【2019/3/13更新】iPhoneでメルペイを使う方法。使える店舗や電子マネーの種類など合わせて解説
あのメルカリが決済サービスを立ち上げた。名前はメルペイというらしい。
このくらいの情報を小耳に挟み、メルペイとはなんだと気になっている方も多いはずです。
メルペイはスマートフォン決済サービスです。スマホ決済といえばPayPay、LINEPayなどを連想すると思いますが、メルペイは上記2つのサービスのようにQRコード決済がまだできません。(2019年3月13日時点)メルペイはiPhoneの機能であるApple Payで利用することが可能です。この記事ではiPhoneでメルペイを使う方法や使える店舗などを紹介していきたいと思います。
※2019年2月28日よりAndroid端末でも利用が可能となりました。
そもそもメルペイとは
メルカリの子会社であるメルペイが提供するスマートフォン決済サービスです。他の決済サービスと差別化をはかる最大の特徴は、「メルカリの売上金を決済に利用できる」ということでしょう。これまでメルカリの売上金は銀行口座に出金し、引き出して利用するというという過程を辿らなければなりませんでしたが、メルペイを使うことで、そのまま電子マネーとして利用することが可能となったのです。
メルペイの代表取締役である青柳直樹は、2019年2月20日に開催された「MERPAY CONFERENCE 2019」にて、メルペイの事業構想を以下のように述べています。
お金の流れを滑らかにしていくのが『メルペイ』。メルカリとメルペイでパートナー・ユーザーと共に新たなエコシステムを構築していく。キャッシュレス化は着実に進んでいるが、実店舗ではモバイル決済が普及しきれていないのが現状。メルペイはキャッシュレスの現状を変える、使える決済を目指す。
引用元:https://conference.merpay.com/
PayPayやLINEPay、楽天Payなどのスマートフォン決済サービスは次々と利用可能店舗を増やし広がりを見せていますが、まだまだ多くの人が利用しているとはいい難い状況です。青柳氏はメルカリという月間1200万ものアクティブユーザーを誇る人気アプリを武器に、この状況を本格的に打開していく構想をもっています。
メルカリの売上金を入手するには、いちいち銀行に出金する必要がありました。この過程は時間や手間がかかるため、メルペイによって煩わしさが消えるのであればメルカリユーザーに重宝されるサービスとなり得るかもしれません。
メルペイが使える端末と電子マネー
今まではiOSのみの対応でしたが、2019年2月28日よりついにAndroidにも対応を開始しました。
「メルカリのスマホ決済サービス「メルペイ」 Androidで非接触決済サービス「iD」に対応」
https://jp.merpay.com/news/2019/02/android_release/
そのため、現在では以下の端末でメルペイの利用が可能です。
・Android 5.0以降のおサイフケータイ対応のスマートフォン
・iOS10.1以降かつiPhone 7/7 Plus以降のiPhone各種
・「メルカリ」アプリのバージョン4.0.0以降
またメルペイで使用できる電子マネーは、iOS、Android端末ともにiDのみです。QUICPayやWAONなどは使えないので注意しましょう。
2019年3月13日現在ではFelicaという非接触決済機能を搭載したスマートフォンだけでしかメルペイを使用することができません。「MERPAY CONFERENCE 2019」では3月中旬ごろからQRコード決済を開始すると発表されましたが、今のところ導入されていない模様です。QRコード決済が開始されれば、非接触決済に対応していないスマートフォンをお持ちの方でもメルペイの利用が可能となるので、対応機種を持っていない人はもう少し待ってみてください。
メルペイが使える店舗
「MERPAY CONFERENCE 2019」にて発表された2月20時点での利用可能店舗は以下のものとなっています。(一部抜粋)
コンビニ | セブンイレブン
ファミリーマート ローソン ミニストップ デイリーヤマザキ |
商業施設 | イオン
ブックオフ 東急ハンズ |
薬局 | マツモトキヨシ
ウェルシア ココカラファイン |
飲食店 | すき家
ガスト バーミヤン 牛角 |
家電量販店 | ビックカメラ
コジマソフマップ |
その他 | JapanTaxi |
iPhoneでの使い方
それではiPhoneでのメルペイ利用方法をみていきましょう。
まず初めに、アプリをダウンロード…といきたいところですが、なんとメルペイにはiOS、Androidともに専用のアプリがありません。App StoreやGoogle Play ストアで検索しても出てこないのでご注意を。利用するためにはメルカリのダウンロード(4.0.0以降)が必要です。メルカリをダウンロードしていない方はダウンロードするところから始めてください。
メルカリを開き、メルペイのタブを押します。
メルペイの画面に遷移したら、「売上金・ポイントをお店で使う」を押します。
「次へ」→「設定を始める(無料)」を押します。
SMSに認証番号が送られてくるので、入力し「認証して完了」を押します。
メルペイの電子マネーが作成されました。「次へ」を押します。
作成した電子マネー情報をApple Payで使えるよう追加していきます。
「電子マネーの情報を追加」→「OK」を押します。
自動的にカードの名前と番号が入力されるので「次へ」を押します。
利用規約を読み、「同意する」を押します。
これでApple Payにてメルペイが使えるようになりました。「完了」を押します。
支払いの際は「メルペイで」ではなく、「iDで」と伝えてください。
「設定完了」を押します。これでメルペイの設定は完了です。
メルペイにチャージする
メルペイは電子マネーカードにチャージをしてから支払うプリペイド決済です。チャージする方法は以下の2つです。
①メルカリで貯まったポイントや、売上金をポイントに変換してチャージする
②銀行口座からの引き落としでチャージする
②は銀行口座の登録が必要です。
現在登録できる銀行は以下の銀行に限られていますので注意してくださいね。
メルペイは今後どうなる
QRコード決済が可能となれば、決済の幅がぐっと広がり、利用者も増えるでしょう。しかしスマートフォン決済市場の競合は数多く存在します。メルペイはメルカリでの売上金をスマートフォン決済で利用できるという画期的なサービスですが、メルカリを利用していない人からすれば他の決済サービスとの違いは感じづらいかもしれません。
またメルカリを愛用している私でも、「買う」頻度の方が圧倒的に多いため、売上金があまり貯まらないことから「うーーーん、売上金あったらかな使おうかな…」という具合に感じてしまいました。
メルカリという母体であるサービスをうまく活用し、今後メルペイがスマートフォン決済サービスの中でどのようにして生き残っていけるか、注目したいところです。
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