新発売のGoogle Wifiは他ルーターと比較しても小型、簡略した使い方、通信速度などが優れる
Googleが家庭用のWifiルーター「Google Wifi」の発売を始めました。小型でシンプルな形状はインテリアとしても秀逸。機能も複数台連携や端末毎の使用時間制限など、お子さんのいる家庭でも安心して使えるようになっています。
おしゃれな小物感に高機能が満載
白い円柱状のルーターは直径10.6㎝、高さ6.87㎝と手の平にのるサイズです。重量も340gと軽く、中央部で柔らかい灯りが動作状態を示すのがLED。冷却ファンがないので、動作音も発生しません。
米国では2016年11月に登場し注目されていましたが、日本でも今年の4月から発売開始されました。
高機能ながら使い勝手の良さ
これまで一般的なルーターはLAN接続したパソコン内のソフトで設定しました。Google Wifiはスマートフォンやタブレット(対応OSはそれぞれAndroid4.0、iOS8以上)で設定するのが特徴です。ダウンロードしたGoogle Wifiアプリで設定します。そのためBluetooth Smart機能を備えています。
家族のように複数人で使用するための機能も備えています。端末毎の使用時間制限は、例えば食事時間や深夜帯で子供のスマートフォンのWiFi接続を制限できます。また、お父さんの端末の速度優先設定など、アプリから各種端末の管理ができます。来客もゲストとしてネットワークを利用できます。
これらの設定が普段のアプリを使うようにサクサク快適に動きます。他のルーターではアプリでも、Webからの専用設定ページにアクセスして処理が遅いケースがあります。処理中なのか停止したハングアップ状態なのかが分からず、思わずリロードする、といったイライラもありません。
メッシュネットワークも特徴
高性能ルーターといえば、これまでは大型でアンテナが装備されていました。Google Wifiが高性能でも小型なのは、メッシュネットワークを採用しているからです。これはルーターのグループが1つのWiFiネットワークとして機能します。
各ルーターは無線で接続されており、どこからもWiFi電波を直接、あるいは仲介して受信できます。したがって、家の中でこれまで電波が届きにくい場所でも強い電波が受信可能となります。
従来のWiFiネットワークは1台のルーターがパソコンやスマートフォンに接続され、そのルーターからの電波を受信します。離れた場所では届きにくかった電波の問題が、メッシュネットワークでは解消されます。各ルーターからアンテナが消え小型になったのも、メッシュネットワークのおかげです。
評判の高速機能
ルーターの性能にも定評があります。2.4GHzと5GHzの同時使用に対応し、無線規格はIEEE802.11ac/a/b/g/nで速度は(11ac)2×2Wave2と表記されています。11acでの5GHz接続は最高866MHbpsです。
通信速度には自信があるようで、通信品質も詳細なチェックができます。インターネット速度の計測、複数台使用時のメッシュWiFi接続品質や実行端末とのWiFi速度などを表示させることができます。特にインターネット速度では、アプリから「なかなか高速です」といった通知を表示するなど、かなり自信を持った機能があります。
Google Wifi のカバーエリア
複数台設置の目安について、Google Wifi1台で約85㎡(約25坪)までとあります。85~170㎡(約52坪)なら2台、170~255㎡(約77坪)なら3台がおすすめ。
もちろん台数が多いほうが、HuluやYouTubeなどの動画もストレスなく再生することができます。目安からギリギリ下や2階建て、3階建てなどの構造ですべての部屋で高速無線を確保するには、設置台数で調整できます。
Google Wifiの価格は1台1万5000円、3台パックが3万9000円(税別)と高性能ルーターとしても高価なほうです。ただし、WiFiルーターの使い勝手が悪く、電波強度の弱さに不満を感じている人は結構多いものです。Google Wifiのメッシュネットワークの利便性を享受し安定した高速回線を獲得できるとなれば、選択肢の一つです。
▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!
建設・土木業界向け 5分でわかるCAD・BIM・CIMの ホワイトペーパー配布中!
CAD・BIM・CIMの
❶データ活用方法
❷主要ソフトウェア
❸カスタマイズ
❹プログラミング
についてまとめたホワイトペーパーを配布中
デジタルツインと i-Constructionについての ホワイトペーパー配布中!
❶デジタルツインの定義
❷デジタルツインが建設業界にもたらすもの
❸i-Constructionの概要
❹i-Constructionのトップランナー施策