リモートワークで心配なセキュリティー問題、対策についてご紹介
リモートワーク導入の整備が急がれる中切っても切れないのがセキュリティー問題。総務省の『テレワークの最新動向と総務省の政策展開 ~ 「テレワーク・デイズ」を通じた働き方改革 ~』においてもICT面の課題点として「情報漏洩(セキュリティー)が心配」が挙げられており、導入ハードルになってることが窺えます。この対策として総務省はセキュリティーガイドラインを作成しており、その中でキュリティーは一番脆弱性の高いところが全体のセキュリティーレベルになるため「ルール」・「人」・「技術」の三位一体のバランスがとれた対策を実施しなければならないと記述しています。今回はリモートワーク時のセキュリティー対策についてご紹介します。
【人的・ルール的対策】
1.セキュリティーポリシーを社内に周知する
どの会社にもおそらくセキュリティーポリシーがあると思います。セキュリティーポリシーとは社内既定のようなものから情報資産の守り方まで企業や組織において実施する情報セキュリティ対策の方針や行動指針のことを指します。あなたの会社ではそれを全社員に周知できていますか。社内では問題にならない何気ない行動もリモートワークでは問題になる場合があります。テレワーク時にも対応できるよう、内容の見直しと共に周知徹底を行いたいですね。
参照・引用:情報セキュリティポリシーの概要と目的_総務省
2.情報に応じてアクセス制限をかける
社外に持ち出す情報はなるべく少ないほうがいいですよね。適切なアクセス・ポリシーは「最小権限の原則」をしっかりと遵守することで成立するそうです。必要に応じて情報のセキュリティーレベルにランクをつけ役職や部署でどこまでアクセスできるかを制限するとともに承認制度を整えておくと安全です。
参照・引用:どうして承認とアクセス制限は必要なのか_マルウェア情報局
3.パスワードをしっかり設定
情報を管理するためにはパスワードも簡単にばれないよう設定しなければいけません。名前や生年月日、家族にまつわる数字などは推測されやすいため使わないように心がけましょう。また安全性を高めるために同じパスワードを使いまわさない、大文字小文字数字などを組み合わせたもの、英単語などをそのまま利用しないことなどが推奨されています。パスワードの管理方法(メモやメールに書かない)なども合わせて管理徹底をするよう心がけたいですね。
参照・引用:設定と管理のあり方_総務省
4.問題発生時についてもマニュアルを作成
リモートワーク時は何か問題が発生してもその場に対応できる担当者がいないことが前提です。そのためもし問題が発生した場合、対応手段や連絡方法などを定め事前にマニュアルを作成しておくと心強いです。特定の条件付きであれば(例えば東京オリンピック中は~、新型ウィルス対策中は~など)それも細かく明記しておくといいでしょう。
【技術的対策】
1.ウィルス対策ソフトを入れる
皆さんが使用しているパソコンにはウィルス対策ソフトが入っているでしょうか?一部のパソコンでは端末の情報自体をクラウドのみで扱うためウィルス対策ソフト不要のものなど例外もありますが基本的には入れておくことをオススメします。機能に制限などはつきますが無料で利用できるものもあるのでぜひこの際に見直してみてください。
2.データはクラウド保存
リモートワーク時はパソコン管理についても社内勤務時以上に厳重に行う必要があります。そのためうっかり故障、紛失や情報漏洩などを防ぐためセキュリティー面でも本体にはデータを保存せずクラウド上に保存すると安心です。共同編集やどこでもデータを取り出すことができるのも嬉しいですね。
参照・引用:5大クラウドストレージ徹底比較。グループワークの仕事効率化に役立つのは?
いかがでしたか。導入準備をしっかり行えばリモートワークでもセキュリティー対策はしっかりたてることができます。リモートワークの実施によって一社あたりの労働生産は1.6倍上昇するとも言われており、会社にとっても従業員にとってもいい面があるのは確かです。有事の際の働き方を広げるためにもリモートワーク準備始めてみてはいかがでしょうか
参照・引用:『テレワークの最新動向と総務省の政策展開 ~ 「テレワーク・デイズ」を通じた働き方改革 ~』
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