴリズムを利用し生物の進化と同じ仕組みをオフィスレイアウトに適用するアプローチは、大学でも研究の1つとして取り上げられています。以前お打合せさせていただきました大学の教授の方がアプローチしていますオフィス自動レイアウトは、以下論文に詳細が記載されています。
対話型遺伝的アルゴリズムを用いたオフィスレイアウト支援システム

※ちなみに、その際教授と色々お話させていただきましたが、AI等の分野でも活躍されており、今後の展開がとても気になるところでした。

決まった空間に机又は椅子を並べて配置する

以前の弊社の記事にも記載しておりますが、指定した多角形空間に机を隙間なく並べるテストアプリケーションを作成した実績があります。
手順は2ステップ!?AutoCADでブロックを自動配置

このプログラムはかなりシンプルな機能しか作成していませんが、遺伝的アルゴリズムやその他実際の運用ルールを検討して機能化してみればオフィス自動レイアウトシステムの開発も夢ではないかも知れません。(AIの機能を利用して、オフィスをレイアウトしたり、図面を作図する未来がそのうち来るかも知れません。。)

まとめ

いかがでしたでしょうか。
オフィス自動レイアウトシステムのアプローチについて書かせていただきました。こちらはまだ実証や開発はまだですが、今後システム化の可能性を秘めているのではないでしょうか。また、オフィスレイアウト以外にも建物の中の管や配線を最短ルートで自動配置するCADコマンド開発も弊社実績がございます。そのようなシステムを利用したいご要望がありましたら、弊社までお問い合わせ下さいませ。

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