ITリサーチ会社が発表する今後最も注目されるIoT技術Top10
最近盛り上がりをみせているIoT(モノのインターネット)。それはまだはじまったばかりで、今後伸びていくことは必至です。
では、IoTのどのような分野が伸びていくのか?それらの分析をIT系リサーチ会社のガートナー社が発表していましたので紹介します。
ガートナー、2017年のIoTテクノロジ・トレンドのトップ10を発表
第1位 IoTセキュリティ
IoTが普及すればするほど、そのIoTデバイス自体にだけでなく、それらと繋がったOSや通信、接続先システムといった広範囲にわたって、新しいセキュリティリスクが出現する。
第2位 IoTアナリティクス
IoTによって取り扱うデータ量そのものが増加し、今後はそれらによって新たに得られたデータに対して「新たなアプローチが必要」となり、新しい分析ツールやアルゴリズムが求められていく。
第3位 IoTデバイス (モノ) の管理
IoTデバイスは長期にわたって使用することでコストが発生する。ハード面、ソフト面の両面から管理する技術が注目を集めることになる。
第4位 省電力の短距離IoTネットワーク
2025年末まで、省電力の短距離ネットワークが無線IoT接続の趨勢となり、その数は広域IoTネットワークを使った接続を上回る。
第5位 省電力WAN (広域ネットワーク)
最初の省電力広域ネットワーク (LPWAN) はベンダー固有のテクノロジを基盤にいたが、長期的に見た場合、ナローバンドIoT (NB-IoT) が優位を占めることが見込まれる。
第6位 IoTプロセッサ
IoTデバイスの能力は、使われているプロセッサとアーキテクチャによって決まりまる。
第7位 IoTのOS
多くの異なるサイズのハードウェアと機能のニーズをサポートできるように、IoT固有の多様なOSが数多く開発される。
第8位 イベント・ストリーム処理
分散ストリーム・コンピューティング・プラットフォーム (DSCP) は、リアルタイム分析やパターン認識などの実行に伴う超高レートのデータ・ストリームを処理するようになる。
第9位 IoTプラットフォーム
IoTプラットフォームでは、IoTシステムの数多くのインフラ・コンポーネントを単一の製品に同梱して提供する。
第10位 IoTの標準とエコシステム
多くのIoTビジネスモデルは複数のデバイスと組織の間におけるデータ共有に依存しているため、標準およびこれらに関連するAPIは不可欠な要素となる。
これからIoTはますます競争がはげしくなることが予想されます。インターネット出現以降、新しいものが出てくると、それらはグローバルな競争に否応なく晒されます。それ故に圧倒的なスピードで進化を要請されます。
IoT製品のメーカーは、その適応についていけるかどうか成否を決めるでしょう。
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