ARヘッドアップディスプレイ おすすめ機種と選び方のコツ
この記事では以下の3つのことがわかります。
①ARヘッドアップディスプレイの選び方
②ARヘッドアップディスプレイのおすすめ機種
③ARヘッドアップディスプレイの最新動向
▽ARについてまずはこちらから
ヘッドアップディスプレイとは?
HUD(ハッド)は車載用のアクセサリの一つとして知られる、ドライビング時の補助アイテムです。GPS搭載モデルや、スピードメーターやタイヤの空気圧表示機能など、様々な種類の製品が発売されています。
一昔前のSF映画のワンシーンのような、先進的な印象を与えるヘッドアップディスプレイ。本記事では、いくつかの製品を紹介していきます。
https://youtu.be/bBdGU5g9ZLA
ARの活用で変わるドライビング環境 (WayRay YouTubeチャンネル)
Pioneer ND-HUD10
ドライバーからみた景色にサンシェード型のヘッドアップディスプレイが、必要な情報を映し出すシステムです。交差点名、曲がるべきポイントなどが視線移動少なめで分かるので、ドライブに支障をきたしません。
カーナビと違い、目の前にルート、曲がるタイミングなどが表示され、なおかつ音声も流れますので、慣れると快適なのがヘッドアップディスプレイの特徴とされています。
https://youtu.be/6L8CqxLsM2o
従来のカーナビが目の前に現れたようなHUD
MAXWIN HUD-622
こちらのHUDはダッシュボードの上に取り付けて、快適なドライビングを補助するアクセサリです。サンシェード型は日除けとしての機能はあまりないので、どうしても眩しい、日中に見ずらいという問題がありました。
ダッシュボード上に設置するこちらの機種では、ARコーティング(反射防止)がされていますので、映像もクリアに表示されます。
この機種では、小型スピーカー、外部の入力機能、USB給電付きなのも嬉しいですね。iPhoneのAirPlayにも対応しているので、スマホとの併用はバッチリです。
ネオトーキョー HUD-2020
https://youtu.be/7bLrVpoXKDw
(NEO TOKYO YouTubeチャンネルより)
こちらの製品は、スマホを使って投影するタイプとなっています。価格的には記事執筆時点(2019年9月)で1万円程度で販売されているので、気軽にHUDを試したい方におすすめです。
スマホアプリ、純正のマップアプリを使用して投影するので、スマホとこのHUDさえあれば、すぐにHUDを導入できます。スマホと接続することで、ハンズフリーの通話ができる点も便利です。
設置はわずか1分ででき、底部には粘着シート付きなので、フラットでない場所にも取り付けできるメリットがあります。
より進化していく、AR HUD
https://youtu.be/Fd1qcoIksgE
maxellJAPAN YouTubeチャンネルより
こちらの動画にあるように、歩行者や対向車などのアラート情報を表示し、ドライバーの負担軽減ができる技術も着実に開発されています。コンピューター制御による自動運転の浸透などを考えても、このようなAR HUDの精度向上、機能アップが欠かせません。
ニュースリリースによると、国内市場だけでなく、中国市場にも展開していくとのこと。日本の技術力、企業の新規展開なども注視したいところです。
世界のHUD市場規模として2018年には12億7,000万米ドル規模の市場があり、2023年には47億1,000万米ドル規模という予測も記されています。車が売れなくなったなどと言われる時代ですが、確実にHUDの市場は伸びており、買い替え需要などにもマッチした革新的な商品の展開が期待されます。
車だけじゃない! ライダー向けのHUDも
ヘルメット装着が可能なHUDも登場しています。株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)では、車載用のHUDを応用して着脱可能タイプの小型ヘッドアップディスプレイを開発しています。(2019年中に発売予定)
この製品の特色は、やはり既存のヘルメットに装着でき、着脱できるという点。近年、バイクでの出前(Uber Eatsなど)をする人が増えていますが、より安全に運転をしたいというライダーにとって、一つの選択肢になることでしょう。
▶XHD-01(株式会社ジャパンディスプレイ)
https://jditrip.net/product/kaiken/
AR HUD、いつごろからあるのか?
単純に速度情報などを表示するタイプだと2,000年代初頭から存在していますが、近年(記事執筆時点)では、様々な国内外のメーカーがAR HUDの技術革新、新技術の発表を行っています。
市場にはまだまだ十分な数が出揃っていませんが、今後より当たり前の選択肢として新車購入時などに検討されていくことでしょう。実際に導入した人のレビューなどを読んでも、肯定的なものが多く、投影パネルが日中見ずらいなどの問題さえクリアできれば、より浸透しやすくなると予測されます。
HUDを選ぶ時に注意したいポイント
その1 価格
それほど高級な機種も少ないのですが、数万円するものを購入する際にはレビューを参考にしたいものです。良い評価ではなく、悪い評価から順番に読んでいくことで、製品の欠点、デメリットを把握することができます。
その2 設置の容易さ
スマホタイプでシガーソケットから給電するタイプなら、特別な配線などが必要にならず、誰でも簡単に設置できます。このタイプは1万円以内でも買えますので、はじめてのHUD導入機としてもおすすめです。
その3 GPS機能の有無
どの機種でもついていると思われがちなのが、GPS機能です。この機能の有無によって移動場所、速度などの表示精度が変わってきます。
少し割高でも、GPS付きモデルの検討をおすすめします。
その4 スマホ対応
スマホと接続して音楽を流せるタイプ、通話できるモデルなどがあります。ドライブの際にスマホの機能を使いたいならば、ぜひ考慮したいポイントですね。
最新機種以外にも幅広く対応しているモデルもありますが、iOS、AndroidそれぞれのOSへの対応バージョンの確認は必ずしてください。一部機能が限定される場合もあるので、所有しているスマホへの対応確認はマストです。
その5 中古販売価格
HUDはたしかに便利ですが、技術革新によって新しいモデルも出てきます。また、合わなかっかった場合には、フリマ等で売却する可能性もあると思います。
いきなり新品を買うのはためらう場合や、使用感が不安な場合は新品だけでなく中古販売価格も調べておきましょう。
■まとめ
ドライビング環境を快適にするツールとして、AR HUDは期待されています。まだまだ技術革新が望まれる分野ですが、今後着実に伸びる市場と言えるでしょう。(本記事内 より進化していく、AR HUD参照)
様々な製品やメーカーのニュースリリースなどを追いかけ、AR HUDの最新動向を追っていきましょう。
建設・土木業界向け 5分でわかるCAD・BIM・CIMの ホワイトペーパー配布中!
CAD・BIM・CIMの
❶データ活用方法
❷主要ソフトウェア
❸カスタマイズ
❹プログラミング
についてまとめたホワイトペーパーを配布中
大手ゼネコンBIM活用事例と 建設業界のDXについてまとめた ホワイトペーパー配布中!
❶大手ゼネコンのBIM活用事例
❷BIMを活かすためのツール紹介
❸DXレポートについて
❹建設業界におけるDX
▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!