CAD恐怖症の処方箋 第3回「CAD恐怖症の原因とは?後編」

こんにちは。キャパの風間です。
今日は「CAD恐怖症の原因とは?後編」についてです。
前編では、『①CADを覚える「志」と「目的」がわからない』というお話をしました。それでは残り2つについて具体的にお話をしたいと思います。
②「勉強方法」がわからない
こちらは、いわゆる「非効率レベル上げ症候群」です。
今の自分のレベルが今どこで、どこを目指すのか。
これがわからないと先に進めません。
[例えば・・・RPGのゲームで考えてみてください。]
・レベル1の勇者は、いきなり最後の村周辺で戦いません。
一撃でやられてしまいます。
・魔王との決戦前に、旅立ちの村周辺でレベル上げはしません。
これは、魔王との決戦を「目標」としたときに、自分のレベルがどこで、
どの場所でレベルを上げてよいかわからないということです。
CADに置き換えた場合、自分はどこまで作業する知識があり、何が足りていなくて、どこを目指していますか?
・3DのCADを学ぶのに、2DのCADの知識は足りていますか。
・CADの操作方法や属性の見方は十分ですか。
下記は大きなくくりですが、改めて皆様自身のレベルと経験値の積み方を考えても良いかもしれません。
①「製図知識・用語」・・・ 製図方法。
②「Windows操作」 ・・・ パソコンの操作、入力方法。
③「CAD操作知識」 ・・・ CADソフトの動かし方。
③「覚悟」がない
こちらは、「他責症候群」です。勉強もスポーツも、継続が大事です。途中で自分を甘やかしてしまう誘惑に負けず、やると決めたことをやる。
やり続ける。
そんな中、計画通り行かないことや、結果が出ないことがあります。
焦りますね。
でも、そのことを、皆様は自分の責任にしますか?他人の責任にしますか?
「誘惑にのった自分が悪い。」
「誘惑したあいつが悪い。」
突然ですが、皆様は何かを始めようとして、途中でやめてしまった、すなわち挫折したことはありませんか?
私は、恥ずかしながらたくさんあります。
たとえば、次のようなことがありました。
・一流のギタリストになりたかったけど、弦で指が痛くて挫折。
・一流シェフになりたかったけど、卵焼きを焦がして挫折。
・手品師になりたかったけど、カードシャッフルが下手で挫折。
・クイズ王になりたかったけど、高校生クイズ1問目で敗退して挫折。
・漫画家になりたかったけど、絵心がなくて挫折。
・etc…
・・・こう考えると、初歩で挫折する理由は、「覚悟」が足りないということがわかります。どれも、なんとなくできれば良いなって考えて、思ったより大変だったから辞めてしまった、くらいの想いだったのでしょう。
いかがだったでしょうか。CADに限らず、何かを始めてモノにするという、基本的な考え方だったと思います。
皆様も、CADと向き合うために、何が必要なのかを改めて考えてみてください。
最後に、CADを学ぶことの基本をもう一度おさらいです。
①CADを覚える「志」と「目的」を持つ
②CADを学ぶ「勉強方法」を覚える
③CADを続ける「覚悟」を持つ
それでは、次回はもう少しCADについて踏み込んでいきたいと思います。