「VR開発をやりたい!」と思った時の必須の基礎知識まとめます
「VR=仮想現実」、聞いただけでワクワクしてしまう。自分もオリジナルのVR開発をやってみたいという方が増えています。
「でも、VRの開発なんて、大きな企業が莫大なお金をかけてゲームを作ったり、映画を撮ったりするんでしょ?個人は無理だよね・・・」と思ってしまっている方も多いです。
結論から言うと、そんなことはありません。最近では個人の方でも十分にクリエイティブなVR開発ができる環境が整ってきているので、この記事を読んでぜひ、「VR開発をやりたい!」を実現してください。
VR=映画のSFXのような莫大なお金が必要な開発、と思い込んでいる方が多いので、まずはそんなことはない、という部分を整理します。
ヘッドマウントディスプレイは低価格で良いものが出てきている
まずVRのハード面ですが、VRというと、下記のような頭部にゴーグルのように装着するヘッドマウントディスプレイ(Head Mount Display・HMD)をイメージするでしょう。
ほんの数年前はヘッドマウントディスプレイは数十万円するものが普通でしたが、現在Amazonなどで値段を見てみると、主力製品は3万円から5万円台です。なかには数千円のものもあります。自分でVRを開発してみて、それを体験してみるということであれば数千円レベルのものでも十分です。
スマホに特化したものであれば「ハコスコ」が定評があります。こちらは、わずか数百円台でVRが体験できます。
スマホでオリジナルVRが開発+ヘッドマウントディスプレイ という形なら最短距離で「VR開発をやりたい!」が実現できるのです。
ソフト開発はどうやるのが良いのか
ハード面でのハードルが実はそれほどでもない、ということがお分かりいただけたと思います。では、ソフト面ではどんなツールを使えば良いのでしょう。
ゲーム開発の定番「Unity」でVR開発ができてしまいます
「VR開発」のソフトウェア側でも膨大なお金がかかるかというと、そうでもありません。ゲーム開発に興味のある方にとってはおなじみの「Unity」でお手軽にVR開発ができます。
ゲーム開発環境のunityでVR開発が手軽にできてしまう理由は、unityの持っている「ゲームエンジン」のおかげです。「ゲームエンジン」とはSDKのように開発に役立つ便利なツールですが、よりゲーム開発に特化した支援をしてくれます。
2Dソフト開発で必須のアニメーションやスプライト処理、3Dで必須の立体描画やものが衝突した時のシミュレーションであったり、動きの効果をたしかめるために欠かせない効果音などで、共通して使われる部品が「ゲームエンジン」です。
unityは様々なゲームに使えるこの「ゲームエンジン」を、長年に渡ってユーザーの要望や最新のプロフェッショナルによるゲーム開発シーンから吸い上げて、誰でも手軽に使える形で提供しています。
そのunityが2Dや3Dで提供し続けてきたノウハウを、VRでも提供してくれています。実績としては世界中で爆発的人気を博した「Pokemon GO」の開発プラットフォームで採用されています。
そんなすごい開発プラットフォームであるunityですが、こちらも無償であれば開発したアプリを無制限に配布できます。
実際にどんなVRでも開発ができるかですが、公式サイトには学習チュートリアルとして、Unity 5.3以降で動作する、VRならではの立体的な「ゲームスクリーン」、宇宙船をコントロールしてスコアを競い合う「The Flyer」、180度のフルスクリーンでシューティングか楽しめる「Target Gallery」などが紹介されています。
まとめ
以上、「VR開発をやりたい!」と思った時にこのあたりを押さえておこう、という基礎知識を整理しました。「意外にVR開発って身近なんだな」と思ったら、ぜひこの記事で紹介した方法で実際にVR開発を体験してみましょう!
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