日本でApplePayを実店舗に導入する方法
Apple Pay決済の導入方法について、推測も交えてまとめてみました。日本で未発表のアメリカのサービスも参考にしている為、絶対に実現できる保証は現時点ではありません。
非接触決済
iDまたはQUICPayの導入
現在では、iDかQUICPayの加盟店は、そのままでApplePayが利用出来るようになります。iDかQUICPayに未加盟の場合は、新たに加盟する必要性があります。
Squareのカードリーダー
日本ではまだ未発表ですが、Apple Payに対応したSquareのカードリーダーの発売を待つのも一つの選択肢です。アメリカでの価格は49ドル、SquareのサイトだけでなくApple Storeでも購入可能です。
日本でも近い将来、このような光景が日常的に観られるようになるのでしょうか。
Coineyターミナル
こちらも正式な対応時期は未発表ですが、Apple Payへの対応を予定しています。Coineyは日本企業のため、日本の状況にに合わせたサービス、きめ細やかなサービスでリリースしてくる可能性もあります。カード決済やITに自信のない場合は、Coinyの対応を待つのも手かもしれません。
アプリに組み込む
店舗アプリやオーダアプリに組み込むことでアプリでApplePayの決済が可能になります。アメリカでアプリ決済可能なサービスを一部紹介します。
・GROUPON
・Uber
・airbnb
・Expedia
・MLB.com
・DUNKIN DONUTS
・LYA
WEBで組み込む
WEBで組み込めば専用アプリをインストールしていなくてもApplePay対応のiPhone、iPadを持っていれば決済可能です。まだ実例が殆どない状況ですが、実店舗の場合は次の様な手順になると推測しています。
- 店舗側のシステムで決済用WEBページを作成
- URLをメールやメッセンジャーで、お客様のiPhoneへ送付
- お客様はURLを開きTouch IDで認証
実際に実店舗で組み込む場合は、オーダシステムやPOSシステムの改修や決済システムとの連携が必要になります。また、決済システムは既存のサービスを利用するか独自にプログラムを組み込むかの二つの選択肢があります。
ApplePay対応を発表した決済サービス
ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社
オンライン決済ASP
ベリトランス株式会社
VeriTrans 3G
プログラムで組み込む場合
オーダシステムやPOSシステムにApplePayを利用できるようにプログラムを組み込む必要があります。インターネット決済のためのソフトウェアプラットフォームStripeを利用すると素早くApplePayを組み込むことが出来るようです。詳細はStripeを参照してください。
最後に
アメリカでもStarbacksのような大手はアプリ決済と非接触決済の両方を使用できるようにしていますが、中小の店舗ではSquareのカードリーダー導入が一般的のようです。日本でも似た傾向になると推測されますが、SuicaやLine Pay等、日本独自または日本中心の決済サービスもあるため、どう影響しあうのか予想が困難です。少なくともApple Pay上陸が日本の決済やクレジットカード利用などにインパクトを与えるのは間違いないと思われます。
株式会社キャパでは、アプリの企画・開発についてご相談を承っています。Apple Pay対応のアプリ開発や既存アプリのApple Pay対応などお気軽にご相談ください。
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