MacBook pro 2018新型にまつわる噂
結論から言うと、MacBook proの新モデルは、2018年には登場しないようです。
ガッカリされている方も多いでしょうが、それにはAppleの思惑もあるようで…。
2019年に新型MacBook proが登場?その理由は
当初2018年に登場すると言われていた新型MacBook proですが、とある事情から一般ユーザーの手元に渡るのは2019年以降となりそうです。
その事情とは、Intel社が開発している新世代プロセッサ「Cannon Lake」の量産が、2019年に入ってからになることが影響しているようで。
なぜプロセッサの開発待ちなんだ?と思われる方も多いでしょう。
現状のMacBook Proはメモリーが最大で16GBまで、というのはご存じでしょうか。メモリーをその倍の32GBに拡張し、デバイスとしてさらに進化させる(アップグレードする)ためには、この32GBのRAMを搭載できる「Cannon Lake」が是が非でも必要なのです。
Cannon Lakeとは何か
Cannon Lakeは、LPDDR4(低消費電力動作を実現できる、DDR4 SDRAMという半導体集積回路における、新しい規格)メモリーに対応。
処理能力が高く、消費電力も少なく、かつ小型化を実現したCannon Lakeは、ノートパソコンやタブレットへの搭載が見込まれていて、新しいMacBook proもその一つです。
現行のMacBook proに搭載されているプロセッサはLPDDR4メモリーに非対応であり、それゆえ32GBのメモリー搭載ができません。
Appleのフィリップ・シラー氏は、現行機が最大16GBのメモリーとなっている理由は、それ以上の容量となる場合、消費電力が大きく、バッテリーをたくさん食ってしまうからだと述べています。
よりハイスペックなマシンの追及を行えば行うほど、電力負担が大きくなり、ユーザビリティを削ぐ可能性が出てくる。
このジレンマの解消のため、Cannon Lakeの量産化待ちの状態になっています。
32GBメモリーが実現すればどうなる?
もし仮にMacBook Proに32GBの容量のあるメモリーが積まれたら、いったい何が起きるのでしょうか。
そもそもメモリーとは、データやプログラムの一時保存を行う部品です。この容量が大きいほど、パソコン上で同時に起動できるプログラムやデータ処理量が多くなり、また処理スピードも速くなります。
20年前のパソコンではわずか16MB、32MBというのが普通でしたが、いまやデスクトップパソコンで8GBや16GBが主流。そして今度のMacBook Proにはなんと32GBのメモリーが実現するという話になっているのだから時代は変わりましたね。
話それちゃいましたが、今までMacBookを所有しながらも、作業スピードを確保するためにリモートでMac ProやiMac Proを利用したり、自宅やオフィスで処理の重たくなる作業をしたりする。この面倒くさい使い方をする必要がなくなります。32GBのメモリーを備えたMac Proの実現で!
今のところMacBook Pro最新盤に関する情報はこれだけです。
また新しい情報があれば随時更新していきますのでお楽しみに!
ちなみに6月24日、MacBook/MacBook Proのキーボード無償修理プログラムが発表されました。2015年から2017年に製造された一部製品がその対象です。
MacBook (Retina, 12–inch, Early 2015)
MacBook (Retina, 12–inch, Early 2016)
MacBook (Retina, 12–inch, 2017)
MacBook Pro (13–inch, 2016, Two Thunderbolt 3 Ports)
MacBook Pro (13–inch, 2017, Two Thunderbolt 3 Ports)
MacBook Pro (13–inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
MacBook Pro (13–inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
MacBook Pro (15–inch, 2016)
MacBook Pro (15–inch, 2017)
上記モデルで以下のような症状がみられる方は、Appleのサポートページで確認したほうが良いかもしれません。
・文字が勝手に反復入力される
・文字が表示されない
・キーがスムーズに跳ね返ってこない