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1級建築士が語る!iPin Proを使ってスマートフォンをレーザー距離計に大変身

家の寸法を手軽に測りたいと思ったことはないでしょうか?新しい家具を買ったりカーテンを取り付けたりする時に、部屋の寸法をメジャーで測る方も多いかと思います。この作業、メジャーでは非常に面倒ですがiPin Proを使うと、いとも簡単にできてしまうのです。

iPin Proはスマートフォンに取り付ける小型デバイスのことで、写真を撮るだけで、その写真の中に写っている物の寸法を測ることができる優れものです。寸法を測る道具としてはレーザー距離計がよく使用されていますが、iPin Proはレーザー距離計の機能だけでなく、写真を撮って後から寸法を測る機能がプラスされた画期的な商品です。

iPin Proの登場で建築業界でもスマートフォンを使った測量が一般的になるかもしれません。そこで今回は、建築実務を行う一級建築士がiPin Proの有用性について紹介していきたいと思います。

 

 

iPin Proがあればレーザー距離計はもういらない!

 

まずはiPin Proの1つ目の機能である、レーザー距離計としての機能です。これは、機械からレーザーを出して、その光の反射具合を計算し距離を瞬時に測定する機能です。「壁から壁」の寸法を測る時などにとても重宝します。レーザー距離計は建築業界のみならず、製造現場や土地調査、ゴルフ場でも使われていている優れものです。レーザー距離計を一度使ってしまえば、もうメジャーで寸法を測るなんて面倒なことは出来ません。

iPin Proは最大40メートルまで測量でき、しかも誤差は3ミリしかありません。もちろん高価なレーザー測量計はもっと広範囲を誤差なく図ることができますが、家の中を測る程度であれば十分過ぎる精度と言えます。

 

 

iPin Pro で写真を撮れば後から距離が測れる!

 

iPin Proのもう1つの機能である、写真を撮って物の寸法を測る機能ですが、操作は簡単です。写真を撮って、画像の中の好きなポイントをタップするだけで高さや幅、奥行きといった情報を入手することができます。ですからレーザー距離計を使った時のように、わざわざ距離をどこかにメモしておく必要はありません。レーザー距離計は1つの距離を測れるだけで、確かにメジャーを使うより楽なのですが、自分で寸法を紙などに記録しておく必要があります。しかしiPin Proであれば写真として保存しておくだけでいつでも距離の情報を取り出すことができるのです。

これは建築の仕事をしている上で非常に便利な機能です。一度現場に行って測量したつもりでも、事務所に戻ってきたら情報が足りない部分が出てきたり、どこからどこまでの寸法なのか分からかったり、場合によっては距離を記録した自分の字が汚すぎて読めずに絶望する事があります。そんな場合、現場で撮った写真と測量したデータを元に、なんとか正解らしき寸法を導き出すのですが、iPin Proを使えばそんな危ない橋を渡る必要もありません。iPin Proで写真をたくさん撮っておけば後からいくらでも測量できるのです。

 

 

iPin Proの仕様

 

iPin Proはサイズが71×44×26ミリで、重量が50グラムと非常に小さく、今までのレーザー距離計と比べてかなり小さいのが特徴です。仕事で使用する場合も家具屋で商品を選ぶ時でも、持ち運びが非常に便利です。

価格も約8700円と非常にリーズナブルです。一般的なレーザー距離計が1万円程度で市販されているので、iPin Proはそれよりも安い上にコンパクトですし、写真を撮って後から画像を使って距離を知ることができるので、もう普通のレーザー距離計を買う必要性も感じないのではないでしょうか。

iPin Proはスマートフォンに取り付ける小型デバイスの事で、距離を測るレーザー距離計としての機能と、写真を撮って画像の中にある物の寸法を計測する2つの機能を併せ持った非常に便利な機械です。価格もリーズナブルでコンパクトですから、持っておいて損はありません。要チェックです。

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