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【無料・すぐ使える】画像解析もAIが活躍!仕組みと人気サービスをご紹介

この記事を読むと、以下の3つのことがわかります
①AIが画像解析するしくみについて
②身の回りで使われている最新のAI画像解析技術
③今すぐ使える無料のAIツール

画像からさまざまな情報を読み取る画像解析技術は、今や80億円を超える市場規模になっています。

画像解析技術の精度を高めているのがAI(人工知能)です。ECサイトのチャットボットやレコメンドエンジン・スマートスピーカーなど、身近なところにAIは広がっています。

AIによる画像解析技術のしくみや実用化されている機能・すぐに使える無料の解析アプリをご紹介します!

AIでなぜ画像解析ができるのか>AIでできることをご紹介

AIで画像分析するしくみ

AIが画像解析をするしくみの基本に、特徴量があります。

たとえばイヌとヒトのそれぞれの画像をAIに見せていきます。AIは膨大な数のイヌとヒトの画像を見ていく間に、

・犬には顔をふくめて全身に毛が生えている
・犬は4本の足で歩いている
・ヒトは全身ではなく、頭にだけ毛が生えている
・ヒトの顔には毛がないが、一部(ヒゲや眉毛)はある

などの情報を記憶します。上記のような物体ごとの特徴の多さは「特徴量」といって、AIが画像解析する元となるものです。

そしてAIが膨大な画像を勉強して特徴量を増やした結果、規則性を掴みます。

その規則性があるから、新しい画像を見た時に「これはヒトの画像だ!」と判断できるのです。

なぜ今画像分析が注目されているのか

AIによる画像解析技術は、今に始まったことではありません。しかし2010年代からは画像認識コンテストまで開催されてブームを迎えました。

AIの画像解析が注目された理由に、解析精度が高まったという点があります。

つまり、AIによる画像解析技術がビジネスや医療といったシーンでも活用できるようになり、人の“眼”としての役割を担えるまでになったのです。

“画像”といってもその幅は広く、絵や写真のほかに人が書いた文字や防犯カメラの映像まで画像解析技術が応用できます。アイデアと技術力次第で、私たちの生活をより豊かにするツールやサービスが生み出せるのです。

AIの画像解析技術によって、少子化や地方の過疎化といった人材不足の助けにもなります。サービスの品質を下げずに人の負担を減らす「省人化」にも大きく貢献するでしょう。

第3次ブームを迎えAIはさらに進化

AI自体は新しい技術ではなく、1950年代ごろから研究がはじまっています。そして1900年代に第1次・第2次とブームが起こり、2000年代からは第3次ブームとなりました。

第3次ブームが起こったきっかけといえば、アクティブラーニングとディープラーニングです。

アクティブラーニングによって、AIは自分から学習することができます。つまり人が「これはヒトの画像」「これはイヌの画像」と1つ1つ教えなくてもAIが自発的に勉強するので、圧倒的に効率よく機械学習させられます。

そして繰り返すほど理解を深めていくディープラーニングの機能で、AIは人と同じように「やればやるほど賢くなる」という特徴を持ちました。

AIによる画像解析の精度が上がった理由も、アクティブラーニングとディープラーニングにあります。

膨大な数の画像をAIがアクティブラーニングで学び特徴量を掴み、ディープラーニングでその精度を高めるのです。まさに、人の思考回路と同じですよね。

【最新事例】身の回りに広がるAIによる画像解析サービス

小売業界の最新といえば!Amazonの画像解析サービス

つねに最新技術を取り入れるAmazonでは、すでにAIによる画像解析サービスを提供しています。

AWSで、Amazon Rekognitionという画像サービスを提供しています。これは開発者向けの技術で、アプリケーションに画像解析機能が盛り込めるというものです。複数の言語をサポートしているので、開発者は得意な言語で開発できます。

Amazon Rekognitionができることは、顔分析や顔の照合などです。表情から感情を読み取ったり、複数の画像が同一人物かどうかという判定ができたりします。

AWSでつねに新しいデータを学習させており、解析機能も日々アップグレードしています。

参照:Amazon Rekognition公式サイト

病理医不足に貢献!医療現場の画像解析

組織細胞などを観察して病理診断を下しているのが、病理医という職業です。日本のドラマでも題材にされましたが、日本では病理医不足が問題視されています。

病理医が不足していると、病理診断のダブルチェックができず判断の精度が落ちるというデメリットがあるのです。

そこで登場したのが、AIの画像解析技術を使った画像診断支援です。

AIに正常な状態の組織と、疾患がある組織の医療画像を見せます。そして繰り返し学習させることで、規則性を掴ませるのです。

AIが規則性を掴み精度が高まれば、そのデータを医療機関同士で連携させることもできますね。

参照:IBM公式アカウント「ディープラーニングで加速する医用画像AI分析」

AIに救われる!防犯・防災現場の画像解析

すでに国内では、500万台ほどの監視カメラがあるといわれています。

AIの画像解析技術によって、防犯カメラの画像から犯罪を防ぐ取り組みもスタートしました。

AIが大量のデータから人の動きや顔の情報を覚え、不審な動きを察知する技術が開発されています。万引きした人を見破る“万引きGメン”のように、足や首の不穏な動きをAIが検知できますし、さらに店員に通報するという機能まであります。

そして、容疑者やテロリストといった要注意人物の発見にも成功しました。国内のいたるところに設置された防犯カメラが、見守り役になってくれるかもしれません。

参照:SECURITY SHOW「AIで防犯、映像解析、OKI、ATM操作を監視、阪大、歩き方で個人特定、誤判断防止、人の確認必要。」

【無料】今すぐ使える!AIや画像解析を楽しめるアプリ3選

海外旅行に!Google翻訳

画像解析技術をテキストに応用して、英文をスマートフォン上で翻訳してくれるのがGoogleの「Google翻訳」です。

海外旅行に行ったとき、「看板の文字が読めない」「パッケージの説明がわからない」というシーンはよくありますよね?そんな時Google翻訳で文章を写せば、翻訳された文字がスマートフォン上に表示されるのです。

たとえば、これは私がアメリカのディズニーランドに行ったときの写真です。

目当てのアトラクション前に看板が立っていたのですが、英語が読めません。「今日は中止なのか?数時間後には再開するのか?」がわからず、Google翻訳の画像解析を使いました。

すると…

日本のアトラクションでもあるように、「現在利用できません」と翻訳してくれました。利用できないのは残念でしたが、英単語を検索して理解するよりもはるかに時短できたので満足です。

音声や文字の翻訳機能もあるので、海外に行くときはおすすめですよ。
ダウンロードはこちらからどうぞ。
iOS
Android

AI手相占い Palam(iOSのみ)

人の手相から、結婚や仕事といったさまざまな占いができるのが手相占いです。占いのお店に行かなくても、AIを使ったアプリをダウンロードすれば画像解析で手相占いをしてもらえます。

撮影した手相のデータは自分のiPhoneにしか保存されず、プライバシーにも配慮された仕様が特徴です。

iOSだけですが、ちょっと手相を占いたい時や飲み会で盛り上がりたいときにおすすめです。

ダウンロードはこちらからどうぞ。

PASHALY パシャリィ

テレビや雑誌を見ていると、「この服欲しいな」と思うことがありますよね。

そんな時におすすめなのが、「PASHALY パシャリィ」です。服のカテゴリがよくわからなくても、PASHALYで撮影すればAIがデザインの似た服を提案してくれます。

テレビでも取り上げられたことがある、人気の画像解析アプリです。「テレビでみた服が欲しいけれど、調べ方がわからない」という人におすすめですよ。

AI×画像解析の掛け合わせで、精度が飛躍的にアップしました。今回ご紹介したようにビジネスや防犯など様々な分野で実用化が進んでいます。

これからももっと画像解析技術が向上し、便利なツールがでてくることでしょう。

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