高級腕時計、試してみませんか?〜時計のサブスクサービス比較【2019】
みなさんは腕時計、使っていますか?
かつては社会人の必須アイテムだった腕時計も、最近はスマホが普及したせいか、昔に比べるとユーザーも減ったと言われています。
ただ、仕事中にいつでもスマホを見られるかというと、案外そうは行かないもの。特に営業系の仕事の方は、商談中などスマホを使いづらい場面はたくさんあります。
今回は、そんな腕時計のなかでも、最近注目を集めているサブスクリプションサービスに焦点を当ててご紹介しましょう。
■この記事では次の事がわかります
・時計のサブスクリプションサービスとは?
・時計のサブスクリプションサービスのメリット・デメリット
・代表的なサービスの比較
はじめに:サブスクリプションサービスとは?
最近何かと話題になっているのが、この記事のキーワードでもある「サブスクリプション」。
一体サブスクリプションとは、どのようなものなのでしょうか?
お金を払って所定の期間の使用権を買う
元々サブスクリプションという言葉には様々な意味がありますが、この記事で扱う”サブスクリプションサービス”の場合、「所定の利用料を支払い、一定期間のサービスを得る」販売スタイルを指します。
提供される内容は純粋なサービス(例:オフィスの清掃)からハードウェア(例:家電レンタル)まで様々ですが、後者の場合、契約期間中のモノの所有権がユーザーではなく事業者側になっている点が最大の特徴と言えます。
身近な例としてわかりやすいのが、賃貸住宅。
こちらは今まで払った家賃の金額にかかわらず、住民がその家を自分の所有物にすることは出来ません。
仮に、30年住んで累計3,000万円以上大家さんに家賃を払っていたとしても、その家を自分の物にすることはできませんよね?
ここが、”購入”と”サブスクリプション”の違いです。
時計をサブスクリプションで借りるメリット・デメリットとは?
さて、時計というと従来は”購入”が当たり前のデバイスでした。
ある程度のお年の方なら、「出世して給料が上がった記念に高価な時計を買った」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
また、業界や職種によっては、「あまり安い時計をしていることは好ましくない」とする所もあるようです。
では、そんな時計をサブスクリプションで借りる事のメリット・デメリットは、一体どのようなものなのでしょうか?
メリット
比較的安い金額で高級時計を試すことが出来る
これまでの”購入”の場合、店頭で時計を試着することはできましたが、1ヶ月といった長期に渡って試す事はできませんでした。
例えば、2つの時計のどちらにすべきか迷った時、悩みに悩んでどちらか一方を選ばざるを得なかったのです。
読者のみなさんの中にも、「あの時、もう一方の時計を選んでおけば……」と後悔したことのある方はいらっしゃるのでは?
そんな時、サブスクリプションサービスなら、短期間のレンタルで気になる時計を気軽に試す事が可能です。
実際に自分の環境で使って試せるというのは、案外バカに出来ませんよ。
そうして試していく中でお気に入りを見付けたら、そのまま契約を続けるなり、解約して時計屋さんへ買いに行くなりすれば良いのです。
TPOに合わせて時計を借りる事ができる
普段使っている時計が、必ずしも全ての場面でTPOを満たしているとは限りません。
「パーティに招かれたが、服装に合う時計がない」
特に女性の場合、ドレスや着物など場面により服装やその色合いが大きく変わる為、時計に関する悩みも増えがちです。
でも、大丈夫。そんな時こそサブスクリプションの出番です。
お祝い事などは基本的に日程が早くから決まっていますから、その日に合わせて時計をレンタルすれば良いのです。
服に合わせていくつも時計を買う必要がないので、家計にも優しく、限られた予算を有効に活用できますよ。
もちろん、男性の場合も基本は同じ。
例えば、「普段は安物の腕時計で済ませてるけど、結婚式にこれを付けていくのは流石にマズいよね……」なんて時も、式の日取りに合わせて良さそうな時計を借りれば問題ありません。
低い負担額で高級時計を試す事ができる
まだ高級な時計を買うことが難しい若者世代にも、サブスクリプションは強い味方です。
借りる製品やプランにもよりますが、どのサービスも比較的手を出しやすい金額で設定されているので、きちんとした時計を買えるようになるまでサブスクで乗り切るというのも良い選択肢でしょう。
ただし、あまり長期間借りていると支払金額が購入価格を上回ってしまうこともあるので、そこは注意が必要です。
デメリット
破損時には保障を求められる可能性もある
サブスクリプションでは、時計の所有権はユーザーではなくレンタル事業者側にある為、契約プランによっては時計の破損・故障等の際、ユーザー側に負担を求められる可能性があります。
“購入”の場合は破損や故障があってもユーザー自身が諦めれば済む話ですが、サブスクリプションではそうは行かないこともあるわけですね。
よって、利用前に規約をしっかり確認すると共に、届いた時計も自分の物以上に丁寧に扱うことが必要とされるでしょう(今更言うまでもないとは思いますが……)。
時計のサブスクリプションサービス比較
さて、メリットが分かると、やはり気になるのは実際のサービス内容です。
ここからは、記事執筆時点(2019年10月)にサービスを行っている国内の事業者を、簡単な特徴と共にご紹介しましょう。
KARITOKE(カリトケ)
KARITOKEは大阪の ななし株式会社が運営する、時計のレンタルサービスです。1 2
料金プランはレンタルできる時計の種類に合わせて4つ用意されており、最安のプランは月額3,980円(税抜)3 と手頃な価格になっています。
このサービスの特徴は、時計を借りるだけでなく、貸すことも出来る事。
KARITOKEを通じて自分の時計がレンタルされた場合、プランに応じて1,000〜5,000円/月のキャッシュバックを得られるので、使っていない高級時計を持っているユーザーにもありがたいサービスです。4
高級時計初心者の方だけでなく、既に時計を持っているヘビーユーザーさんにもお勧め出来るサービスと言えるでしょう。
WATCH RENT
WATCH RENTは、株式会社NiCSが運営する時計レンタルサービス。5 6
料金プランは全5種類で、グッチやエルメスなどの時計を借りる事が出来るプラン(3,500円(税抜)/月)からインビテーション制のダイヤモンドプラン(29,000円(税抜)/月)まで、用途に合わせて幅広く用意されています。7
手首の太さ(ベルトの長さ)を登録しておけば、それに合わせてベルトを調節した上で送ってくれるのも嬉しいポイントですね。8
最短レンタル期間は1ヶ月なので、こまめに時計を変えたいという方にもお勧めです。
ROLLY
ROLLYは、ロレックスを中心に多くのブランドを取り扱うサブスクリプションサービスです。9
料金プランは先に紹介した2社より多い全7種類。各プラン毎にレンタル可能な製品が細かく分かれており、ロレックスであれば18,800円/月〜の金額で借りる事が出来ます。9
返却期限の設定はされていないので、長期間借りたい場合にも便利です。*10
まとめ
今回は「高級腕時計、試してみませんか?〜時計のサブスクサービス比較【2019】」と題して、国内の代表的な時計レンタルサービスを比較してみました。
高級時計は良い物とわかっていつつも、金額面から中々手が出しづらいことも事実。
そんな中、比較的安価で気軽に試す事が出来るサブスクリプションサービスは、高級時計の市場を拡げる上でも今後重要な位置づけになっていくものと思われます。
まだまだ市場としては黎明期ですが、これからの発展に期待していきたいサービスではないでしょうか?
参考
*2 https://karitoke.jp/company
*3 https://karitoke.jp/userguide
*4 https://karitoke.jp/kashitoke
*6 https://watch-rent.jp/company/
*7 https://watch-rent.jp/aboutus/
▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!