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日本のiOS、Androidシェア逆転のカギ!?「Android One」はこんなにすごい

「Android One」(アンドロイド ワン)という名前を聞いたことがあるでしょうか?Android Oneというのは、Android OSを搭載したスマホの新機種名ではありません。Android OSの供給元であるGoogleと世界21カ国のスマホメーカーとのアライアンスによって提供されるAndroidブランドの名称です。
ブランドといってもハードウェアのデザイン的なブランドではありません。これまでアップル社のiOSに比べると手薄であったOSのアップデート保証を中心としたサービスブランドです。
このAndroid Oneブランドの普及によって、いよいよアップルの誇るサービス面でも本格的にAndroidが肩を並べる時代が来るか?と噂されています。

「Android One」ブランドの中身はこうなっている

iPhoneユーザーであれば当たり前のOSのアップデート通知も、Androidではこれまで当たり前、ではありませんでした。Android OSアップデートはAndroid OSの供給元であるGoogleが一括して管理しているという体制ではなく、販売キャリアやメーカーの体制に依存するなど統一されてはいません。

そのため購入してからわずか1年ほどで、自分のAndroid端末が一世代前のOSとなってしまう、という状態も普通でした。

しかし、Android Oneでは発売より18ヶ月間、最低でも1回以上のAndroidメジャーアップデートが保証されます。

これまでもGoogleが直販していたNexusシリーズでもアップデートは販売開始から24ヶ月の保証がありましたのでそれよりやや短くはなっていますが、今回のこのAndroid Oneの場合には、Google直販機種だけでなく、世界21カ国のブランド協賛メーカーの保証がつきますので、アップデート保証を受けられる機種の選択肢が格段に広がることになります。

日本では、ワイモバイルよりシャープ製「507SH」がAndroid One対応

では、気になる日本でAndroid Oneブランド対応機種はというと現在、ワイモバイルのシャープ製「507SH」がAndroid One対応となっています。

Android Oneでは、機種のハードウェア的な縛りはないので、販売される国の実情に応じて柔軟に機種を開発販売できるというAndroidの自由さはそのままです。

シャープ「507SH」はOSアップデート保証をつけながら、日本人好みに下記のような仕様を実現しています。
□防水・防塵対応
□ワンセグ対応
□microSDカード対応

ちなみにこれらはすべてライバルのiPhoneが持っていない機能とサービスとなっています。

「Android One」でiOS、Androidシェアはどう変わる?

Android OneではこうしたAndroidの自由なカスタマイズ性を維持したままで、大本のOSのアップデートは、Googleがメーカーと協力して提供していくことになります。

アップル社は独自の使い勝手の良いOSとハードの一体型のパソコンを製造・販売することで長らくWindowsパソコンと戦ってきました。しかし、全世界のシェアを見ればすぐに分かるように、普及率はハードウェアを自由にメーカーが作れるWindowsが圧倒的です。

Android Oneはいわば、このWindowsの普及と同じようなビジネスモデルとなりうる可能性を持っています。今回のシャープ「507SH」では、おサイフケータイだけは、技術的な問題から見送られましたが、今後はそうした機能も充実していくでしょう。

パソコン市場でWindowsがアップルを圧倒したような時代が、もしかするとスマートフォン市場でもやってくるのか?Android Oneの普及から目が離せませんね!

 

 

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