完全審査制AIビジネスマッチングアプリが出会いを変える
アフリカにはこんな諺があるといいます。
If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.
(早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け。)
この諺はまさにその通りで、たった一人で偉大なことを成し遂げた人など存在しません。いまや大物となった起業家もたった一人で創業したわけではないのです。
例えばあのスティーブ・ジョブズはスティーブ・ウォズニアックとAppleを創業し、ジャック・ドーシーはエヴァン・ウィリアムズとTwitterを創業したのです。
ジョブズとウォズニアックはヒューレット・パッカードの夏季インターンシップで出会い、ドーシーとウィリアムズはカフェで出会いました。
偉大なことを成し遂げるためには素晴らしい仲間との出会いが欠かせません。そこで本記事では「出会い」に着目したいと思います。
第4次産業革命が起こりつつある中、この「出会い」にも変化が起きようとしています。
皆さんは「yenta」というアプリをご存知でしょうか?
yentaは株式会社アトラエが提供する完全審査制AIビジネスマッチングアプリです。
毎日昼の12時に人工知能がおすすめする10人のプロフィールが届き、「興味あり」「興味なし」とスワイプするだけで、お互いに興味を持ったビジネスパーソン同士がマッチングして、メッセージのやりとりを経てランチタイムなどを利用した情報交換等の交流をすることができるアプリです。
機械学習の仕組みによって、yentaを使えば使うほど、より会いたくなるような10人がおすすめされるのもyentaの特徴です。
yentaは登録時に人工知能による審査を設けており、入力した情報から、既に登録済みのユーザーとの相性などを算出し、マッチングが生まれやすい方を優先的に案内しています。
またマッチング可能な地域としてまずは東京の主要エリアから展開しており、ユーザーが集まり次第、他エリアへ広げていくとのこと。
実際にyentaを通じて、起業仲間が見つかったり、事業提携が生まれたり、採用が決まったりと、まさに新たな「出会いの場」となっているようです。
(参照:株式会社アトラエHP)
そんなyentaが有料プランで「ブースト機能」と「フィルタ機能」の2つの提供を開始します。
ブースト機能を使用するユーザーは、レコメンドの表示回数が通常のユーザーの5倍になり、多くの人に会いたいユーザーにとって便利な機能となるでしょう。一方、フィルタ機能はレコメンドされるユーザーを年齢、職種、登録エリア、人気度でフィルタをかけることができます。
これを使うと、フィルタの条件に合致する10人が毎日レコメンドされ、的を絞ったマッチングが期待できるといいます。例えば、同じ年代のエンジニア、あるいは若手起業家など、会いたい人の属性が決まっている場合に効果的です。
有料プランは2つ設けられていて、ブースト機能のみ利用をできる月1000円の「Activeプラン」とブースト機能とフィルタ機能の両方が使える月5000円の「Professionalプラン」です。
(参照:TechCrunch Japan、審査制ビジネスマッチングアプリ「yenta」に有料プランが登場、的の絞ったマッチングが可能に 2017/03/09)
将来、「yenta」を通じて出会った人たちが偉業を成し遂げたりしたら面白いですね。