MacBook Air/Proなど旧製品のサポート終了による今後の影響
Appleと言えば、2006年に初めてのノート型コンピューター、Macbookをリリースして以来、クリエーターやプログラマー層などを中心にコアなファンに愛されてきました。その成功は、とどまることを知らず、後にハイスペックな持ち運び可能なデバイスを目指したMacbook Proや、究極の携帯性を目指したMacbook Airなどを市場へリリースしています。こういった新しい製品ラインアップのリリースとは裏腹に、Appleは定期的に古い一部製品のサポートを継続させてきており、ユーザーはデバイスの買い替えやアップデートを余儀なくされてきました。今回は、近年サポートが廃止されたデバイスとApple製品の今後を考察してみたいと思います。
近年サポートが終了したデバイスやソフトウェア
最近の大きな動きでは、Appleは2017年6月にMacbook ProとMacbook Airの2011年モデルのサポートを終了させたことが話題となりました。その他には、同じく2009年に発売されたiPhone 3GS、17インチ型と大型スクリーンを搭載したMacbook Proのサポートが終了しました。また、2017年10月末には、初のRetinaディスプレイを搭載した第三世代と呼ばれるiPadの2012年モデルのハードウェアサポートが終了しました。さらに、ソフトウェア面では、iOS9のサポートを2018年5月15日に終了したことを発表しています。これらの製品は、発売から時間が経っており、数としてはあまり流通はしていませんが、愛着のある古いApple製品を利用しているユーザーにとっては悲しいお知らせとなったことは間違い無いでしょう。
オブソリート製品とビンテージ製品の区分とは
Appleのサポートが終了した製品は、オブソリート製品とビンテージ製品に区分けされてウェブサイトなどに掲載されています。オブソリート製品とは、製造中止から7年以上経っている製品のことを指し、この区分に分類される製品は、例外なくハードウェアサポートを終了しています。地域によって、どの製品がオブソリート製品に区分されるかは、幾分違いはあるようです。ビンテージ製品とは、製造中止から5年以上7年未満の製品のことを指し、例外を除いて、ハードウェアサポートを終了した製品群のリストです。例外とは、トルコで購入したMac製品やカリフォルニア州で法令によって購入された一部の製品です。
市場の流通を制限することで進むラインアップ整理
ハードウェアのサポートは、メーカーにとってはコストがかかる悩みのタネともなっています。Appleは、今後デバイスラインアップの整理を進めることが噂されており、サポートを終了させていくことで次のフェーズへ進む可能性があります。技術の進化が進み、デバイスの中には機能が重複する今後不要になってくる製品も存在します。例えば、その薄さと軽さで軽量化に特化したMacbook Airは、MacbookとMacbook Proの小型化で廃止が噂されています。また、iPad ProとMacbookシリーズでも機能が重複しており、多すぎるラインアップが整理される可能性があります。どちらにせよ、既存のAppleユーザーにとっては、オブソリート製品やビンテージ製品の5年や7年を基準に使用するデバイスを買い換える準備をする必要があり、修理して長く使うという選択肢は徐々に難しくなっていくことが予測されます。今後もAppleが革新的なデバイスを継続的に提供してくれることに期待がかかります。
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