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洋服借り放題のメチャカリとは?話題のサブスクリプションを紹介

最近は消費者の購買意欲が落ち込み、高価な商品やブランド物が売れにくくなっています。企業は、売上を上げるために新たな販売モデルを模索していました。そこで、登場したサービスがサブスクリプションです。サブスクリプションは従来の買い切り型とは違い、期間ごとに料金を支払うことで、無制限に商品を利用できます。

サブスクリプションは、自動車、飲食店、音楽、本など様々な分野で導入されています。その中でもアパレル業界で成功しているサービスが「メチャカリ」です。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります。
①サブスクリプションとは?
②メチャカリのメリット
③メチャカリのデメリット

それぞれの項目について詳しく解説します。

メチャカリとは?

2015年9月に株式会社ストライプインターナショナルが、洋服の定額借り放題サービスである「メチャカリ」を開始しました。

メチャカリの仕組みは以下の通りです。

1.アプリでアイテムを選ぶ

2.注文したアイテムが届く

3.同時に手元におけるアイテムは3点まで(ベーシックプランの場合)

4.アイテムを返却する

5.返却手続きが完了すると次のアイテムを借りられる

貸出の回数に制限はありませんが、1回の返却につき返却手数料がかかります。

月額料金は、同時に手元におけるレンタル枠によって異なります。2019年8月現在、レンタル枠が3枠の場合は5,800円(税別)、4枠の場合は7,800円(税別)、5枠の場合は9,800円(税別)です。加えて返却手数料が1回につき380円(税別)がかかります。2019年には有料会員数が12,000人を突破し、徐々に知名度が向上しています。

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サブスクリプションとは

サブスクリプションとは、費用を継続的に支払うことで商品の利用権を得られるビジネスモデルを指します。代表的なサブスクリプションサービスとしては、以下のような例が挙げられます。

・Amazonプライム(ショッピング)

・Spotify(音楽)

・YouTube Premium(動画)

・Kindle Unlimited(書籍)

・PlayStation Now(ゲーム)

企業はサブスクリプションサービスの導入により、新たな販売モデルの構築に成功しました。サブスクリプションの特徴としては、大きく分けて次の5つの内容が挙げられます。

1.安定した売り上げを確保できる

サブスクリプションは月額制であるため、毎月確実な売り上げを確保できます。また、自動更新システムの導入により、消費者が意識的に解約しない限り、継続的に料金を請求できます。

2.新規顧客を獲得できる

消費者が新規サービスを開始する際、最も心配するポイントとして料金が挙げられます。しかし、サブスクリプションであれば、月に支払う金額の上限が決まっているため、安心してサービスに申し込みできます。その結果、新規顧客の獲得に繋がります。

3.利用回数を増やせる

サブスクリプションサービスは使えば使うほど消費者が得をするので、必然的に利用回数が増加します。利用回数の増加により、利用客が少ない曜日や時間帯において、利用率の増加が期待できます。

4.顧客データを収集できる

現在のビジネスにおいて、顧客データの収集は重要な役割を果たします。サブスクリプションを導入すれば、利用者のリストや売り上げた商品など様々なデータの収集が可能となります。

5.様々な業界で導入できる

サブスクリプションの販売方式は、様々な業界や業種に導入が可能です。今まで定額制の料金方式がなかった業界に導入すれば、話題性が期待できます。

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メチャカリのメリット

アパレル産業へのサブスクリプション導入は、今までの洋服の買い方を大きく変えました。従来の買い切り型にはないメチャカリのメリットについて、具体的に解説します。

ファッションにかけるお金を節約できる

従来の買い切り型の場合、コーディネートを変えるたびに洋服の購入資金が必要です。特に冬場は洋服1点当たりの値段が高く、ファッションにかけるお金が増えます。

しかし、定額制のサブスクリプションサービスであれば、洋服は借り放題です。流行りのコーディネートを取り入れながら、ファッションにかけるお金を節約できます。

新品をレンタルできる

洋服借り放題サービスの多くは、アイテムが中古のリサイクル商品です。しかしメチャカリは、レンタルできるアイテムが全て新品となっています。新品の洋服はしわや汚れが全くないため、清潔でオシャレに見えます。

洋服を着終わった後も、少しの汚れであればそのまま返却できます。ただし借りているアイテムを破損させたり落ちない汚れを付けたりすると、本来の価格で買い取る必要があります。

洋服を選ぶ時間を節約できる

デパートや洋服店で買い物すると時間がかかります。忙しい社会人や子供がいる主婦は、ショッピングの時間を確保できない場合もあるでしょう。しかしメチャカリであれば、アプリを使ってすぐに洋服を注文できます。

また、アプリ上には多数のコーディネートが掲載されています。コーディネートごとレンタルすることで、ファッションセンスがない人でも簡単にオシャレな服装を選べます。

様々なブランドの服を借りられる

メチャカリでは「earth music&ecology」「E hyphen world gallery」「SEVENDAYS=SUNDAY」など、約50のブランドから洋服を借りられます。10代から50代までは倍広い年齢層のブランドを取り扱っているため、様々なジャンルやテイストに対応できます。

また、メチャカリではトップスやボトムスだけでなく、コートや浴衣、アクセサリー、バッグなどもレンタル対象となっています。そのため「冬場はコート、夏場は浴衣をレンタルする」「上下は自分でコーディネートし、アクセサリーやバッグをレンタルする」等の使い方が可能です。

60日間借り続けた服を貰える

メチャカリでは、60日間借り続けたアイテムは返却不要となります。手続きや別途料金も発生せず、そのまま利用し続けることが可能です。

そのため、洋服の着回しだけでなく「レンタルで実際に着用しながら、気に入ったアイテムを貰う」という使い方も可能となります。

メチャカリのデメリット

定額制のサブスクリプションサービスはメリットばかりではありません。従来の買い切り型にはないメチャカリのデメリットについて、具体的に解説します。

アイテムの在庫に限りがある

メチャカリで借りられるアイテムには、在庫に限りがあります。多くのユーザーがレンタルしたがる人気の商品は、在庫がなくなると貸出できなくなります。

特にコーディネート例で使われているアイテムは、すぐに在庫切れとなるため注意が必要です。狙っているアイテムがある場合は、チェックリストに入れておき、入荷したらすぐに借りる必要があります。

アイテムが手元にない期間がある

洋服の返却から注文してアイテムが届くまでには、住んでいる場所にもよりますが4~7日ほどの期間がかかります。その間は、アイテムが手元にないため着用できません。さらに配達を受け取れなかった場合には、再配達により受取までの期間が延びます。

例えば「週末のファッションのみを借りる」「コートやバッグなど毎日使えるアイテムを利用する」「入学式や卒業式、参観日といったイベントの日に合わせて借りる」など、使い方の工夫が必要となります。

1週間のコーディネートができない

メチャカリで借りられるアイテム数は、ベーシックプランであれば同時に3点までとなっています。3つのアイテムでは一週間のコーディネートが回せないため、自分で購入した洋服も組み合わせる必要があります。メチャカリの月額料金以外にも、洋服代として月々の予算を確保しておきましょう。

低価格帯のブランドが多い

メチャカリは他の洋服借り放題サービスと比較して、月額料金が安い特徴を持ちます。しかしメチャカリでレンタルできるアイテムは、デパートやショッピングセンター等の大型商業施設に入っているような、大衆向けで低価格帯のブランドが中心となります。

個性的なファッションには不向き

メチャカリで借りられるブランドは、比較的落ち着いたコンサバ系のファッションアイテムが多く見受けられます。これらのブランドが好きな場合には、ユーザーにとって良いサービスになるはずです。しかし、個性的なファッションが好きな方は、不満が出てくるかもしれません。

まとめ

アパレル業界のサブスクリプションサービスは、消費者に新たな洋服の使い方をもたらしました。今後、サービスの知名度が高くなれば、さらなるユーザーの増加も期待できます。そしてユーザーが増加すれば、サービスの質もさらに向上していくはずです。

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