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Python、GUIライブラリの紹介

PythonのGUIライブラリの紹介です。

kivy

おそらくPython界隈で今最も熱いGUIライブラリです。
特徴は、Windows、Mac、Linuxだけでなく、
Android、iOSでも動作する点です。
現在はRaspberry Piもサポートされました。

既にスマホアプリが多数作られ、ゲームの作成にも向いています。
更新頻度も高く活発で、Githubのスター数(4519)からも、人気な点が伺えます。

kivyは日本語書籍が2冊出ており、最近は話題になっているためブログ等で情報も得やすいかと思います。

ダウンロード・インストール
https://kivy.org/#download

wxPython

wxPythonは、wxWidgetsというC++で書かれたクロスプラットフォームライブラリのラッパに当たります。
そのため、wxWidgetsを使った経験があれば、すぐに慣れることができるでしょう。
コミュニティも大きく、有名なGUIライブラリです。
例えば、Torrentは、このwxPythonで作成されています。

GUIライブラリの中では比較的日本語情報も多く、学習はしやすい部類です。

ダウンロード・インストール
https://wxpython.org/download.php#msw

Python3で使用する場合は、下記のサイトから開発版を入手することができます。
http://wxpython.org/Phoenix/
http://wxpython.org/Phoenix/snapshot-builds/

以下はその場合の、インストール例です。

pip install http://wxpython.org/Phoenix/snapshot-builds/wxPython_Phoenix-3.0.3.dev1943+fdf739f-cp34-cp34m-win32.whl

PySide | PyQt

どちらも、QtのPythonバインディングです。
違いはいくつかありますが、一番大きな違いは、PyQtはGNU GPLというライセンスのため、商用利用がしづらい部分があり、
PySideは商用利用が可能という点です。

PySideとPyQtは技術は異なっていますが、互換性は高く、移行も割りと簡単です。

ダウンロード・インストール
PySide
https://wiki.qt.io/Category:LanguageBindings::PySide::Downloads
PyQt
https://riverbankcomputing.com/software/pyqt/download

PyGTK | PyGObject

GTK+はLinuxでよく使われているGUIツールキットで、PyGTKはそのラッパとなります。
ですが、GTK+のバージョン3への移行を段階的に廃止され、現在はPyGObjectへと置き換わっています。

ダウンロード・インストール

https://wiki.gnome.org/Projects/PyGObject

Flexx

こちらは、最近人気が出てきたGUIライブラリです。
PythonのGUIライブラリは、C++等他言語で書かれたライブラリが基になっている物も多いのですが、FlexxはPythonで作成されています。

Webの技術を利用し、Pythonとブラウザがあればどこでも動作します。
現在のGitHubのスター数は954、更新も活発で、これからに注目したいところです。
ダウンロード・インストール

pip install flexx

tkinter

Pythonに標準で付属されているGUIライブラリです。
そのためか、入門用の書籍等でもtkinterを使って簡単なアプリケーション開発をする、という内容をよく見ます。

ちなみにですが、Pythonをインストールすると標準でついてくる「IDLE」も、このtkinterで作成されています。
しかし、標準で付属されている割には利用ユーザは少ない印象です。(少し見た目がよくない、という理由です)

標準で付属されているため、インストール等は必要ありません。

 

 

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