LINEがおかしい原因は?「今」の不具合を調べるページがあるんです
LINEに不具合があると、利用者はとても困ります。LINEは親や友人だけではなく、取引先や社内の連絡などビジネスにおいても、メールの代わりに使われるようになりました。それにも関わらず「メッセージが送れない」「メッセージを受信できない」状況では不安です。
この記事を読むと次の3つのことが分かります。
①不具合の原因は「外部要因」と「ユーザー側の要因」の2種類
②外的要因の場合の対処方法
③ユーザー側(端末)に原因がある場合の対処方法
不具合の原因は、LINEやキャリアなどに由来する外部要因とユーザー側の要因の大きく2種類
LINEが不具合を起こした時、大きくは外部的な要因と設定変更などのユーザー側の問題であることが考えられます。
外部要因としては、LINE運営会社のサーバーなどの障害やアプリのバグ、携帯キャリアの通信障害などがあります。
ユーザー側の問題としては、端末の故障、端末やアプリの設定などが主な原因です。これ以外にも、アカウントが停止されているなどの深刻な問題もあります。
以下で、こうした要因と対処方法について具体的に見ていきましょう。
障害の原因:外部要因 対処方法:情報の収集
LINE運営会社のサーバートラブルやアプリのバグ、キャリアの通信障害など外部的な要因が障害の原因となっている場合、ユーザー側では対処できません。基本的な対応としては「情報収集」がメインとなります。その上で、障害が復旧したりバグが改善されるのを待つことなります。
正確な情報さえ収集することができれば、少なくとも原因がわからず無駄な時間を費やすことは無くなります。
では、実際の症状ごとの対処方法を見ていきましょう。まず、LINEだけでなくデータ通信、通話など全てダメというケースは、キャリアが障害を起こしている可能性が高いとおもわれいます。まずはPCか携帯をWi-Fi環境に移動して、キャリアのサイトで障害の起こっていないか確認しましょう。
ダウンディテクターのサイトで情報を収集
次に、他の通信はできているのにLINEだけがダメというケースです。外部に要因があるのか、ユーザー側の問題か原因を切り分けていきましょう。
まずは外部に原因があるかどうかを調べます。こうしたWeb系のサービスに障害がないかどうかを調べるのには「ダウンディテクター」というサイトが便利です。
ダウンディテクターは、さまざまなサービスの不具合を解析して、ユーザーに告知しているサービスです。いわば「ネットワーク障害の天気予報」といってもよいでしょう。
LINEの接続障害などのほかにも、主要キャリア・GoogleやYouTube・Amazonのほか、iCloudやiTunesのようなAppleのサービス・Facebookについても接続状況をトラッキング(追跡)して、異常があれば教えてくれます。
2012年4月に「一般的にプロバイダーや報道機関の情報だけではユーザーは満足できない」という考え方をもとに、複数の情報源から障害状況レポートを収集するサービスとして生まれました。
それぞれのサービスの障害レポートページには、過去24時間のグラフと現在のマップが表示され、「最も多く報告された障害」と「解決した障害」が示されます。さらにその下には、情報や障害をユーザー同士がコメントでシェアできるようになっています。
サイトURL:https://downdetector.jp/shougai/line
ダウンディテクターでは、ユーザーからの障害報告など複数のリソースから情報を収集しています。ユーザー側からの情報提供に関して、その信頼性が保証しているものではありません。
しかし、同じ時間帯に多数のユーザーから報告が上がっていれば、何らかの障害が発生していることが確実だと考えることができます。
ただし、「障害が起こっていること」は確認できても「障害の具体的な内容」や「復旧予定」などはこのサービスでは確認することができません。
LINE の不具合を、Twitterのアカウントで調べる
Twitterはリアルタイムの情報を共有することに優れたSNSです。LINEユーザーがフォローしておきたいアカウントには、LINE公式アカウントと非公式アカウントがあります。
TwitterのLINE公式アカウント
LINEユーザーは、Twitterの公式アカウントをフォローしておくと便利です。自由気ままなつぶやきも多いのですが、LINEに不具合が起きた時や改善されたときの情報を提供してくれます。LINEの最新情報もつぶやいています。
ちなみにTwitterに登録していなくても、キーワードで「Twitter LINE公式アカウント」と入力してブラウザで検索すれば、つぶやきをチェックすることができます。
TwitterアカウントのURL:https://twitter.com/LINEjp_official
Twitterのハッシュタグ「#LINE不具合」で検索
Twitterを利用しているなら、検索窓に「#LINE不具合」と入力して検索をかけると、現在LINEに不具合が起きているユーザーのコメントが表示されます。「#」はハッシュタグといい、この後に続けた文字によって、同じタグをつぶやいている人のツイートを一覧表示することができます。
単に「送信できない」というだけのつぶやきから、自動アップデート後に画面が黒くなって起動できなくなったことや、トーク履歴が全部消滅したなどという、泣くに泣けない報告もあります。
また、表示されたツイートを辿っていくと「こうすれば直った」という方法を教えてくれたり、解説ページへのリンクを掲載したりと役立つツイートもあるので要チェックです。
アップデート時には「#LINE不具合」を使った投稿が多くなります。おかしいと思ったらTwitterをチェックしてみましょう。
端末側に原因がある場合の対処方法
通信障害がなく、不具合の報告がないにもかかわらず、自分のLINEの動きがおかしいという場合があります。LINEを使っていて最も困る状況は、以下の3つではないでしょうか。
①LINEアプリが起動しない。
②LINEでメッセージが送信することができない。
③LINEを使って通話ができない。
不具合が起こっても、テキストさえ送信できれば相手に状況を伝えられます。しかし、テキストが送れなければ、相手には状況すら伝えることはできません。
LINEで不具合が起こった場合、基本的な対応ですが以下の手順を試してみましょう。
LINEで不具合が起こった時の対処方法
Step① LINEを再起動する
まず、使用していたLINEアプリを終了させます。iPhoneの場合ホームボタンを押すとLINEが閉じますが、実はアプリはバックグラウンドでは起動したままになっています。このときは、ホームボタンをダブルタップします。
<追記(2021年1月)>
iPhoneX以降の機種ではホームボタンが廃止されました。これに伴い、アプリを終了させるためのマルチタスク画面にする操作がこれまでとは異なるものとなっています。
・画面下部のタスクバーやホームインジケーターがあるところから画面上部に向けてスワイプ
・画面中央付近で一度、指を止めてから離す
こうすることによって、現在起動中のアプリが表示される「マルチタスク画面」になります。あとは、横スクロールでLINEアプリを表示して、上部にスワイプすれば終了させることができます。
iPhone8までに比べて操作が少しだけわかりにくいですが、慣れれば感覚的に扱えるようになります。
Step② スマートフォンを再起動する
一度終了させたLINEアプリを起動させても動作できない場合は、スマートフォン自体を再起動します。パソコンも同様ですが「困ったときは再起動」です。LINEの設定をリセットして、プログラムを読み直すことにより改善するかもしれません。
Step③ LINEが最新バージョンか確認する
LINEなどのアプリは常にアップデートしています。不具合があった場合には、すぐにアップデートされる場合があります。iPhoneユーザーはAppStore、AndroidユーザーはGoogle Playをチェックして、最新のアップデートがあればすぐ更新してみましょう。
また、同時にOSも最新版にします。やや時間はかかりますがOSのアップデートも行いましょう。しかしながら、アップデート直後は不具合が多いので注意が必要です。
Step④ LINEの現在の状態をチェックする
ダウンディテクターで通信障害のチェック、Twitterの障害報告などをチェックして、自分のLINEと同じ状態がないか確認します。同じ不具合があればLINE側の問題のため、障害の復旧やアプリのアップデートなどを待つほかありません。
LINEアプリに問題がないときには、あなたのスマートフォンが問題という可能性があります。このときは修理する必要があるかも知れません。
LINE の不具合を問い合わせる
できればショップに修理に出す前に、LINEのお問合せフォームに記入して、運営チームに問い合わせてみましょう。多くの不具合は、一時的な問題もしくは基本的なリセットなどによって改善します。
LINEのヘルプページで不具合の対処法を確認し、合致する障害がないかどうか探して、解決法を見つけるようにしましょう。
【要注意】LINEの再インストールで気をつけること
焦ってスマホをいじくり回した結果、気持ちが動転して「面倒だから再インストールしよう!」と思う人も多いはずです。
それも1つの手段ですが、再インストールは一度LINEを削除することになるため「こんなことになると思わなかった!」とショックを受ける次のような事態が起こりやすいため注意が必要です。
・トーク履歴が消える
削除する前に、必ず「バックアップ」を取るようにしましょう。「よくわからないけれど、自動でバックアップしてるよね?」と考えている人は要注意です。
LINEのトーク履歴は、LINEのバックアップ画面から手動で行う必要があります。その方法でなければ、バックアップされません。結果がどうなるか知らずにアンインストールして、彼氏や彼女とのラブラブなトーク履歴がまるごと消えてしまった人もたくさんいます。注意が必要です。
・再ログインできない
アンインストールして入れ直したLINEは、再度ログインの必要があります。機種変更のときにも注意が必要です。LINEにメールアドレスの登録をし忘れて、友だちの情報がまっさらになってしまったという人も少なくありません。
LINEをアンインストールするときは、必ずメールアドレスやパスワードを確認して行ってください。
アカウント停止やブロックなどが原因の場合も
色々確認しても障害の原因がわからないという時、レアケースですがLINE運営側からあなたのアカウントが停止されている場合もあります。いわゆる「BAN」されちゃったという状態ですね。
これについては、運営に問い合わせても理由など具体的な回答は得られません。しかし、よっぽど規約に反するような使い方をしていない限り、BANされることはありません。
万が一BANされてしまった場合でも、一時的なもので2~3週間たてばいつの間にか使えるようになっていることもあるようです。もし、永久に停止されてしまった場合、新しくアカウントを取り直すしかLINEを利用する方法はありません。
今や生活や仕事でも必需のツールとなっているLINEですから、あまりこういう面倒な状況にはなりたくないですので、注意して利用したいものです。
また、特定の相手とトークができない(いつまでも既読にならない)、通話ができないという場合、相手からブロックされている可能性があります。これが一番対応に困るケースです。
ブロックされているかどうかを確実に確認する方法はありません。トーク履歴はブロックされても残りますし、タイムライン上でも「全体公開」で設定されている投稿は閲覧することができます。
そのため、すぐにはブロックされたということがわかりにくくなっています。全体公開されてないタイムラインの投稿がある日を境に見れなくなったという場合、相手からブロックされている可能性があります。
これに関しては技術的な問題というよりも、人間関係の問題が大きいのでなかなか難しいところです。リアルな付き合いもある仲の良い友人であれば、LINE以外で聞いてみることもできますが、LINEがメインの交流をしている相手には、なかなか聞きにくいものです。
ある日タイムラインの投稿が消えていたので「あ、ブロックされたかも?」と思っていたら、実は本人が投稿を消去しただけだった、なんてことも結構あります。
【まとめ】
LINEは私たちの生活に欠かせないツールになりました。それだけに不具合が起きると焦ってしまいます。けれどもいまはインターネットの時代。公式サイトにつながるばかりか、見知らぬ誰かとつながって、丁寧に解決方法を教えてくれることがあります。
解決方法を覚えておけば、自分はもちろん友達のためにもなります。ありがたいことですね。
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[2021年2月15日アップデート]