簡単にできる流入キーワードから新しいコンテンツを作る方法
Webサイトの運営をしていると、流入キーワードの情報をチェックできます。流入キーワードに沿って、コンテンツを作る形でサイト改善を行っていきます。しかし、流入キーワードを元にコンテンツの内容を考えるのにはコツが必要です。キーワードごとに求められている情報にはある程度方向性が決まっています。それを押さえた上でコンテンツを作る必要があるのです。今回は、流入キーワードから新しいコンテンツを作る方法をご紹介します。
GoogleAnalyticsで流入キーワードをチェック
まずは流入キーワードのチェック方法です。サイトにGoogleAnalyticsを入れていれば、GoogleAnalyticsから流入キーワードを調べることができます。上位5つくらいのキーワードに関しては十分にそのキーワードを検索しているユーザーの要望に合ったコンテンツを提供できていると言えるでしょう。ここでは、流入数6位以下のキーワードに目を向けてみます。それらのキーワードのうちのいくつかをキーワードプランナーにかけてみましょう。すると、キーワードボリュームを取得できます。キーワードボリュームが多いものについては、新たにコンテンツを作成して、流入数を増やす工夫をする価値があります。
そのキーワードで検索をする
新しいコンテンツを作るには、まずそのキーワードを検索する人がどんな情報を求めているのか調べる必要があります。提供する情報の方向性がずれてしまっていると、詳しい情報を提供しても見てもらえません。その情報の方向性を調べる手段が、そのキーワードで検索してみることです。すると、そのキーワードですでに上位表示しているサイトが、当然ながら存在しています。それらのサイトの情報こそ、そのキーワードを検索する人たちが求めている情報の方向性を示しているのです。
例えば、EC業界の場合は「美容液 効果」などのキーワードで美容製品を販促する可能性があることでしょう。このキーワードでサイトを上位表示させ、流入を狙うのであれば、どんな美容液についての情報をユーザーは求めているのでしょうか。美容液にもいろいろあります。顔に使用するもの、身体に使用するもの、足に使用するもの。さらに、保湿がメインのもの、美白がメインのもの。「美容液」と言ってもさまざまなものがありますし、「効果」と言ってもさまざまなものがあるのです。
しかし、キーワードで上位表示されているサイトで紹介されている内容は共通しているのです。それは、「美容液そのものを説明しており、使い方にまで踏み込んだコンテンツ」ということです。つまり、「顔の美容液」、「足の美容液」のように絞ったコンテンツよりも、「美容液全般」を幅広く解説しているコンテンツの方が検索者に好まれているのです。この情報の方向性を掴んだら、そこから外れないようにコンテンツ構成を考えましょう。
コンテンツ構成を考える時には、情報の方向性から外れないように意識する他に重要なポイントがあります。それは「ライバルサイトよりも魅力的な内容にする」ということです。ライバルサイトに書いてある内容を書くなら、それはライバルサイトを見れば良いだけです。ライバルサイトを検索順位で超えるためには、さらに付加価値が必要です。そのあたりも踏まえて、次項からは付加価値のあるコンテンツの作り方を解説していきます。
検索順位の上位3サイトのネタを組み合わせる
付加価値のあるコンテンツを作るには、まず基本的な内容を網羅した内容であることが必要です。また、バラバラにある情報を体系的にまとめるだけでも付加価値は生まれるものです。そこで、おすすめの方法が「検索順位の上位3サイトの内容を組み合わせる」というものです。この時にコピーしてしまうと、コピーコンテンツ扱いとなり、SEO上非常に不利になりますから、気をつけましょう。
上位3サイトの内容は少しずつ違った内容になっているはずです。大きな流れとしては内容が被っているかもしれませんが、それぞれのサイトに新しい情報が紹介されていることが多いです。これらの情報をまとめて、わかりやすく整理し、1つのコンテンツにまとめるのです。
自分で実践をした内容を組み合わせる
上位サイトの内容を含めたコンテンツができたら、さらに付加価値をつけていきましょう。それは実体験の内容を加える事です。先ほどの「美容液 効果」というキーワード向けのコンテンツであれば、美容液の主要ブランドの使用体験談を載せるといった方法が考えられます。
あくまでも「実践した内容」という点がポイントです。美容液の効果に関する情報であるかぎり、真似される可能性がありますし、ライバルと内容が被ってしまうリスクがあります。体験ベースの情報の場合はその心配がありません。オリジナリティのある付加価値をコンテンツに含めることができるのです。
まとめ
流入キーワードを元に新しいコンテンツを作るには、複数のライバルサイトの内容を体系的に統合し、実践ベースの情報を付加価値として追加することが効果的です。実践ベースの情報を入れる点が難しい部分ではありますが、それだけオリジナリティのあるコンテンツが制作できます。ぜひチャレンジしてみてください。