プログラミングの学習はネット?書籍?
プログラミングを独学で学習する場合の選択肢として、大雑把に分けると
・ネット
・書籍
の2つがあります。
インターネットが普及した現在ではプログラミング言語の入門用のWebサイトも沢山あり、また動画を使った学習など、単なる解説サイトとは異なるサービスも存在します。
学習する上で、Webと書籍でのそれぞれのメリットを紹介していきます。
ネットでの学習について
・情報量自体は非常に多い
ネットと一口に言っても、様々です。
部分的にわからないことがあればgoogle検索などで調べれますし、スタックオーバーフロー等の質問するためのWebサイトもあります。
また、入門用のWebサイトや、ドットインストール等のちょっとした動画学習サービス、オンライン上でプログラムが書けるサービスもあります。
このように多種多様なサービスがあり、目的に合わせて利用することで、学習が捗ることは言うまでもありません。
ですが、初心者の方はどれを選べばいいかがわからない、ということが多々あるようです。
本にも同じことは言えますが、ネットの情報は特に「玉石混淆」と言えますので、これらの膨大な情報の中から、更に正しい情報を自分で取り捨て選択しなければいけません。
インターネットに慣れた方であればそこまで問題はないのですが、慣れてない方には難しいようです。
・最新の情報が得やすい
プログラミングの世界には新しい技術が日々誕生しています。
ある書籍で覚えた内容が、今はもう時代遅れとなってしまっている、なんてことも珍しくありません。
書籍は、仕方ないことですが、内容を最新の状態に保つことは難しいです。
一方、ネットの情報は基本的に書き換えや編集がしやすいため、比較的最新の情報を保つことも容易です。
・1つのPC内で完結できる
プログラミングに関連した入門書の多くにはサンプルコードが付属されています。
実際にこのサンプルコードを入力し、自分でも動きを確かめながら進めていくことが一般的ですが、分厚い本を持ちながらプログラミングを行うのは少し手間がかかります。
Webサイト等の場合は、タブを切り替えるだけで済みます。
書籍での学習について
・マイナーな情報も手に入る
書籍であれば、マイナーな情報や一昔前の技術であっても、本が発行されていれば読むことはできますし、まとまった情報が取得できます。
ネットではどうでしょうか。
Webは非常に広く、私達が求める情報は「どこか」にはあるでしょう。
しかし、問題はその「どこか」にたどり着けるか?ということです。
例えばGoogleの検索結果の上位に出てこないページには、私達は中々足を運びません。上位に表示されるのは、そのための工夫をしているページであったり、よくアクセスされている人気のページです。
マイナーな情報であったり、個性的な作りをしているWebサイトにたどり着くことは苦労します。
ネットに慣れている方でもこういった情報を探すのは難しく、慣れていない方には相当厳しいでしょう。
・質の良い情報が手に入りやすい
勿論、例外はあります。書籍顔負けとも言えるような入門用のWebサイトもありますし、少々いい加減な書籍も存在します。
しかし、一般的には書籍の情報の方が質は良いでしょう。
そもそも、著者と出版社はビジネスな関係であり、互いの利益を上げる為、色々と試行錯誤し本を作り上げます。
また、変な本を出そうものなら社会的な信用がなくなります。
優れた一冊の本を読んだことがある人ならば、それだけの情報をネットで集めようとすると、どれだけ大変かは想像できるかと思います。
以上、ネットでの学習と、書籍のメリットを紹介しました。
それぞれのメリット・デメリットを理解しつつ、それを意識しながら使いこなすことが大事です。