記事ネタに困らなくなるコンテンツプランニング作成術
検索結果からの流入というのは、非常に魅力的なチャネルです。リスティングと違って、流入に対してコストが一切かかりません。また、検索数の多いキーワードで上位表示ができれば、毎日数千以上の流入が自動的に発生します。
一方で、昨今のSEOはコンテンツ重視になっているので難易度が高く、具体的にどんな対策をしたらよいのかもあやふやです。しかし、検索順位というのは非情なもので、検索順位1位のクリック率は15%に対して、2位は10%、3位は7%、4位以降になると5%を切るなど、「SEOをするなら、1位まで上げないと大きな流入が期待できない」可能性があるのです。(※)
そこで、今回は昨今のコンテンツ重視になったSEOの対策としてコンテンツプランニングの作成術をご紹介します。
(※ソース元:http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/01/13/11922)
集客コンテンツと成約コンテンツは分ける
コンテンツプランニングのコツとして、集客コンテンツと成約コンテンツを分けるということです。集客コンテンツとは、人を集めることが目的のコンテンツで、訴求したい商品には一切触れず、役に立つ情報のみを載せた記事です。一方で成約コンテンツとは、記事の中で商品を紹介している記事のことを指します。コンテンツプランニングに失敗するケースとして、どの記事でも商品訴求をしてしまっているものがあります。つまり、サイトに存在する記事が全て成約コンテンツということです。
人は十分に商品に興味を持っていたり、記事作成者に信頼を置いている場合などを除いて、商品を訴求されることが嫌いです。ですから、役に立つコンテンツが書いてあったとしても、毎回商品が紹介されていると「また営業か」という印象を持たれてしまい、離脱率が上がってしまいます。サイト全体の集客コンテンツと成約コンテンツの割合は7:3くらいで良いでしょう。
キーワードごとに作成記事の分量と方向性を決める
コンテンツプランニングはキーワードを基準にコンテンツを構想することが重要です。まずはゴールを決めます。PVを集めたいのか、商品を訴求したいのか。PVを集めたいのなら、どういう嗜好を持ったユーザーを集めたいのか、それはなぜなのか。商品を訴求したいのなら、商品を購入する可能性のある人はどういう悩みを持って、どんなキーワードで検索をするのか。それらを踏まえた上で、サイト全体でどういったキーワードを狙うのかを決めていきます。
一般的にキーワードボリュームが大きければ大きいほど、SEO難易度は上がります。そのため、記事の量や拾うサジェストキーワードの量を増やすことで対策をしていく必要があります。
例えば、ダイエット器具を売るためのサイトを作るとします。拾うキーワードは「ダイエット」や「痩身」や「フィットネスグッズ」などいろいろ考えられます。この中でも最も難易度が高いものは「ダイエット」でしょう。作成記事の分量はライバルサイトの記事量を目安にしますが、ここでは50記事とします。そのうち、「ダイエット グッズ」で20記事、「ダイエット 簡単」で10記事、「ダイエット おすすめ」で20記事書くことにします。
これら全ての記事の方向性は「ダイエットはダイエット器具を使ってやるのが一番良い」というスタンスです。スタンスを持っておくだけで、決して商品の紹介をしてはいけません。記事の中でダイエット器具を否定するような記述を書いたり、サプリメントを絶賛するようなこと書いたりしないということです。
ライバルサイトのコンテンツプランニングより優る構成にする
自身のサイトで狙うキーワードが決まったら、それらのキーワードで検索をしてみましょう。すると、すでに上位表示されているライバルサイトが見つかります。それらのサイトがどういうキーワードをどんな方向性で、どんな記事分量で狙っているのかを整理してみます。
作成する記事分量や拾うサジェストキーワードはライバルサイトよりも多くしましょう。キーワードによっては記事の分量が千を超えるケースもありますから、その場合は狙うキーワードを変えるなどの検討も必要かもしれません。
まとめ
記事ネタが無くなるというのは、コンテンツプラニングをする前に日々ネタを探して記事を書くという手法を取っている場合に起こりやすい現象です。事前に目的を明らかにして、狙うキーワードを選定し、キーワードごとにネタや方向性を決めておけば、記事ネタは見つかりやすくなります。