初心者にも可能なAIプログラミング、ステップを踏めば起業に副業にチャレンジ
「近い将来、人類の仕事はAIにとって代わられる」。さて、ここでクイズです。AIに代わられない仕事って何でしょう?答えは「AIをプログラムする仕事です」。落語のオチのような話ですが、初心者でもAIプログラミングを始められる受講コースやWebサイトがあります。まずはAIの基本を知りましょう。
そもそもAIって何かを知る
AI=Artificial Intellgenceは日本語で人工知能と訳されます。その定義も各識者でばらばらなほど最近の概念ですが、将来の人間社会には必須の研究です。様々な定義をまとめると、AIとは「記憶、学習、推論、判断といった高度な作業に必要な人間の知能をコンピューターで構築し、人間が脳内での作業をコンピューターが実施していくための仕組みや研究」を指します。ITテクノロジーの中でも、アプリの開発などとはジャンルが異なるので、今から身に付けても遅くはありません。
現在は2000年から始まった第3次AIブームの真っただ中で、さらに社会への発展、進化が止まりません。AIプログラミングは今後の転職、起業や副業にプラスになることは間違いありません。
人工知能とロボットとの違い
工場などの生産ラインでは、次々と動いて製品を作るアームだけのロボットが活躍しています。これらのロボットは決められた作業を安定してこなします。これに対してAIは自律成長が可能です。
ある程度、定められた条件やルールをもとに、AIが考え、決断することができます。単純な製品生産ラインに対して、ある人間が改善を提案して成果がアップすることがあります。まさにAIがそれと同じことができるようになります。
いわゆるブルーカラーの仕事を代行するのが産業用ロボットで、AIはホワイトカラーの仕事を代替する存在になります。
AIプログラミングに必要な知識
現在、AIの世界で注目されている技術が、機械学習とディープランニングです。初心者用プログラミングコースでもよく出てくる用語なので、覚えておきましょう。
大量のデータを扱う機械学習
人間が自然に行っている学習能力と同様の機能をコンピューターで実現しようとする技術・手法が機械学習(machine learning)です。コンピューターが優れているのは、人間よりはるかに大量のデータを処理する能力があり、その大量データを人間がするように分析し、いち早くパターンを見出して予測できることです。
こうした分析には数学の手法を使います。線形代数、微分積分、確率、統計学などですが、AIプログラミングにとって数学の詳細な知識が必要なわけではなく、こうした手法を使うことを覚えておきましょう。
自ら学ぶのがディープラーニング
ディープラーニング=深層学習、は機械学習の手法の一つです。AIの革命と言われる「人間のように自ら学ぶコンピューター」を実現させるための必須の概念です。データの特徴を深いレベルで学習しコンピューター自らが認識。データは音声や画像、文章などと多岐に渡って現在のAIの進化に役立っています。
この概念はまさに人間の脳の構造に似ています。脳の中にはたくさんの神経細胞(ニューロン)が存在し、連結部(シナプス)によって情報が伝達され、思考、記憶となっていきます。同様にコンピューターが神経回路網(ニューラルネットワーク)を構築し、学習によって人工ニューロンが複層化して問題を解決していく能力を持つことが、高度なAIには必要となります。
こうしたAIの構造概念を知ることが、AIプログラミングを始める上で役に立ちます。
AIに触れてみる
実は機械学習や数学理論を知らなくても、AIを使ったプログラミングができるサービスがたくさんあります。指示通り進めばAIアプリが簡単にできますが、基本的な概念を知っていれば応用して自分なりのAIアプリを作ることができます。
実際にAIアプリを使い、作ってみるには自分の興味のある分野から始めましょう。写真や映像に興味がある人は画像認証。そもそも第3次AIブームのきっかけも猫の画像をコンピューターが自分で認識できるようになったのがきっかけでした。
iPhoneの「Siri」やAmazonの「Alexa」のように呼び掛けると反応するAIスピーカーは音声認識の世界です。コンピューターとの会話から、今や音声認識家電にまで世界が広がっています。
将棋や碁、チェスなどでAIが人間のチャンピオンを負かしているのは、推論エンジンを用いたAIプログラミングの進化です。他にも、文章や自動車の制御や操作など、AIプログラミングが広がっています。
将来、AIに仕事を奪われないためには、自らがAIを使いこなせることが一番。現代ではAIプログラマーの需要は今後増えるばかりです。一見、難しそうに思えるプログラミングもゲーム感覚で理解していける学習サイトもあります。まさしく、始めるのは「今」でしょ。
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